だから何故、潜らない日は上天気なのか。
と、いう訳で今日も晴天だ。
ダイビングのお陰もあって、寝坊な2人がちゃんと早起きしている。
朝ご飯(ここに来てからの朝食はオールブランとヨーグルトと決まっている)を食べてから、ホテルのビーチに初めて行ってみる。
これまで気付かなかったけれど(と言うより来ていない)ここだって、とても綺麗だ。
木陰にはちゃんとデッキチェアもあるし。
わずか踝くらいまでの水深でも、ちゃんと魚が泳いでいる。
サイパンの海は、本当に綺麗なのだと、感心する。
午前中いっぱい海で半分うたた寝をしたら、スパへ行く時間になった。
宿泊したハファダイビーチホテルにはマンダラスパが入っている。
マンダラスパには、ハワイでも行って、本当に気持ち良くて爆睡した記憶があるので、今回もここにしたのだ。
前回よりもちょっと長めの"Touch of Luxury"を選択。
フットバスに始まって、全身マッサージ→ボディスクラブ→フェイシャル→スメシャルバスと続く130分のコース。
今回も勿論、気分良く爆睡(何をされたのか憶えていない)。
終わった後で見ると、ボディスクラブで取れたタトゥーが、日焼け痕として残っていた。
紫外線の威力を、改めて実感。
通り雨でもあったのか、部屋に帰ると虹が出ていた。
虹を見るなんて、本当に久しぶりだ。
噴水のものでもなく、プリズムでもなく、本物の虹。ちゃんと7色あった。
2人して、出かける前の準備には時間がかかる。
部屋を出る時には、もう日が暮れかけていた。
前にも書いたけれど、ここは本当に日が暮れる速度が速い。眺めているうちに日は落ち、薄暗くなってしまった。
サイパン最後の晩餐は、カーサウラシマというレストランへ。
今回の旅で唯一、予約をして出かけたレストランだ。なるほど、小洒落ている。
頼んだのはウラシマタローディナー。
ニヤッとくる名前ではあるが、これがとても美味しかった。
なまはるまき。
横のソースが絶品。もう本当に。こっそり材料を聞いたので、帰ったら再現しようと決心。
かにのパスタ。
食後のコーヒー。食器やカトラリーもセンスが良かった。
(勿論コースは3品ではない、念のため)
食事も終わって、軽く酔っぱらって帰ったものの、ここで待っているのが荷物のパッキンだ。
毎回この作業には泣かされている。
思えばハワイでは、3人掛かりでスーツケースに乗っかって蓋を閉め、イタリアでは重量制限に冷や汗をかいた。
さて今回は。
これが自分でも驚くことに、余裕だった。
ダイビングの機材も入っているのに。買い物もしたのに。
やれば出来るではないかと、ちょっと満足。
明日、いよいよ帰国だ。
校長先生が良く言うように「家に帰るまでが遠足です」。
最終日も無事であるように(このころ日本には台風が接近中)祈りつつ、眠りについた。