程久保川の辺で

程久保川のほとりに住んで30数年、ここが私達家族の終の栖家となりました。

2003年北米の大停電

2011-07-19 09:08:58 | 旅行
 昨年の冬、時ならぬ集中豪雨で街路樹が送電線に倒れ、数日間停電した。その間電気はもちろん水道も止まった。零下に下がる室内で寒くて大変な思いをしたという。これは娘が住む市内だけの話ですが、2003年8月に発生した北米の大停電はアメリカ4000万人 カナダ1000万人、交通網はもちろん経済活動にも深刻な被害をもたらした大事件だった。
 北米一帯の電力はナイヤガラ滝周辺 エリー湖などの水力発電で供給されている。停電の直接的原因は、送電管理システムのダウンによる連鎖反応とされているが、遠因は電力の規制緩和です。
 規制緩和に基づく電力自由化で、発電会社と送電会社が分離され、電力小売り会社を加えると3000社が乱立した。その結果、コスト切り下げが最優先、安全 環境は二の次、送電網の更新および事故発生に備えたバックアップ体制は後回しにされた。送電線の老朽化は、停電の起きる数年前ナイヤガラ観光のガイドも指摘していたところです。
 いち早く自由化に踏み切ったオハイオ州、ニュージャージー州 ペンシルバニア州の被害が、大だったそうです。
 日本の計画停電の時、私は湯たんぽで暖をとったので、帰国したら孫に湯たんぽを送るつもりです。



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