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郷土教育全国協議会(郷土全協)

“土着の思想と行動を!”をキャッチフレーズにした「郷土教育」の今を伝えます。

高齢者たちの自由について(1)

2025年06月10日 | 日記
1 フルムーン旅行なんかまっぴらごめん―鬼ババア上等だ! 一時フルムーン旅行などと銘打って定年後の夫婦旅行のプランが宣伝されていたが、近ごろは友だちとの旅行や一人旅のすすめばかりが目立つ。 妻からすれば、旅行先で、夫の世話係なんてごめんなのは当然だ。 去年、小さな港町に旅行に行ったら、夜の食事所が居酒屋とインド料理店しかなかった。 居酒屋へ行ったら、年配の女性が三人、楽しそうに声をあげ . . . 本文を読む

歯科衛生士が突然やめる

2025年06月07日 | 日記
長年歯医者は痛くて怖いものと思い込んでいたが、三年前に限界を感じ治療した。 今はいわゆる治療は終わり、今は2か月に一度歯石取り、歯のお掃除に通っている。 頭と体がすっきりして歯の治療は体全体の健康を支えていると感じている。 私の選んだ歯医者は腕がいいらしく快調である。 ところが、先月歯科衛生士が突然退職した。 もう二人目である。 そうなると歯医者は仕事が回らない。 歯科衛生士はプロだ。 . . . 本文を読む

日々老人性多忙

2025年05月19日 | 日記
私は今俳句結社と反原発の会の活動に参加していて、なんだか郷土の運動をそのまま続けている気がする。 生活現場で民主主義を作るとは、みんなが楽しく平等に参加できる運動とは、と考えている。 そして郷土には能力の高い人たちが沢山いたなあとふり返る。 一つの人間の集団にはいろいろな人がいる。 それぞれがそれぞれの生活史を背負って生きている。 優しい人も冷たい人も、仕事が「できる」人もで . . . 本文を読む

硬直した日本の教育界

2025年04月27日 | 日記
2025年4月27日付東京新聞「本音のコラム」 前川喜平さんが書かれているが、未だにこんな事が問題になっているとは情けない限りだ。 この国の教育の硬直性をまざまざと示している。 こんな発想で10年どころか100年一日の如く学校現場に押し付け続けているのも、ある意味ものすごい事である。立場を逆にすればね…。 前川さんも言われるように、この信州大学附属松本小の教員は、もしかしたらすごく力 . . . 本文を読む

「独白 引きこもり40年、それから・・・」

2025年04月16日 | 日記
04月13日(日)朝10時、テレビ朝日のテレメンタリーPlus「独白 引きこもり40年、それから・・・」を見ました。 山口県宇部市に暮らす国近斉さん、1962年生まれ。 子どもの時から、内気で、内向的なタイプ、中学時代、仲の良い友人がいた、同じ高校を受験したが、友人は不合格だった。 入学した高校は屈指の進学校、国近さんは、周りのみんな優秀で自分は劣等生、授業がわからない、高校2年で中退 . . . 本文を読む

ドキュメンタリー映画「風に立つ愛子さん」を見ました。

2025年04月02日 | 日記
藤川佳三監督はこの作品の前に、『石巻市立石巻小学校避難所』を撮影しています。 津波で家族をなくし、家財を失った被災者たち、見ず知らずの人たちが扶け合い家族のように共に暮らす「石巻小学校避難所」、2011年4月の開所から10月の閉鎖までの日々を記録したものです。 避難所でとりわけ個性的で、明るく、存在感ある村上愛子さん(当時69歳)、「みんなには怒られるかもしれないけど、私には津波サマサマだ」と . . . 本文を読む

若い教員を育てられない教育委員会と学校現場(10)

2025年03月22日 | 日記
さて、今回は学校現場の状況を見てみよう。 先日、ある学校で管理職からこの様な文書が配られたという。 「働き方改革」の現場での取組み精神ともいうべきものか、具体から抽象論に至るまで提言している内容だ。 逆に言うと、これらの事柄を教員たちは出来ていなかったり必要と感じていないということだ。 「校務分掌や行事・教育活動を見直す」とあるが、これが管理職から提案されるとは、一体どういうことなのか . . . 本文を読む

若い教員を育てられない教育委員会と学校現場(9)

2025年03月18日 | 日記
最後に③について、あらためて考察したい。 夏季休業中に数日間[今年度は8月13日(火)から8月16日(金)]の学校閉庁日を設けるという件だ。 地方の方ではかなり以前から行われていたものだが、それはいわゆる「お盆休み」というもので、旧盆の時期に設定するのが通例だ。 因みに、明治政府は近代化を進める上で江戸時代まで続いてきたものを次々に西洋化させていったが、暦の扱いもその一つであった。 それまで . . . 本文を読む

若い教員を育てられない教育委員会と学校現場(8)

2025年03月15日 | 日記
次に②の件について考えてみよう。 「毎月1日以上の一斉定時退勤日を設ける」という点だ。 この発想というか表現された文言には、ついつい笑ってしまった。 「一斉定時退勤」するのは結構なことだが、何故一斉なの? 組合のストライキなら一斉行動は極めて重要な要素であるが、普段の勤務において定時退勤は一斉であろうが個人別であろうがどうでもよい話だ。 それとも、「超過勤務拒否闘争」として地域・保護者に宣言し . . . 本文を読む

若い教員を育てられない教育委員会と学校現場(7)

2025年03月12日 | 日記
次に①についてだが、敢えて通知するのは、時間外の電話や来校者への対応が少なくないのが実情なのだろう。 民間も含め普通の事業所は、敢えて時間外に営業する場合はその趣旨が外部に周知されている。 しかし、学校は逆なのか⁉︎ 即ち学校はいつでも開いている(営業している)のが前提になっているのか⁉︎ 今でも遅くまで校舎内の電灯が灯っている学校はあるのだろうが、数年前に区内の某学校は午前0時を超えても電 . . . 本文を読む

若い教員を育てられない教育委員会と学校現場(6)

2025年03月08日 | 日記
次に区教委が出した文書の内容の詳細を見てみよう。 区当局が掲げた「勤務環境の改善に向けた取組み」には3つある。 ①電話・来客の対応は、原則、勤務時間内に行います。 <教職員の勤務時間は概ね8時15分から16時45分です。> ②毎月1日以上、教職員の一斉定時退勤日を設けます。 <各学校のホームページ等でお知らせします。> ③夏季休業中に数日間の学校閉庁日を設け . . . 本文を読む

若い教員を育てられない教育委員会と学校現場(5)

2025年03月05日 | 日記
今回も標題とは直接は繋がらない話になるが、後に大きくは関連することになる。 まず、区教委が保護者・地域向けに発した文書について少し突っ込んで検討したい。 区教委の保護者や地域に対するスタンスは、一方的に消費者・利用者扱いしている点である。 「ご不便をおかけしますが、何卒、本趣旨をご理解いただき、ご協力をよろしくお願いいたします」という文言に、その姿勢が表れている。 これは一見すると保護者側に . . . 本文を読む

若い教員を育てられない教育委員会と学校現場(4)

2025年03月03日 | 日記
今回は、ちょっと目先を変えて実際に私が認識しうる範囲の話をしよう。 4/23、SSSで勤務している学校に出勤したら、机上にあった1枚のA4文書に目がとまった。 都教委・区教委の連名で教員向けに出された文書だ。 「子供たちの健やかな成長を願って」〜教員の皆さんへ〜 という標題の文書だ。 (写真参照) 要約すると以下の通り。 ・子ども個々への理解を深め、良好な人間関係を作ることが重要。 ・ . . . 本文を読む

若い教員を育てられない教育委員会と学校現場(3)

2025年02月28日 | 日記
教育委員会の間違いは山ほどあるので今回は取り立てて扱わないが、その指導の下で愚かな振る舞いをしている現場から見ていきたい。 まず、今の学校現場が教育委員会の言いなりになっていることもダメな理由の一つであるが、それは同時に管理職も含め一人一人が教員としての誇りや哲学を持ち合わせていないことも背景にはある。 これは、時には当局サイドが言う言葉かもしれないが、要するに「プロ意識に欠けている」からであ . . . 本文を読む

若い教員を育てられない教育委員会と学校現場(2)

2025年02月25日 | 日記
希望を持って入って行った学校現場から、一年も経たずに去ることになってしまったBさんの心境を考えるに、どんなにか悔しい思いをされたことだろう。 たまたまであるが、彼女は私の出身大学・学部の後輩である。 典型的な「でもしか」で教員になった私自身を棚に上げて言うのは厚かましいが、今でもここを卒業して教員になる若者は大きな期待を背負わされての就職である。 Bさんがどう感じていたのかは分からないが、 . . . 本文を読む