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Wood Magnolia

2024-03-07 09:24:03 | 日記



This morning, I noticed that the camellias in the garden on the west side were blooming.

It blooms high up in the tree, so it's difficult to take photos.

And ever since this camellia was pruned by an amateur, there has been no sign of it blooming.

This morning's newspaper reported that clinical psychologist Nobuko Takeda said, "People grow despite disabilities.''

Her article where she expressed her concerns about educational abuse, early childhood education, caught my attention.

What do you think about human growth, including children?
勉強の先取りに、様々な習い事――。我が子には自由にのびのびと育ってほしいと思うのに、つい、あれもこれもやらせなくてはと、せき立てられることはありませんか。「やりすぎ教育 商品化する子どもたち」の著者で、臨床心理士の武田信子さんは、大人の期待が、子どもを疲弊させていると指摘します。

 ■「育ちは親の責任」「停滞は無駄」 社会の価値観を問い直さないと 選択肢から決めるのは子ども、大人は学ぶ姿見せて
 ――「子どもにはこれをやらせるといい」といった情報があふれています。
 塾通いや習い事など、あらゆる分野で投資の低年齢化が起きていますね。子どもが楽しんでいる限りはいいのではないかと思いますが、一線を越えるとよくないことになるので注意も必要です。
 ――「一線」とは、どのあたりでしょうか。
 多くの親は、子どもをよりよい状態にしたいと願います。ところがそこに比較や競争心、自分への承認欲求が加わることがあります。休憩時間や睡眠時間を奪ったり、行動の制限や過度な要求をしたりし始めたら要注意です。
 ――著書の中で、「エデュケーショナル・マルトリートメント(教育をめぐる不適切な行為、やりすぎ教育)」という言葉が登場します。
 マルトリートメントの「マル」は「不適切」という意味で、子どもへの不適切なかかわりやひどい行いを指す、これまでの日本語の「虐待」よりも広義の「虐待」を意味する言葉です。
 エデュケーショナル・マルトリートメントは、2010年に欧州の教育系学会で日本の教育状況について報告するために私が用いました。子どもが真に人としての成長発達のニーズから学ぼうと思うのではなく、大人の将来への不安や欲望から強制的に学ばせられる状態を指します。親による教育虐待や、教師など大人による連続的な教育の強制や遊びの剥奪(はくだつ)も含みます。
 ただし、注意してほしいのは、個人の責任追及のためではなく、社会の側の問題を明らかにするための言葉だということです。
 ――社会の問題とは。
 大人が子どもに何か実になることをやらせなければと思う背景には、「子どもには人並みかそれ以上に優れた大人になってほしい」という欲求がある場合が多いと思います。その裏には、様々な社会的要素があります。
 例えば、将来への生活不安や、そのために子どもを「いいレール」に乗せなければいけないという大人の責任の呪縛があるでしょう。
 ――特に親は責任を感じがちです。
 地域社会があったころは「親はなくとも子は育つ」と言われました。ところが1980年代に入ると「母原病」という言葉が流行し、子どもの育ち方は親次第と言われるようになりました。
 親の社会・経済的地位によって子どもの学力が左右されるという研究も注目されました。そうした中で、少しでも早く、子どもに多くのお金をかけるのが親の責任だという考えが広まっていったのではないでしょうか。
 ――ほかにどんな要素が?
 一律の学校教育や、いっせいに受験や就職が行われる制度の中で、人は生涯にわたって成長していくという観点が欠けています。だから、何でも早くやらせなければという焦りが生じます。
 停滞や失敗を無駄と考える価値観もあります。子どもの遊ぶ権利や休む権利、意思表明する権利など、子どもの人権に対する無知もあり、挙げれば切りがありません。
 ――大人の方も、こうした価値観の中でもまれ、苦しんできたせいかもしれません。
 社会がみんなでこの価値観を維持する限り、親だけでなく学校も政治も、「いい子」を育てようとしてしまい、子どもはマルトリートメントに遭うリスクがあります。こうした価値観を問い直さなくてはなりません。
 ――家庭のレベルでマルトリートメントを防ぐには。
 重要なのは、「親は選択肢を用意するだけ。選んで決定するのは子ども」ということではないでしょうか。子どもにあれこれやらせるより、大人が自らの人生を楽しみ、学び続けている姿を見せる方が、お互いにとってずっといいのではないかと思います。=終わり(聞き手・松本千聖)
     *
 たけだ・のぶこ 臨床心理士。武蔵大学人文学部教授などを務めた。子どもたちの育つ環境の改善に取り組む一般社団法人「ジェイス」代表理事。著書に「やりすぎ教育 商品化する子どもたち」など。




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