アイスランド紹介

「アイスランドてどこか？」と、かなり海外旅行通の人から聞かれました。私だって "大西洋の北極に近い国”程度の知識しかありませんでした。
ですから知りえた知識を紹介します。

最果ての無住の島最初の定住者は、874年バイキングのインゴルフス・アルナソンがノルウェー西部から家族を引き連れて、今のレイキャビックに定住したと伝えられている。その後、各地に移り住んだ住民たちはゴダールという長老を選んで、隣人同士の紛争や解決の決定にあたらせた。930年長老たちは統一政府を作る目的で、レイキャビックに集まった。1220年代にノルウェの統治下にはいり、1380年ノルウェ国王の妻でデンマーク女王だったマルグルーテ女王のもと、デンマークの属国となった。
アイスランドとして独立したのは、1944年6月17日である。第２次世界大戦後、1951年NATO（北大西洋条約機構）に加盟したアイスランドは、アメリカの空軍基地を置いたが、イギリスとの漁業紛争を契機にNATOから脱退し、アメリカ空軍基地は閉鎖された。
アイスランドは、豊富な漁業依存の経済から抜け出す必要があると考え、1969年アルミニュウム工場が作られ、現在なお新設されつつある。
アイスランドは国民の幸福度世界NO1の国といわれ、１９９０年度でみると、国家予算の30％を社会保障・福祉費で占め、保健衛生費15,3％・教育費15,2％を占めている。軍隊を持たないので軍事費はない。
昨年秋に起きた金融危機はアイスランドも、重大な経済危機をもたらし、大統領の辞任に発展したという。（目で見る世界の国々アイスランド　国土社から引用）

私たちを案内してくれた日本人ガイドさんは、この国の未来を誇り高く語ってくれたことが、強く印象に残っている。　

挿入写真は,国会議事堂前に建てられている、デンマークからの独立を指導したヨゥン・シングルスソン像