ひげ爺さんのお散歩日記-2

日々新た、今日は今日、明日は明日の風が吹く

「ナンバンギセル(南蛮煙管)」 ハマウツボ科 

2015年09月19日 21時04分44秒 | 日記
  「ナンバンギセル(南蛮煙管)」 ハマウツボ科 ☆9月22日の誕生花☆
           花言葉は… 物思い・遠距離恋愛



今朝の最低気温は午前6時の17.2℃。 最高気温は午後3時の26.0℃。
今日も雲が多いながらも日の差す時間帯も有り、まずは爽やかな一日でした。

散歩に出た9時の気温は22.6℃、日差しが有るので小野田式日除け布を帽子に装着。
今日は久米田池の畔を歩きましたが、ランナーを多く見掛けました。
シェープアップされたランナーが颯爽と走り去る姿… カッコいいですね(特に女性は・笑。
思わず振り返って見送ります。 あんな姿を見ると “ひげもまだ走れるかなぁ” なんて(笑。
気持ちだけは若いんだから(笑。

今日の花は 「ナンバンギセル(南蛮煙管)」 です。


昨年、10月初旬にこの花の群落を発見しました。 が、少し時期を過ぎていて
来年(今年)は少し早めに行って撮ろうと思っていたのです。
産業団地の一画なのですが、いまだに会社は建っていず、カヤ(茅)の生える空き地に
なっています。 その茅の根元にこの花は咲いています。




この植物は、葉緑素を持たない為、光合成が出来ず、ススキやカヤ、サトウキビなどの
イネ科の植物の根から養分を吸い取る寄生植物です。 
決して美しい花ではありませんが、小首を傾げた形から人気があります。

 
万葉集にも「思い草」として読まれています。
『道の辺の 尾花が下の思ひ草 今更々に 何か思はむ』 
“尾花” はススキ、 “思い草” は「南蛮煙管」の事だそうです。 
解釈の一例として “道ばたに生えるススキだけを頼って生きている思ひ草のように、
私はあなた一人を頼りに生きているのですから、今さら、何一つ考えることはありません” 
そして小首を傾げて“ もの思いに耽っている花姿” が “ひたむきな恋” を連想させた…。
この和歌は 「思い草(南蛮煙管)」 がススキなどへの寄生植物で有ることを知って
詠んだと云う事なのでしょうね。 この時代に凄い事ですね。 

  
「南蛮煙管」 の名は南蛮人と呼ばれたポルトガル人やスペイン人の船員が咥えていた
パイプに似ているところから名付けられました。
若い人には「煙管(キセル)」と言っても分からないかもしれませんね(笑。
私のお爺さんたちは、この花の形のパイプで、刻みタバコを吸っていました(古っ!・笑。
先端の刻み煙草を詰める部分と、吸い口の部分が金属で、その間は竹で繋いであります。
“キセル乗車” と云う言葉はこの “煙管(キセル)” から来ているんですね。
【両端(乗車駅と下車駅)だけお金を使い、途中はお金をかけない】 と云う意味です。 
原産地は中国、朝鮮半島、日本(北海道から琉球まで)など東アジアです。

今日の歩数     13,903歩 (南蛮煙管撮り朝散歩)
9月総歩数    225,514歩= 157.9km(1歩を70cmに換算)
今年総歩数   3,933,078歩=2753.2km