8月24日に甲府市のフレンチレストラン「ボンマルシェ」で、「My一升瓶ワインを探す会」が開催されました。
事前の案内で、一升瓶ワインのリストを拝見すると、飲んだことが無いワインがいくつもあり、早速会場へ。
今回の一升瓶ワインは、甲州種100%のワイン限定。
リストワイン43アイテムのうち、飲んだことが無いのは下記の6つ。
勝沼第八葡萄酒。
組合員の葡萄栽培農家のためだけに製造。
一般販売は無い。
税務署が、密造酒を防ぐため、製造免許を取得するように指導した頃、ワイナリーは第〇葡萄酒のような名称だった。
その名前が今も付く歴史あるワイナリー。
参考資料には2000円とあるが、以前私が問い合わせたときは、3000円と言われ、扱うのを敬遠したことがあります。
2000円なら、販売させていただきたい。
山梨発酵工業。
JAフルーツ山梨の横にあるので、関連会社と思っていたのですが、葡萄栽培農家450件が出資しているワイナリーとのこと。
甲州種100%で、一升瓶1500円は安い。
日川醸造。
似た名称の日川中央葡萄酒(ブランド名リエゾン)は有名ですが、ここは幻です。
モンターナス。
名称が意味ありのようですが、日川醸造と同じくらい幻です。
業界関係者のほとんどが存じていないワイナリー。
このワインがリストに載っていたので、出席を決めたほど、幻のワインです。
甲州種ぶどう発祥の地とされる勝沼・大善寺のワイナリー柏和葡萄酒。
歴史を感じます。
市川三郷町に2つあるワイナリーのひとつ、楽園です。
ラベルは垢抜けています。
ラベルでは、山梨のすべての一升瓶ワインの中でもトップクラスのラベルです。
味もレベル以上でした。
掘り出し物です。
このワイン会にて、余興で人気ランキングを付けたのですが、1位機山洋酒、2位フジッコワイナリー、3位アルプスワインでした。
とあるワイナリー関係者が言っていたのですが、「一升瓶ワインにランキングは戸惑う。うちの一升瓶ワインは余ったワインを詰めているから」。
一升瓶ワインはそういう一面もあります。
余ったワインだから、当たりもはずれもあるでしょう。
また、ワイナリーによっては、一升瓶ワインがメインのワイナリーもあります。
試飲して判るのですが、ワイナリーのレベルの差も大きい。
酸化しているワインもあります。
製造のレベルアップ、底上げが当然の課題として、業界は取り組まなければ、山梨全体のワインの評判を落としかねませんが、山梨のワイナリーの奥深さも感じられました。
国産ワインコンクール入賞ワイナリーから、長い間設備も製造方法も変えていないワイナリーまで様々でした。