郷土教育全国協議会(郷土全協)

“土着の思想と行動を!”をキャッチフレーズにした「郷土教育」の今を伝えます。

スクールガードで出会う人々(3)

2024年02月17日 | 日記

小中学生の他に通学する高校生にも出会います。

中には、中学生の頃からこの場所を通っていた子もいますが、大半は初めて出会う生徒たちです。

 

中学の頃から顔馴染みの子はしっかりした挨拶を交わすので分かりやすいのですが、初めて出会う子は面白いものです。

私が「おはようございます!行ってらっしゃ〜い!」と声を掛けると、驚いたように顔を見て挨拶を返す者と、ほとんど無視して通り過ぎる者がいます。

 

音楽を聴きながら脇見もしないで前を向いて歩く子は良いとしても、中にはスマホを見ながら歩いて行く子がいます。

歩きスマホは危険極まりないので、その子がやって来たら、耳元で「おはよう!」と敢えて声掛けをしますが、それでも聞こえないふりをしてこちらを見向きもしません。

 

「歩きスマホはやめましょう!」なんて声掛けするのは私の美意識に関わるので、滅多に言うことはありませんが、先日は電柱にぶつかる寸前で顔を上げたので、どこかにセンサーでも付いているのだろうと放置しています。

 

 

高校生もだんだん馴染みになってくると、その子と間にあるパターンのようなものができあがってきます。

 

名門N高校の野球部に入ったという高一の男子は、一際目立つ丸刈りで重そうな野球バッグを肩に下げてやって来ます。

「オザッス!」とも「オハザス!」とも聞こえる大きな声で挨拶をしてくれます。

 

聞くところによると、彼は昨年度まで地元のM中野球部キャプテンだったといいます。

同じ野球部に所属する私の孫によると、S先輩はN高校野球部に入ることが在部中の目標だったとか

体格は決して大柄ではありませんが、朝から表情がとっても良いのが、見ていて好感が持てます。

部員が12年生で50人というから、レギュラの座を獲得するのは容易ではなさそうですが、そんな彼に時々エールを送ります。

「大変だなぁ、でも、応援してるよ。ガンバレ!」

「アザス!」と元気な声が返ってきました。

 

 

 

-S.S-

 


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