カレーなる隣人

カレー(華麗)なる隣人。それは日々街の至るところで出会ってしまう、すくうカレースプーンの先に映る人間像

於:向かいのデスクから波平ポテト

2005年06月15日 | 隣人(カレー)
丸の内、そこははっきり言って物価が高い。
なんとお昼の弁当を惣菜屋で買うと、850円もするのだ。
だったら飯を食べにいったほうが絶対いいと、今まで弁当はできるだけ拒否してきた私だが、今日はお願いしてしまった。「カレーでなくていいよ~」

後輩が買ってきてくれたお弁当は上品な器に入り、冒頭申し上げたとおり850円也。
しかしこれが「開けてびっくり玉手箱」ならぬ「食ってびっくり弁当箱」!
はっきり言ってうまい!
脂ののったぶりぶり鮭も、明太じゃがホクコロッケも、そしてなにより”ゆかり”入りご飯があったかいのだ。同僚のIとも納得どころか大満足してしまったのだ。
価値/価格がバランス取れてると思った。「この店いいじゃん」

一方、前の席には同じ店でカレーを買ってきて匂わせている新人がいる。
即激写!
「牛タンカレー」らしいが、上に書いたようにお弁当のおいしい店なので
十分期待していると、すくうスプーンに抱えられカレーの中からなんと「波平ポテト」が出てきてしまった。あの昔弁当箱の隅に入っていて、冷たく水気を吸ってさらに微妙にちじまり粉っぽくなっているアレが、かの新人の頭にも浮かんだのだろう。
「幻滅

料理にオチはいらないのだろう?
おいしい惣菜屋の牛タンカレーは、ポテトも斯くあるべきものでパーフェクトに固めたほうがよさそうだ。