程久保川の辺で

程久保川のほとりに住んで30数年、ここが私達家族の終の栖家となりました。

子離れ

2010-09-02 10:20:52 | 随想
毎年買い求めている入谷の朝顔市に出荷する朝顔の鉢。今年の夏は異常な酷暑のせいか、いくら水をやっても、花が咲かなかった。
 昨夏の朝顔




何を聞いても、「うん」とか「あー」とかしか言わなかった息子が、嫁が来てからよくしゃべるようになった3年目の夏、帰宅した息子に話かけた私に、ろくろく返事もしないので、思わず立腹。「嫁には話をしても、親とは口を聞きたくないのか。」 ふてくされ、そうそうに寝床にもぐりこんだ。うとうとしていると、嫁が枕元で「ごめんなさい」「え!何?」と聞き返すと「今日職場で面倒なことがあって疲れていたのだそうです。」とのこと。
そうだったら、息子から一言「ゴメンな」で良かったのに。なんでそこへ嫁が登場しなければならないのか。またまた面白くない私。

でも思い返せば、私達も姑と母にに同じような思いをさせていたのではなかろうか。
50歳にもなった息子を、お嫁さんにバトンタッチできて、ほっとしていたはずなのに。
結婚すれば、「親よりもつれあいの方が親密なのは当たり前」「息子夫婦が仲睦まじいのは喜ばしいこと」と、自分に言いきかせる私でした。、

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