い・ち・に・ち

明日が今日になって昨日になるような毎日

三十段

2020-07-26 | 階段
氷の粒を光の輪が繋ぐ
君の吐息を染めながら
軌道の行方を追いかける

呼吸の順番を間違えて
止めた次を考える
息をのむ瞬間が
続く先を考える

静寂な空気のしぶきが
モノクロの世界に
息を吹き込む



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