かつて、奥州・平泉の中尊寺前で仕事をした際、
寺院に入らずにその場を去る「無法ぶり」を呆れられたこともある。
が、今回はチビと一緒。ついつい「いろいろ見せてやろうかな」と。
親馬鹿ちゃんりんで、むやみに観光地を回ってしまった。
これは、徳島の祖谷渓。断崖絶壁に立つ小便小僧である。
「柵を乗り越えてはいけません」との看板をものともしない彼。
小学校の通信簿に、
「やって良いことと悪いことがわからない」と書かれ続けた私と方向性が似ており、
実に頼もしく感じたものである。
セーフティーネットがあるのかと思っていたが、
そんな観光客コンシャスなものはござんせん。
足元を見れば、遙か下に川が流れる。実にワイルドである。
チビを怖がらせようと、しきりに橋を揺らす私。
ぴょんぴょん跳ねたりする始末。
すぐそばにいたカップルやらご婦人集団は、あからさまな軽侮の視線を送ってくださっていた。
しかし、チビはいつもVサインだなあ。
このありきたりなポーズはどうも気に入らないのであるが、
そんなこんなで、室戸岬である。
太平洋なのだ。何となくよろしい。
そして、チビが寝そべっているのは、四万十川の沈下橋。
勝間橋だったかな?
釣りバカ日誌のロケ地であったらしい。
それにしても四万十は雄大であった。かつ、いかにも魚がいそう。
瀬は美しく、淵は限りなくよどむ。神秘的な雰囲気を醸し出しているのである。
今度はそうしましょ。
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