カレーなる隣人

カレー(華麗)なる隣人。それは日々街の至るところで出会ってしまう、すくうカレースプーンの先に映る人間像

於:インデアンカレー

2005年06月12日 | 隣人(カレー)
本日3軒目。すみません。腹が一杯で、既に隣人観察をする気力なし。朦朧としながら、とりあえず平らげました。

一口目は甘いようで実は辛いのがこのカレーの醍醐味。

さらに玉子を入れるのが大阪風。

これでよりまろやかに。

一説(某食品メーカーの地域別カレーの食卓に関する調査)によると、カレーを食べるときに生卵を入れるのは関東4.4%に対し関西20.5%にも上るとか。それがこの店の影響とかいう説もある・・・

於:ルーデリー

2005年06月12日 | 隣人(カレー)
「辛いカレーの店」

このピンク色をした汚い看板がこの店の成功を決定づけたと言っていい。

■「限定感」・・・甘口が好きな奴は来るなという客層の絞り
■「二重感」・・・たとえば”暑いハワイ””怖い怪談”みたいなカレーのうえに「辛い」をかぶせている。

WEBによる事前情報でもかなりのマニアックな感じが伝わってくるこの繁盛店の名前は「ルーデリー」
30倍まである辛さのオーダーは1倍でも辛口という触れ込みがいい。甘口は規格外の特別メニューという設定だ。「辛強い」なら10倍~20倍でも大丈夫ですよとのこと。万が一のために「気持ちラッシー」がオチョコで一杯ついてくる。辛かったらこれを少~し飲んで緩和すればいいのだ。しかも微妙にスムージーになっているのがおいちい。

お店はバーを改造したような感じで目立たない2階にある。(ピンクの看板もこのバーから譲ってもらったのかなと邪推してしまう)。そんな感じの店内の中、私の目を引いたのが、キッチン奥の棚に置かれた日本人形陶器版である。その人形に若さはなく、おばちゃんの顔が微妙に斜めに頷いている。笑っているかと思われたその表情にある口回りの皺は単なる年寄り皺、そして同様に目は全然笑っていない。要するに、単なるおばちゃんの皺つきの顔がきつい目でこっちを睨みつけているような感じの人形なのだ。いったいなんで純粋インドカレーを出す店で、こんな日本人形が置かれているのだろうか?

まあ、誰の家にも意味不明な物体のひとつやふたつはあるだろう。ちなみに我が家のそれは「八仙過海」という置物だ。8人のブクブク太った仙人(七福神みたいな感じ)が船に乗って楽しそうに海を渡っている置物である。昔中国留学から帰国する折に中国の朋友がお別れにくれたプレゼントである。帰国時は荷物がやたら多く、航空機の積載できる重量制限もある関係で、少しでも荷物を減らしたい状況にある中、朋友には悪いがこんな迷惑なプレゼントはない。いい加減捨てていこうかと思ったが、どうしても見捨てることができず、結果この8人の仙人はその形どおり海を渡ってしまったのである。

そこで我が家の変なモノ募集!!コメントお待ちしています。。。

於:はり重 カレーショップ

2005年06月12日 | 隣人(カレー)
肉屋の作ったカレーライス~

なんか惹かれません?こんなカレー?肉屋である北島康介の実家のメンチカツが浮かんできた。大阪難波の道頓堀にある肉屋「はり重」が作ったカレーショップがこの店。老舗の貫禄で、必要最低限の看板と接客、そしてメニュー構成。「ビーフカツカレー」を注文したかったが、お腹がいっぱいになってしまうのを恐れて、最下限商品「カレーライス」を食べることにした。

日曜日のお昼、そして洋食屋の顔も持ったお店だけに、女性客がメッチャ多い。11テーブルのうち5テーブルが女性客だ。母娘3人やおばちゃんグループ、2人組などなど。みんなかなりが目的来店だ。その他が家族づれやカップルなど。男のピンは結局自分と隣人というか相席となり真ん前で「まんが項羽と劉邦 横山光輝」を読んでいる人、あとは入ってきたけど満席で、しかも店員に相手にもされなかったので帰っていった奴くらい。

「項羽と劉邦」ここ最近で一番心に残っている小説です。リーダーシップについて悩んでおられる方、もしも「項羽と劉邦」を読まれていないなら是非オススメです。またお読みになられた方(まんがもOK)皆さんの感想も聞きたいで~す。

於:松屋 vol.2

2005年06月11日 | 隣人(カレー)
仕事を言い訳に、48時間カレーを食べていない。

大阪のお初天神通りを2往復したが、これがなかなかカレーが見つからない。夜も11時近いので仕方ないといえば仕方ないのだが・・・途中店内が真っ暗の停電した吉野家を見たが営業をしていた。真っ暗な店内では牛丼を食ってる人もいるし弁当のオーダーも入っている。不思議な感じがした。そういえば昔、深夜のコンビニで停電した経験がある。そのときはなんだか店内が一斉に怪しい「かっぱらい」の空気に覆われたことを覚えている。暗い中どさくさにまぎれて盗んでしまってもいいのではないかという危険な思想だ。人間の気持ちは、状況によっていろいろ変わってしまうのだなーと思ったものだ。
さて吉野家でカレー丼という手もあるが、昔食べてあまり好きでなかったのでパスし、なんとかカレー屋を探そうと努力した末にどうしてもいたたまれなくなり、結局松屋に入ってしまった。スープカレー再びである。

となりにはかなり頭のデカイ兄ちゃんが座っている。マグロの頭のようでもある。彼が食べていたのは「スープカレーのスペシャルセット」。スープカレーにチキンとナン、さらに野菜と冷製コーンスープがついて¥690円。
この隣人の素晴らしいところは、食べる姿が礼儀正しいのである。右手のスプーンで食しながら。左手はきちんと膝の上に置いている。骨付きチキンも右手のスプーンだけでほぐしながら器用に食べている。一瞬ナンもスプーンで食べるのではないかと期待したが、ナンは手で食べていた。まあ、そんなことはどうでもいいのだが、とにかく周囲を見回してもみんな左手は肘をついたりしながら食べていて礼儀正しい食べ方には見えない。私もそんな一人である。
正しい食事の仕方、自分はしっかりと子供に教えることができるだろうか?そんなことを考えた一瞬であった。

於:マジックスパイス

2005年06月10日 | 隣人(カレー)
あなたはもうスープカレー食べました?

数年前よりブームのスープカレー。「実はまだ・・・」と言うあなたも今年はたぶんデビューできます。数日前に記録した「松屋のスープカレー」他、大手FC店も今年はスープカレーの店をガンガン増やす計画だとか?
そんな業界の噂はともかく、とうとうかの有名なスープカレーの雄「マジックスパイス」に行ってきました。札幌スープカレーの王者と言ってもいいマジックスパイスは本店の札幌のほかに東京では下北沢にある。

例のごとく思いつきで下車したので、道を尋ね尋ね探すことに。

1.せんべい屋のおやじ
「よくわかんねーけど、この道の突き当たりを右に行って、踏み切りわたって、フィットネスジム沿いに上がっていって・・・」

「あなた十分わかってんじゃん!!」

2.派出所の警官
「マジックスパイスはですねぇ~、この通り沿いに進んで頂き、あそこの道、あ、今タクシーが出てきたところ、あそこを上がって頂ければすぐ見えますよ。たぶん並んでますけどね。」

「お前店員かよ?」

3.17:30スタートに並んでいた客
ついつい話しかけてしまった。「よく来られるんですか?」
「いや、私は2回目だけど。まあ、会社が近いからね。でもカレー好きにはいいんじゃない?」
なんだその「とりあえずー」みたいなノリ。しかもカレー好きにはいいじゃない?って、まるでスーツを着たリーマンでオープンに並んでいる私がカレー好きで小バカにされているようだ。むむう。
小説読んで気取ってんじゃねー。でもこんな時間に並んでいる時点でお前も立派なカレー好きじゃん!!「マジスパ語」が解読できるくらいに。

*マジスパ語・・・・マジックスパイスの店員達が自分達で作った怪しい言語。彼女達はこれで挨拶したり注文を入れている。ときどき変更しているらしい。

於:OPTY

2005年06月10日 | 隣人(カレー)
お昼の新宿駅。
本当はカレーチェーン店もたまには行ってみようと カレーショップC&Cに行きたかったんだけど、仕事の移動中で時間がないので小田急線改札近くの「OPTY」という店にてコロッケカレーを食す。

店内のお客さん「平均年齢高えなぁ~」

場所のせいか知らないが、若者少なし。老若男女を超越した国民食カレーの実力を見た! 

於:JYOTI ジョティ

2005年06月08日 | 隣人(カレー)
宇宙戦争?

なんていう映画やるみたいですね。CMで見ました。さて、ここは飯田橋二丁目交差点。ここでは「インド戦争」が既に勃発しているのだ。なんとこの交差点の30メートル圏内に3軒のインド丸出しのカレー店がしのぎを削っているのである。さらに100メートル圏内まで見渡せば、クラウンカレー、CoCo壱番屋、松屋のカレーが入り乱れ、その状況は泥沼化している。

私がタイムサービスの「ワンコインセット¥500」のマトンカレー(これは安くてグッド)を食べていると、入り口のガラス越しに私の隣人候補が現れた。メニュー表をじっくり見ること30秒。このような、人間の真剣な顔を見るのは非常に好きである。

彼は決心をして店に入ってきてくれたので、晴れて私の隣人となった。彼のメニューは「Cセット」、カレー2品がついているので、オススメを聞いてみると「バターチキン」で甘口とのこと。一品目はこのバターチキンにして、ならば二品目は「辛いのが食べたいなぁ」ということを伝えていたが、インドおばちゃんがちょっと聞き取れなかったようで、結局2品目は「豆カレー」になってしまった。
「あー、残念っー」と私は思ってしまった。私はインドカレーには詳しくないが、今までの経験上「豆カレー」はそんなに辛くないはず。この隣人のメニューが運ばれてくるのを待っているほど私もヒマではないので、食した後の彼の表情を見ることはできなかったが、たぶん、たぶんがっかりしたのではないだろうか?
カレーを一皿注文して、辛くない種類だったら「ま、今日はしかたねーか」だけど、2種類頼んで全滅したときのショックはかなり大である。辛いものが「ひとつは食べたい人」のニーズを確実に満たすような仕組みがあると、もっとカレーピープルの満足度がアップするじゃないかなー。

於:シディーク 神保町店

2005年06月07日 | 隣人(カレー)
-神保町初夜-

今晩はあえて神保町に初出撃!地下鉄を一駅乗るこのツアーに会社の二人も同行してくれることになった。感謝!
「どうせ神保町ならカレー屋はコンビニよりもあるだろ」と、あまり綿密な下調べはせずに一軒目「枝」に向かう。

ぶー。アウト。

夜は飲み屋になっていた。

続いて2軒目「ボンディ」

ぶー。アウト

2階に上がるエレベーターが反応しない。

続く3軒目「シディーク」

ぴんぽん!

「本日のカレー」は”チキンと豆カレー”
二人の隣人に聞いてみると、やはりカレーは「チキン」らしい。もしくはマトンもあり。みたいな。
私のポークはかなり少数派と見た。
私の豚へのこだわりは私の幼少時代にさかのぼること20数年、当時植えつけられた豚への執着があるのである。
なぜか?それはひたすら豚しか食べてこなかったからである。なんといっても我が家のすきやきは豚であった。この間違いに気づいたのは恥ずかしくも大学生になって、友達とすきやきパーティーをした折であった。いわゆるハンマーで頭をガツンとやられたような、自分の常識というものがが崩れさった瞬間である。
しかしいつか美味しいポークカレーを作りたいと考えている。

於:ルー・ド・メール

2005年06月06日 | 隣人(カレー)
"「総料理長に見守られながら、たったひとりで特製ビーフカレーを食べる幸せ」

ドンピエールの総料理長鈴木正幸氏に見守られながら、特製ビーフカレーを食べてきた。
(鈴木シェフは銀座レカン、ぺりニィヨンを経て京橋・汐留ドンピエールの総料理長)
本日は急用があるために、お客様が切れた19:30に早めに店じまいをしたばかりの明かりの消えた店内にひょっこり入ってきたのが私である。「簡単なものなら・・・」大丈夫ということでビーフカレーをお願いした。そして運ばれてきた”小盛り”「少しサービスしておきました。」と暖かい心遣い。

ということで本日の隣人はいない。あえていえばとなりのテレビに映っている「名探偵コナン」がパートナーである。ライトグリーンに覆われた高い天井にカラフルな椅子が並ぶシックな薄暗いレストランでただひとり。そして洒落たBGMはなく「名探偵コナン」の声が流れている。(普段もBGMはないのだろうか?)我ながら変わったシチュエーションにいるような気がしてきた。
「ごちそうさま」と言った私をレジまできて見送ってくれる総料理長。今度は「ドライカレーオムレツのせ」食べにきます~。"

於:松屋

2005年06月05日 | 隣人(カレー)
カメラが故障!ついてねぇ~
今まで使っいた「富士ファインピックス」がいきなり動かなくなってしまった。
そのため松屋のスープカレーは会社の写真です。
このカメラを買ったときはまだまだデジカメ草創期で、非常にうれしかったことを覚えている。
残念だが、たぶん修理代が高いので直して使うことはないだろう。

現在家にある年季の入った家電ナンバー3は、

①兄から譲ってもらった洗濯機(89年製)
②高2のときに買ってもらったビデオデッキ(89年製)*今は動かずDVDプレイヤーの台になっている
③社会人一年目の会社が倒産したときもらってきた電子レンジ(製造年月日不明)

これらも私の生活を支えている立派な隣人である。

ちなみに今日ヨドバシカメラに買物に行ったら、
「振ったサイコロの目に応じた割引キャンペーン」をやっていて
見事6を出して3000円OFFになった。ラッキー