ひげ爺さんのお散歩日記-2

日々新た、今日は今日、明日は明日の風が吹く

「マンリョウ(万両)」 ヤブコウジ科 

2016年12月31日 12時40分32秒 | 日記
    「マンリョウ(万両)」 ヤブコウジ科 ☆1月23日の誕生花☆
          花言葉は… 慶祝・寿ぎ・陰徳・金満家



今朝の最低気温は夜中0時の1.6℃。  最高気温は午後3時の12.0℃(予報)。
良く晴れて風も無く、穏やかな大晦日です。 柔らかな日差しが降り注いでいます。
初日の出、拝めそうです(目が覚めていたら… ですが・笑。


        化学工場のお正月(昭和40年代)  
入社した頃を思い出しながら書いてみます。
私は化学会社で “ポリプロピレン” という合成樹脂を製造していました。
盆も正月もゴールデンウィークも関係無く、3交代勤務(1番方は7時半~15時半、
2番方は15時半~22時半まで、3番方は22時半~翌朝7時半までの勤務)をしていました。 
一度設備を停めると再び立ち上げるのに10日位かかるので、お正月も休みなく
運転していました。 
そして若い人や遠方から赴任している人を優先して休ませる(帰省)ので、
地元の者はその人の分まで勤務する事になります(連続2方勤務する事も多かったのです。
でもそれは私たち若い者には望むところでした。 なぜなら…
休日出勤手当と残業手当と、正月手当が支給されるからです(これは大きかった・笑。

お正月はトラブルを避ける為、最も安定して製造出来る(作り易い)銘柄を生産していました。
朝の申し送りが済むと、一休みした後に現場パトロールに出ます。
この時期の点検は機器の異音や異臭はもちろんですが、凍結防止も主な項目です。
化学工場なので万一の為の洗眼設備(目に薬剤が入った時の為)が各所に有ります。
各所のホースステーションもそうですが、凍らないように少し水を流しておきます。
ですが、流す水が少ないと凍って配管が破裂してしまいます。 頃合いが難しいんです。
その流した水が凍ってタワーの上から巨大なツララが下がっていたりすると、
昨夜は冷えたんだなぁっと思いながらのパトロールです。

お昼は仕出し屋からのお弁当をとるのですが、妻帯者からお節料理の差し入れも有りました。
それを肴にちょっとだけお神酒をいただいたような、いただかなかったような…(笑。
午後になると正門の守衛から電話があります 「工場長が新年の挨拶に来たぞ~」 って(笑。
控室の机の上をささっと片付けて、何も無かったように装います(笑。
が、工場長も気付いていたでしょうね(笑。 
出勤している者にねぎらいの言葉をかけた後、お神酒を重合槽や主な機器に振りかけ、
安全運転を祈願して歩きます。

お正月が夜勤などに当ると、子供らに 「静かにしとれよ~」 と言って寝ていました。
子供たちには可哀そうな事でした。 たまたま元旦が休みに当ると嬉しかったものです。
そしてお正月気分も抜けた10日頃から1週間有給休暇を取って我が家のお正月でした。 
録り溜めたお正月番組のカセットテープを見ながらのお正月…。 味気ないものです(笑。 
現役を退き、ちゃんとしたお正月を過ごせるようになって、
世間のお正月ってこのような物だったのかと感じています(笑。
今夜も後輩たちは会社で頑張っている事でしょう。 無事故で頑張れよ~。


 今日に花は縁起の良い木 「マンリョウ(万両)」 です。
「リンク友達様、これはつまらぬ物でございますが…」 
「ひげ爺、これはなんじゃ?」 「リンク友達様のお好きな饅頭でございまする」
「どれどれ… ほ~う、この饅頭、山吹色に輝いておるではないか… 
 ひげ爺、そちも相当のワルよのう」 
「いえいえ、リンク友達様ほどでは…」 「ふぉっふぉっふぉっ……」(笑。




深い緑と赤い実のコントラストが美しく、お正月飾りの縁起物になっています。
「万両」 は実の数が多く、葉の下に実を付ける為、鳥に食べられ難く、
長い間実を付けているところも “おめでたい” とされる所以です。






ピンク色の実や、白い実が生る 「白実の万両」 もあります。 
紅白揃うと更に縁起が良いですね。 
日本では縁起の良い木ですが、所変われば… 
アメリカのフロリダに持ち込まれた 「万両」 は、人家の周りの林に繁殖し過ぎて、
帰化有害植物に指定されてしまったそうです。
新天地アメリカは 「万両」 にとってはアメリカンドリームだったのでしょうね(笑。 
原産地は日本、中国、インド、東南アジアだそうです。


        「来年もよろしく願いします
今年も “ひげ爺さんのお散歩日記-2” に多くの方が訪問して下さいました。
そして沢山のコメントを頂き、ありがとうございました。 
1年間休まず書き続けられたのは、皆さんの励ましによるものです(感謝。
また皆さんのブログを読ませていただき、大いに刺激を受けました。
来年も散歩中に見掛けた花々をアップしながら、書き続けようと思っています。
そして、お庭や畑の花の写真を撮らせて頂いた皆さん、散歩中にお知り合いになり、
親しくお話をさせていただいた皆さん、楽しい時間をありがとうございました。 
来年も宜しくお願いします。 それでは、皆さん良いお年をお迎え下さい。
来年こそは、全ての人々が平穏で安心して暮らせる一年であります様に!』(祈。

「センリョウ(千両)」 センリョウ科 

2016年12月30日 18時27分38秒 | 日記
     「センリョウ(千両)」 センリョウ科 ☆12月26日の誕生花☆
       花言葉は… 財産・裕福・利益・富貴・恵まれた才能



今朝の最低気温は午前6時の4.1℃。  最高気温は午後3時の9.2℃。
今日は一応晴れていましたが雲の多いお天気でした。

  《朝散歩… 包近公園周辺  6.4㎞  9,132歩  1時間45分》
今朝10時から買い物に行き、午後少しだけ近所を歩いて来ました。
もう帰省は始まっているのでしょうが、阪和自動車道では上り下りとも交通量に
変わりは有りませんでした。
それにしても皆さん洗車が好きですねぇ。 1時間半の散歩中に何度見た事か(笑。
たぶん10回位は洗車風景を見掛けました。


今日で今年の歩き納めとし、 「ひげ爺さんの月別年間歩数表」 を閉めました。


  「2016年の記録」 (1歩を70cmに換算)
  1月   397,418歩  278.2km
  2月   279,123歩  195.4km
  3月   361,095歩  252.8km
  4月   406,560歩  284.6km
  5月   472,877歩  331.0km
  6月   446,117歩  312.3km
  7月   417,251歩  292.1km
  8月   358,312歩  250.8km
  9月   359,636歩  251.7km
 10月   412,177歩  288.5km
 11月   319,818歩  223.9km
 12月   299,126歩  209.4km
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 今年計 4,529,510歩 3170.7km


こうしてグラフで見ると、2013年をピークに体力の低下、気力の低下が一目瞭然ですね(笑。
でも、日本列島の距離は3000kmと言われますから縦断は達成したと云う事で…。


 今日の花はお正月の生け花に欠かせない 「センリョウ(千両)」 です。



“○○両” と名付けられている木は… 一両、十両、百両、千両、万両と揃っていますが、
本名で通っているのは 「千両」 と “万両” だけです。 
「千両」 も元々は 「仙寥」 と書かれていたそうですが、“万両” とペアで売り出した方が
良く売れるだろうと、江戸時代後期から 「千両」 の名が当てられたそうです。 
なんだか商売上の思惑がぷんぷんして来ますね(笑。
「千両」 と “万両” の違い…  実物を見れば一目瞭然ですが、
「千両」 は葉の上に実が生り、“万両”は葉の下に実が生ります。  
それは “万両” の方が 「千両」 より重いから… と理由を付ければ覚えやすいかも(笑。
実の大きさも 「千両」 の方がずっと小さいです。



 
実が黄色くなる 「キミノセンリョウ(黄実の千両)」 と云われる物も有ります。
原産地は日本を含む、東南アジアです。

 ところで…鼠小僧が抱えて屋根の上を飛び回っていた“千両箱”の重さってどれ位でしょう。
25両が一包みで、それが40個で千両だそうです。 
1両の重さは時代によって違い、江戸初期のものは約18g、後期のものは約11g
だったそうですから、千両はおよそ11kg~18kgですね。 
鼠小僧は江戸後期の人物だったとそうですから、千両箱は箱共々12kg位でしょうか。 
それでも2L入りペットボトル6本が入った箱とほぼ同じ重さですから、
とても肩に背負って屋根の上は跳び回れませんよね(笑。


今日の歩数     9,132歩 (日本人は洗車好き昼散歩)
12月総歩数   299,126歩= 209.4km(1歩を70cmに換算)
今年総歩数  4,529,510歩=3170.7km


「ギョリュウバイ(御柳梅)」 フトモモ科 

2016年12月29日 21時35分03秒 | 日記
   「ギョリュウバイ(御柳梅)」 フトモモ科 ☆1月28日の誕生花☆
          花言葉は… 蜜月・華やいだ生活・克己



 今朝の最低気温は午前6時の1.2℃。  最高気温はお昼正午の8.6℃。
快晴とまでは行きませんが良く晴れました。 でも風は冷たかった。

  《朝散歩… 岸和田南部  7.2㎞  10,221歩  2時間》
今日は10時半から妻と一緒に母の見舞いに行くと云う事で、短縮散歩でした。
先日 “マサキ(柾)” をアップしたばかりですが、今日ある会社の駐車場で、
実を沢山付けた見事な “マサキ” を見かけました。 これをアップしたかった(汗。

アップした後で良い写真が撮れる事ってよく有るんですよねぇ。 早まったなぁ(笑。  

 母の見舞いに行って来ました。 
この時期、見舞いに訪れる人はマスク着用が義務付けられています。
マスクをしたひげが誰だか分るかなと思いましたが… 「よっちゃん」(笑。
あ~良かった(笑。 顔は多少むくんでいて、うつらうつらしていますが、
問いかければしっかり答えてくれます。
と言っても、「お婆ちゃん、今何月?」 「わからん」
「もうすぐお正月よ」 「ほうねぇ」 …と言うぐらいですが(汗。
もう家に帰りたいとは言いません。 
今を受け入れているのか… もう私たちと一緒に暮らしていた事を忘れているのか…
それでも 「お婆ちゃん、もう帰るけぇね」 と言うと 「また来てね」 と言って
私と妻の手を取って寂しそうな顔を見せました(涙。

 午後は来年用の 「ひげ爺さんの月別年間歩数表」 と、そのグラフの作成。
表にその日の歩数を打ち込むと、その月の合計歩数、合計歩行距離、年間総歩数、
年間総距離がグラフになって表示されるように作っています。 
これも関数の使い方をほとんど忘れている(何しろ年に1回の事ですから・汗。
備忘録を作っておけばいいのですが、その時は大丈夫、覚えてると思っているのです(笑。
まあ、1年に1度、頭を使うのもいいかな(笑。


 今日の花は遠くからでも良く目立つ真紅の花、「ギョリュウバイ(御柳梅)」です。




 
原産地はタスマニア、ニュージーランド、オーストラリア南東部で、日本へは昭和の中頃
渡来したそうです。 まだ新しい花なんですね。 
葉が “御柳” の木に似ていて、梅に似た花を付けるところから名付けられたそうです。





 
白の花も有るそうですが、この辺りではこの真紅の花と少し薄い色の花しか見掛けません。 
原住民がこの木の葉をお茶として利用していた事から、英名は 「ティーツリー」 と
呼ばれているそうです。 
またニュージーランドではこの花(一重の白花)から採れる蜂蜜を “マヌカハニー” と云い、
香りが良く、殺菌作用が有るとして特産品になっているそうです。 
“マヌカ” とは原産地の原住民 “マオリ族” の現地名です。


 カッチカッチ… 火の用心! 今年も自治会内を “夜回り” が回って来ました。 
7時半からの前半は子供たちも一緒に回り、可愛い声で火の用心を呼びかけています(笑。
カッチカッチ… 「火の用心… お餅焼いても家焼くな~」 
子供たちの可愛い声が聞こえて来ました(笑。
今日と明日、7時半~10時まで30分毎に巡回して来ます。


今日の歩数    10,221歩 (凄いマサキを見た朝散歩)
12月総歩数   289,994歩= 203.0km(1歩を70cmに換算)
今年総歩数  4,520,378歩=3164.3km


「オキザリス・桃の輝き」 カタバミ科 

2016年12月28日 20時27分09秒 | 日記
          「オキザリス・桃の輝き」 カタバミ科
         花言葉は… 輝く心・母親の優しさ・喜び



 今朝の最低気温は午前6時の3.5℃。  最高気温はお昼正午の7.1℃。
朝方は快晴。 ですがお昼頃には曇って、それほど気温は上がりませんでした。
まだ少し強めの風が吹いていて、日差しが有るわりに寒い一日でした。

 今年もあと4日になり、いよいよ押し詰まって来たと思われ…
何かしなくてはいけないと思われ… 散歩前に “しめ飾り” を飾った訳で…
はっはっはっ… “北の国から” を見ていると、純の口調が移ってしまった(笑。
9の付く日は縁起が悪いと云う事で、末広がりの8の付く日に取り付けました。
さあ、いつでも来い来いお正月(笑。


  《朝散歩… 久米田池周辺  9.4㎞  13,377歩  2時間15分》
3日間家に閉じこもって、すっかり怠け癖が付いてしまいました(笑。
ですが今日は散歩に出ない理由が見付からない(笑。 意を決して散歩に出ました。
手袋2重、スキー用の首まで襟が有るセーターを下に着て、冬用のウインドブレーカー。
それでも寒い。 少しでも寒さを感じないように、立ち止まらないで歩きました。
散歩に出た9時の気温は4.8℃。


 今日出会ったワンコちゃんはまともに目を合わせてくれません。
でも大人しい血統の良さげなワンコちゃんでした。 


 今日の花は 「オキザリス・桃の輝き」 です。



花びらを閉じている 「桃の輝き」 は散歩に出てすぐの様子です。
カタバミの仲間は朝寝坊。 日差しをたっぷり浴びないと花が開きません。
朝の散歩時には開いていなくて、帰る頃(お昼前)になってやっと開きます。
花開いている 「桃の輝き」 は同じ場所で帰りに撮った写真です。



 
日本で作出されたのでしょうか? 名前の通り、鮮やかなピンクが綺麗ですね。


鉢植えの物は鉢から溢れんばかり、こぼれるよう沢山の花を付けています。
“オキザリス” はギリシャ語の “酸っぱい” を意味し、葉や茎に蓚酸を含んでいます。
昔は、真鍮で作った仏具などをこの葉で磨いていたそうです。 
カタバミと云えば“クローバー”に似た3枚葉が定番ですが 「桃の輝き」 の葉は
小さくて細長い3枚葉。 葉の先端の切れ込みに、僅かに面影が残っています。


  【ひげ爺の子供見守り隊日誌・アーカイブス】
2012年1月31日(火) 今日の見守り隊は3時半からの1回。 
6年生の女の子。 この位になるとちゃんとした話が出来ますね。 
「おじさんはどんな仕事をしてたんですか」 「おじさんの奥さんってどんな人ですか」
…おっちゃんではなく、おじさん(笑。
美人ではありませんが、魚河岸が似合いそうな姉御肌(小池栄子に似た顔立ち・笑。
よく小さな子供を集めて遊んでやっています。 その子と話しながら歩いていると…
先に帰っていた幼稚園児の女の子が 「おねぇちゃ~ん」 と言って駆け寄って来ました。
「おっ、この子は妹か?」 「ちゃうよ~、可愛いやろ~、この子、うちが産んでん」 
「へ~、お前の子供?」 「うん、難産やってん」 「ほ~か~、しっかり育てぇや」(笑。
こんな女の子、学年に1人はいるんですよね(笑。
2~30年後を見届けたいです。 良い人生を歩みますように…(祈  ------------
当時6年生の女の子は今高2、幼稚園児だった女の子は今小5。 四姉妹の長女と3女です。


今日の歩数    13,377歩 (4日振りの朝散歩)
12月総歩数   279,773歩= 195.8km(1歩を70cmに換算)
今年総歩数  4,510,157歩=3157.1km

「パンジー」 スミレ科 

2016年12月27日 21時00分18秒 | 日記
    ラララ~ラララ~… ミルク色の夜あけ 見えてくる真っ直ぐな道
        忘れないよこの道を パトラッシュと歩いた 空に続く道を…
          フランダースの犬の主題歌 ♪よあけのみち

       「パンジー」 スミレ科 ☆1月9日の誕生花☆
        花言葉は… 思慮深い・私を思って・物思い



 今日も “今日の最低気温は…” と書くには書きづらい気温の変化です。
一応、今朝3時の気温が11.3℃で朝のうちの最低気温でした。
そして今日の最高気温が午前9時の17.1℃。 
それから時間が経つにつれて気温は下がり、午後6時は11.1℃で降下中。
明朝の気温は3.2℃の予報です。 終日雨が降ったり止んだりの風の強い一日でした。

 朝方は強い風を伴った雨。 ちょっとした台風並みでした。
と、云う事で今日も散歩は無し(3日連続の歩数0です・笑。
で、今日見たのは “フランダースの犬” です(笑。
このアニメも断片的に見ていて、もう筋は知っているのですが、見始めたら止められない。
家賃も払えない、食べ物にも事欠く貧困から逃れるために、奨学金が貰えると云う
絵画コンクールに応募するが落選。 失意のネロは愛犬パトラッシュと共に大聖堂で
天使に迎えられ息を引き取る…。 という悲しい結末です。
ですが、アメリカ版のフランダースの犬は “あまりにも可哀そう過ぎる” と云う事で、
生き別れだった父親と再会するというハッピーエンドになっているそうです。
 

 クリスマスも終わり、後はお正月に向かってまっしぐらですね(笑。

それにしても11月頃から年末までが早かった~!(笑。
歳を取ったら時間が経つのが早いってホントだわ。
小中学生の頃は一年が長かったな~。 夏休みがなかなか来なかった。
よく子育てや仕事など、忙しくしていると時間が足りなくて時が経つのが早く感じる
って云うけど、これは私には当てはまらない。 なぜって、全然忙しくしてないもんね~(笑。
一説によると、何度も経験して全体の様子が分かると、時間が経つのが早いそうですね。
初めての道は遠く感じるが、帰りの道は短く感じる。
新しく経験する事が少なくなる程、時の経つのが早い。 これだな~(笑。
“50歳の人の10年間は、5歳の子にとっての1年間” …
“5歳の子の1日は、50歳の人にとっての10日間” …とか(汗。
これから先どんどん早くなるんだろうな~。


 今日の花は 「パンジー」 です。





「パンジー」 の名前はフランス語の “パンセ(思想)” から名付けられ、俯き加減に
咲いている様子が、何か考え事をしているように見えるところから名付けられたそうです。 
花の大きさが3~4cmの小型のものを “ビオラ” と云い、5cm以上の大型のものを
「パンジー」 と呼ぶようです。 
ひげは花が人の顔に見える物が“ビオラ”、見えないものが「パンジー」と思っています(笑。   
最近は中間の4cm位の大きさのものは“ パノラ” と呼ぶのだそうですが…



 
改良される元になった“ビオラ・トリコロール”という“スミレ”の原産地はヨーロッパ、
アジア西部だそうです。 「パンジー」 も “ビオラ” も種子や根茎に毒が有り、
食すると嘔吐や心臓麻痺、神経麻痺を起こす事があるとか。 
日本には江戸時代に渡来したそうです。 「パンジー」 や “ビオラ” の花弁は5枚。 
下の1枚が一番大きく、その両脇に1枚づつ、この3枚には柄(模様)が有り、
上の2枚には模様が有りませんね。


その花の模様について面白い記述を見付けました…
【あるところに夫婦と二人の娘達が住んでいましたが、妻が死んだ後、夫は別の女性と
結婚しました。 この後妻にも二人の娘が生まれました。 
後妻は先妻の継子達には二人に1つの椅子しか与えず、自分の娘たちには1つずつ与え、
自分は2つの椅子に座りました。
この家族が死んだ時、聖ペテロは彼女達を生前の姿のままパンジーの花に変えました。
いつも1つの椅子に座らされていた先妻の子供たちは喪に服して白い衣装をまとっていました。
それに対して、後妻の娘達と2つの椅子に座っていた後妻は青と赤の衣装を身にまとい、
喪には服していませんでした。 パンジーの5枚の花びらのうち、一番下の派手な色彩の
花びらが年の若い後妻、両脇の2枚が後妻の子、上の地味な2枚の花びらが先妻の娘達です。
パンジーの一番下の花びらには萼(がく)が2枚あり、中央の2枚の花びらには
1枚ずつ萼がありますが、上の2枚の花びらには萼が1枚しかついていません。 
それで、萼を椅子にたとえて、後妻が2つの椅子にゆったりと座り、その娘達は1つずつの
椅子に座り、先妻の娘達は二人で1つの椅子しか与えられていない、というわけです。
そのため、ドイツではパンジーのことを「小さい継母」とか「腹違いの妹」などと呼んでいます】

今日の歩数   0歩。