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山梨のワインのブログ

山梨の酒屋の4代目が、ワインを中心に、山梨の酒を、愛を込めて書き溜めます。

御大、ご来店です。

2020-06-25 10:14:04 | ワイン四方山話

錦城葡萄酒(勝沼町)の高埜社長が、ご来店されました。

高埜社長は、組合員(株主)160軒の錦城葡萄酒の社長です。

山梨に、組合ワイナリーはいくつもありますが、組合員数最大のワイナリーです。

また、今年5月までは、勝沼ワイナリーズクラブの会長もされていました。

ご多忙な方です。

高埜社長が持っているのは、藍白という限定ワイン。

甘口の白ワインですが、酸が強く、甘口とのバランスが良いワインです。

葡萄の不作の年のワインで、アルコール度数が11.5度と、少し低いのですが、苦労して作った甲斐があり、錦城さんの自慢の逸品になりました。

醸造家の中山さんの自信作で、今年の日本ワインコンクールに出品しようと思っていたところ、コンクールがコロナ禍で中止になってしまいました。

私が持っているのは、生葡萄酒。

赤白半々のブレンドワイン。

赤白半々のブレンドワインは、滅多にありません。

30年以上ワイン販売に携わっていますが、初めてのワインです。

濃いロゼ、または薄い赤、という説明をさせていただいています。

http://www.hamamatsuya.jp/wine-list2.htm#kinjo

有名ではありませんが、品質の良いワインを作り続ける、錦城葡萄酒のワインをよろしくお願いいたします。

 


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松土さんのメルロー、入荷。

2020-06-24 09:11:19 | ワイン四方山話

八幡洋酒(山梨市)から、メルローが入荷です。

醸造家の松土さんが、自分で栽培したメルロー300キロをワインにして、3年間熟成していました。

そろそろ飲み頃なので、売ってみようか、と思っていた頃に、当店と取引が有り、今回の入荷につながりました。

松土さんは、山梨大学の職員として、ワイン醸造に従事。

退職後、山梨市八幡地区で葡萄栽培農家をしつつ、八幡洋酒でワインも醸造。

720ml瓶、1870円(税込)です。

一升瓶もあります。

中身は720mlと同じです。

メルローの一升瓶は大変珍しいのですが、松土さんが言うには「地元では720ml瓶のワインは売れない。ワインは一升瓶」ということです。

価格は2530円(税込)。

絶対おかしいです。

720ml瓶1870円、その2.5倍入っているワインが2530円。

魔法のワインです。

http://www.hamamatsuya.jp/wine-list5.htm#yahata


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大物夫婦、2組の遭遇

2020-06-23 10:54:24 | ワイン四方山話

甲州市塩山の2つのワイナリーが、酒のディアーズで遭遇。

右が機山洋酒工業の土屋夫妻、中央が奥野田葡萄酒の中村夫妻です。

日本ワインをちょっと知っている方にはご存知の、甲州市塩山にある2つのワイナリー。

社長同士が同世代なので、仲が良く、また塩山のワイナリー全体を引っ張る両社でもあります。

ワインの品質では山梨のトップクラス、首都圏を中心に人気の高いワイナリーです。

コロナ禍で少し時間があった事と、天気の悪い夕方が重なり、当店で遭遇となりました。

両夫妻が一緒の所など滅多にないので、急いで激写。

私にとっては、大事な1枚になりました。

日本ワインを取り揃えている全国の酒屋さんにとっては、売ってみたいワイナリーと思います。

山梨で商売していると、販売していることが当たり前になっていますが、販売できる有難みを新たに、しっかり売らせていただきます。

http://www.hamamatsuya.jp/wine-list2.htm#kizan

http://www.hamamatsuya.jp/wine-list1.htm#okunota


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彼が醸造責任者です。

2020-06-22 15:33:48 | ワイン四方山話

笛吹ワイン(甲州市一宮町)のオレンジワインが、入荷です。

オレンジワインは、みかんを使ったワインではありません。

白ワインの葡萄(主に甲州種)を、果皮も一緒に醸す、白ワイン。

ワインの色がオレンジ色なので、オレンジワイン。

果皮も一緒に醸す、そのやり方や時間が、ワイナリーの特色になります。

オレンジ色と言っても、濃い色から薄い色まで、様々です。

一升瓶のオレンジワインは、笛吹ワインだけが製造しています。

笛吹ワインは、配達しないワイナリーなので、普段はワインを持ちに行くのですが、諸事情より、本日はワインを運んでくれました。

オレンジワインを持っているのは、醸造責任者の矢崎さん。

ワイナリーに入って、13年のベテラン醸造家です。

笛吹ワインのオレンジワインは、お客様の要望から誕生したワインですが、今では一升瓶の中で、最も売れるワインになったそうです。

当店でも、常に売れ行き上位です。

笛吹ワインは、観光農園も兼ね、主要なお客様は観光客。

お客様にいつも接している矢崎さんは、腰の低い穏やかな性格です。

矢崎さんが作るワインも、性格が出て柔らかいワインでしょう。

笛吹ワインは、コロナ禍で休業もありましたが、6月より通常営業。

共に頑張りましょう。

http://www.hamamatsuya.jp/wine-list4.htm#fuefuki

 

 


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山梨のメルローです。

2020-06-21 10:15:07 | 新商品インプレッション

スズラン酒造(笛吹市一宮町)から、メルローの入荷です。

このワインの魅力は、価格の安さです。

フランス・ボルドー原産のメルローは、世界中で栽培される、赤ワインのスーパースター品種で、日本でも栽培されています。

ただ、日本産のメルローワインは、価格が高いです。

大体2000円以上です。

仕方ないです。

在来品種ではないので、苗を手配して、畑も確保して、基本的にはワイナリーで栽培しなければなりません。

人件費などがかかり、ぶどうの価格は、生食葡萄レベルまで高くなってしまいます。

では、スズランのメルローはどうして安いのか。

基本的には、金持ちのワイナリーだからです。

スズラン酒造は、江戸時代には日本酒を醸造して、明治初期には、明治政府からワイン醸造のドイツ人技師を派遣された名門です。

山梨県下にたくさん畑があり、多種多様な葡萄を栽培しています。

銀行から資金を借りて、1から始めるワイナリーとは、土台が違います。

多種多様な葡萄栽培の費用も、基本的には人件費だけです。

多種多様なワインを大量に作っているので、コストは一気に下がります。

他のワイナリーでは、真似できない価格です。

また、他のワイナリーでは、ワインの価格が垂直になります(安い価格から高い価格までワインを揃える)が、スズラン酒造には、そういう発想が無さそうです。

今のところ、当店に入ってくるスズランワインは、すべて1500円(税込)。

あとは味ですね。

試飲は終わっています。

そして、購入して頂いたお客様の感想を待ちたいと思います。

http://www.hamamatsuya.jp/wine-list3.htm#suzuran

 


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