彼とは一緒に風呂へ入ってる時に
ポロっと面白い話が聞ける
ついつい私の少年時代を語ってしまうのだが
それを興味深く聞いてくれるかと思ったら
「何で じいちゃんは 自慢ばかりするの?」って言われた
「ゲームなんかなくたって 楽しい遊びを考えて遊んでいたんだよ!」
なんて言おうものなら
「なかったから あたりまえでしょ!」
「そう 何もなかったから子どもたちは色々工夫して遊びを発明したんだ」
・・・・・
話は水掛け論になってしまう
こんな流れで先の言葉「自慢」が出てくるのだ
孫とは言え いや〜な感じがしたので
風呂の中から彼をめがけてお湯を飛ばした
すると彼は手に持ったシャワーで対抗してくる
水掛け論ならぬお湯掛けの戦い
ひと段落した後
「何で自慢するか教えてやろうか?」
「・・・・」
「じいちゃんは年寄りだから 早く死んでしまうんだよ
だから やったことを誰かに教えておきたいから言うんだよ」
「ふ〜ん・・・」
このパターンは遊びの話だけではない
彼は私がちょっと真面目に話すとすぐ「自慢」だと言う
言われると嫌な感じはつきまとうが
一旦認めてしまったからには
もう この流れで居直るしかない
もっと「自慢」話をするだけだ
-S.S-
どうだ、うらやましいか。