日々、だらだらと過ごす私。
そんな私にも区切りの日はあります。
そう、ドラフトの日。
もう12年間もやっている仲間内の遊び、
「POG(ペーパー・オーナー・ゲーム)」の決算日なのですね。
今年はダービー・デイ。
どんな悲喜劇が待ち受けているか、ホントに楽しみだなあ。
1998年春、「海砂野郎」として、塗炭の日々を送っていた私。
どこで知ったか、急にPOGの開催を思い付き、皆さんをお誘い。
ここに後世に語り継がれるであろう、
われわれのPOGがスタートしたわけですな。
で、毎年毎年、みんながほぼ同じ資料を基に検討し、
1年間の苦楽をともにする愛馬を指名。
その賞金獲得額をダービーをもって精算しています。
「ほぼ同じ資料を基に」ってとこがポイントなんだけど、
それでも結果は天国と地獄なんだよね。
自慢じゃありませんが、私はメンバーの中で圧倒的な勝ち組。
おそらく今年は過去最高額を叩き出すことになるでしょう。
3箇所でPOGをやってまして、
12年間の黒字額とゆーと軽く7桁に乗ります。
正直、他のみなさんが
何で負けるのかがわからない。
いやあ、この辺り、衝撃的な発言だなあ(笑)
「ええっ!」って向きもございましょうが、12年間だからね。
例えば今年はアパパネちゃん。
阪神ジュベナイルF、桜花賞、そして先日のオークスを制してくれました。
彼女の場合、獲得賞金は2億5000万円程度。
それを1万分の1にして、
メンバーそれぞれからいただくと、17,8万ペソになるわけ。
そんな名馬が何頭かいると、12年もやってりゃ相当なことになるのです。
最大規模の地元POGだけとっても、今年ダービーを勝てば7桁でしょうな。
いやあ、ありがたいことです。
いやいや、もちろん「仮想馬主」ですから、7桁も「仮想」でございますよ。
現金のやり取りをしているわけではありません。
あくまで「名誉」がかかっているだけです。
上がりでこんなのを、なんて、夢想しているわけじゃありません(笑)
今年のダービーはペルーサ、リルダヴァル、トゥザグローリーの3頭出し。
フツーなら皐月賞を勝ったヴィクトワールピサが勝つのでしょうが、
地元POGでピサを指名しているのは、
過去、数々の悲喜劇を演出してきた盟友フルフル。
「なら、俺の馬がかつだろ」と何の根拠もない確信があるのですな(笑)
まあ、ダービーの行方はどっちでもいいのです。
20万ペソが30万ペソになるってぐらいで、そんなに意味はない。
今、頭を悩ませているのは、
ダービーの前に挙行される来年度に向けたドラフトなのさ。
そして悩みの種は彼。
今年のドラフトの最大の焦点は、
彼、ディープインパクト産駒の取捨なのさ。
史上最強馬とも謳われるディープ。
配された繁殖牝馬も史上空前のレベルの高さで、不発はあり得ません。
目移りして仕方がないんだよね。
で、このディープ。
彼も実は私の指名馬。
過去、巨万の富、いやいや「名誉」をもたらしてくれたのさ。
http://happy-go-lucky.blog.ocn.ne.jp/pog/2006/05/post_2283.html#more
過去の指名馬が、
こうして種牡馬になって戻ってきてくれるのは、
PO冥利に尽きるねえ。
で、冒頭で、「何で負けるのかわからない」って書いた俺だけど、
実は「何で勝つのかもわからない」んだよねえ。
要するに必勝法はないわけ。
具体的なメソッドが確立されているわけではなく、
なぜか何となく勝ち組に回っているって話。
そりゃ、そうだよね。
調教師でも全然わからない相馬を俺たちができるわけがないよな(笑)
まあ、何となく見えてくる部分はあるので、
そこに頼るしかないんだけどね。
ですから、毎年この時期、頭を悩ませるわけですね。
まあ、それが楽しいのさ。
盟友キーキーに言わせれば、「POGは人生の伴走者」。
ハレルヤさんは「POGは夢が破れていくゲーム」と喝破。
そしてデンさんの名言は「POGに定年はない」。
さまざまなドラマを生みながら、私たちのゲームは続いていきます。
あっ、そうだ。
今年のダービーをおそらく勝つ、
ペルーサのお父さんってだれだっけ?
そうそう、ゼンノロブロイ君。
そういえば、彼も俺が指名してたんだよなあ…
獲ってないGⅠって朝日杯だけになっちゃったから、
来年は早馬だけにしようかしら?
これ以上、クラシックを勝っても悪いしぃ…
いやあ、空前絶後の嫌味ブログでございますた。
ちゃんちゃん!