~ 夢の途中 ~

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正義の味方

2017年11月18日 | 高校野球

明治神宮大会、日本航空石川・上田選手のスライディングに対し賛否の渦、いやそのほとんどの意見は大きく否に傾いている。

 ↓ ↓ ↓ これがそのスライディング動画



う~~ん・・・走者のスライディング技術が未熟、と言うか酷すぎる。が、この動画を見る限り故意には見えない。
走者はきちんと走路を走っている。まぁこれだけ身体がデカイんだから三塁ベース回る時はかなりの遠心力が働き大きく膨らまないと回れないだろう。
だけど大きく回った後はきちんと走路に入っているしスライディング自体もベースに向かっている。

ここで不幸なのは右翼手からの送球が左(三塁方向)にそれたがために捕手は三塁寄りで捕球、そのままタッチに行った。
が、タッチに行った場所が走路と重なりブロックするような形でタッチに行く。そこにスライディングしてきた走者とタックルに近い形でまさに衝突した・・・そんな感じのプレーだった。

これ、どちらの目線で見るか、自分が捕手だったら・・・あるいは走者だったら・・・で大きく意見は変わってくるのだろうけど今回はあまりにも体格差が大きすぎた。

だがやはりネット社会は恐ろしい。



このタイミングの画像が出回り・・・・そりゃあこの画像だけ見れば明らかに非があるのは走者のほう。
だけど一連の動作で判断してあげないとあまりにも走者がかわいそうだ。

このプレーに対し野球の指導をしている方々や審判をしている方たちも『正義の味方』よろしく、「完全にアウトのタイミングだから」、「わざと膝蹴りしている」、「純粋な高校生のプレーではない」、「スライディング技術が低い選手は試合に出すな」、「勝つことだけにこだわるような指導をしているからこんなプレーする選手が・・・・・」
挙げ句の果てには「こんな高校は選抜に出すな」そんな乱暴な意見まで噴出している。

なんだろうこの違和感。アウトのタイミングならスライディングしちゃいけないのか?途中で諦めてアウトになりに行かなきゃいけないのか?
もちろん相手にケガをさせてまで・・・そんなプレーは許されないだろうけどあの場面、9回裏で同点でありあれがセーフなるかアウトになるかで勝敗が決するプレーになるんだから両者とも必死になるのは当たり前。必死すぎた結果のプレー。

勝ちにこだわるのはいけない事なのか?今回のこのプレー、走者のスライディングも上手くはないが捕手のタッチに行く位置取りも良くない。

まだまだ発展途上な高校生のプレー、もちろん危険だろうけど起こるべくして起きたプレーだろう。

技術が低いから危険?アマチュアだから危険?何でもかんでも危険で規制しなければ・・・そうなれば投手にも規制すべき。

プレー中に起こるケガの多くは死球がらみ。であれば・・・アマチュアの高校生でありコントロールも未熟だろうから130㌔以上の直球をインコースに投げてはならない、とか、いや牽制球を投げれば走者はヘッドスライディングで帰塁し突き指するから牽制球は禁止・・・・そうなると盗塁し放題になるからいっそのこと盗塁も禁止しよう・・・・内野ゴロで送球が逸れて一塁手と走者が接触するケースもあるから内野ゴロは捕球した時点でアウトにしよう・・・・


そしてついには、外で野球すると日射病の危険もあるし・・・思い切ってパワプロで勝敗を決めては・・・・何をか言わんやです。


仙台育英から航空石川・・・ネット社会の恐ろしさを感じるプレーでした。
選手の皆さんは大変でしょうけど目標に向かって頑張って下さい。

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