2025年4月27日付東京新聞「本音のコラム」
前川喜平さんが書かれているが、未だにこんな事が問題になっているとは情けない限りだ。
この国の教育の硬直性をまざまざと示している。
こんな発想で10年どころか100年一日の如く学校現場に押し付け続けているのも、ある意味ものすごい事である。立場を逆にすればね…。
前川さんも言われるように、この信州大学附属松本小の教員は、もしかしたらすごく力 . . . 本文を読む
04月13日(日)朝10時、テレビ朝日のテレメンタリーPlus「独白 引きこもり40年、それから・・・」を見ました。
山口県宇部市に暮らす国近斉さん、1962年生まれ。
子どもの時から、内気で、内向的なタイプ、中学時代、仲の良い友人がいた、同じ高校を受験したが、友人は不合格だった。
入学した高校は屈指の進学校、国近さんは、周りのみんな優秀で自分は劣等生、授業がわからない、高校2年で中退 . . . 本文を読む
藤川佳三監督はこの作品の前に、『石巻市立石巻小学校避難所』を撮影しています。
津波で家族をなくし、家財を失った被災者たち、見ず知らずの人たちが扶け合い家族のように共に暮らす「石巻小学校避難所」、2011年4月の開所から10月の閉鎖までの日々を記録したものです。
避難所でとりわけ個性的で、明るく、存在感ある村上愛子さん(当時69歳)、「みんなには怒られるかもしれないけど、私には津波サマサマだ」と . . . 本文を読む
さて、今回は学校現場の状況を見てみよう。
先日、ある学校で管理職からこの様な文書が配られたという。
「働き方改革」の現場での取組み精神ともいうべきものか、具体から抽象論に至るまで提言している内容だ。
逆に言うと、これらの事柄を教員たちは出来ていなかったり必要と感じていないということだ。
「校務分掌や行事・教育活動を見直す」とあるが、これが管理職から提案されるとは、一体どういうことなのか . . . 本文を読む
最後に③について、あらためて考察したい。
夏季休業中に数日間[今年度は8月13日(火)から8月16日(金)]の学校閉庁日を設けるという件だ。
地方の方ではかなり以前から行われていたものだが、それはいわゆる「お盆休み」というもので、旧盆の時期に設定するのが通例だ。
因みに、明治政府は近代化を進める上で江戸時代まで続いてきたものを次々に西洋化させていったが、暦の扱いもその一つであった。
それまで . . . 本文を読む
次に②の件について考えてみよう。
「毎月1日以上の一斉定時退勤日を設ける」という点だ。
この発想というか表現された文言には、ついつい笑ってしまった。
「一斉定時退勤」するのは結構なことだが、何故一斉なの?
組合のストライキなら一斉行動は極めて重要な要素であるが、普段の勤務において定時退勤は一斉であろうが個人別であろうがどうでもよい話だ。
それとも、「超過勤務拒否闘争」として地域・保護者に宣言し . . . 本文を読む
次に①についてだが、敢えて通知するのは、時間外の電話や来校者への対応が少なくないのが実情なのだろう。
民間も含め普通の事業所は、敢えて時間外に営業する場合はその趣旨が外部に周知されている。
しかし、学校は逆なのか⁉︎
即ち学校はいつでも開いている(営業している)のが前提になっているのか⁉︎
今でも遅くまで校舎内の電灯が灯っている学校はあるのだろうが、数年前に区内の某学校は午前0時を超えても電 . . . 本文を読む
次に区教委が出した文書の内容の詳細を見てみよう。
区当局が掲げた「勤務環境の改善に向けた取組み」には3つある。
①電話・来客の対応は、原則、勤務時間内に行います。
<教職員の勤務時間は概ね8時15分から16時45分です。>
②毎月1日以上、教職員の一斉定時退勤日を設けます。
<各学校のホームページ等でお知らせします。>
③夏季休業中に数日間の学校閉庁日を設け . . . 本文を読む
今回も標題とは直接は繋がらない話になるが、後に大きくは関連することになる。
まず、区教委が保護者・地域向けに発した文書について少し突っ込んで検討したい。
区教委の保護者や地域に対するスタンスは、一方的に消費者・利用者扱いしている点である。
「ご不便をおかけしますが、何卒、本趣旨をご理解いただき、ご協力をよろしくお願いいたします」という文言に、その姿勢が表れている。
これは一見すると保護者側に . . . 本文を読む
今回は、ちょっと目先を変えて実際に私が認識しうる範囲の話をしよう。
4/23、SSSで勤務している学校に出勤したら、机上にあった1枚のA4文書に目がとまった。
都教委・区教委の連名で教員向けに出された文書だ。
「子供たちの健やかな成長を願って」〜教員の皆さんへ〜
という標題の文書だ。
(写真参照)
要約すると以下の通り。
・子ども個々への理解を深め、良好な人間関係を作ることが重要。
・ . . . 本文を読む
教育委員会の間違いは山ほどあるので今回は取り立てて扱わないが、その指導の下で愚かな振る舞いをしている現場から見ていきたい。
まず、今の学校現場が教育委員会の言いなりになっていることもダメな理由の一つであるが、それは同時に管理職も含め一人一人が教員としての誇りや哲学を持ち合わせていないことも背景にはある。
これは、時には当局サイドが言う言葉かもしれないが、要するに「プロ意識に欠けている」からであ . . . 本文を読む
希望を持って入って行った学校現場から、一年も経たずに去ることになってしまったBさんの心境を考えるに、どんなにか悔しい思いをされたことだろう。
たまたまであるが、彼女は私の出身大学・学部の後輩である。
典型的な「でもしか」で教員になった私自身を棚に上げて言うのは厚かましいが、今でもここを卒業して教員になる若者は大きな期待を背負わされての就職である。
Bさんがどう感じていたのかは分からないが、 . . . 本文を読む
私が関わっている「江戸川教育文化センター」のブログに以下の文を投稿したのは2019年3月でした。
この状況は基本的に現在も変わっていないではないでしょうか・・・。
結果的に教員になったばかりのBさんは職場を去ってしまうのですが、この時にAさんは彼女にとって唯一の頼れる存在だったに違いありません。
因みにAさんはその後、機関誌『郷土教育』の読者になり、何度となく現場実践を投稿していただいたものです。 . . . 本文を読む
④「佐倉市の勤務とムスリムの児童」
まず、10年ぶりの「転勤」ということで、12月末現在、まだまだ心身ともに、佐倉市の体制についていけてないのです。
それは「時間」が解決するものと、信じるしかないと思っています。
それはそうと、現在の学校については、5月の連休明けくらいに書いた考えと全く変わっていません。
ただ、「ムスリム」の児童とのかかわりは、自身の今後を考えても、大変有意義だったかと思 . . . 本文を読む
①「能登半島地震」
これが起きた時、都内の某所で呑気に「一人新年会」していました。
実は、職場の同僚が、能登地方に帰省してることを知っていたので、安否が気になり、すぐにメールで連絡したのですが、音沙汰なく。
翌日、職場に行くも、管理職はもちろん、誰も学校には来ず、仕方なく、私が学校からの電話連絡で安否確認するものの、留守電サービスのまま。
さらにその翌日になり、本人から無事のメール返信があ . . . 本文を読む