い・ち・に・ち

明日が今日になって昨日になるような毎日

二十八小節

2018-09-17 | レッスン
人ごみの中 白黒の影が流れる
木漏れ日のスポットライトは
恥じらいながら揺らめいている

一瞬のあなた色を見逃すはずもなく
色付けされた佇まいに息もできない

振り向く視線に映らなくても

差し出す指に届かなくても

通り抜ける風のように
笑顔を誘う光のように

ほんの一瞬そばにいさせて