カレーなる隣人

カレー(華麗)なる隣人。それは日々街の至るところで出会ってしまう、すくうカレースプーンの先に映る人間像

於:会社

2006年07月06日 | 隣人(カレー)
会社の先輩がくれた。

カレーの季節だから、何でもあり!というにしては、カレー好きな私をもってしても少し強引なような気がするこの商品。

しかし、れっきとして存在してしまっている。

この目の前にあるのは「カレーどらやき」、しかも「印度」、さらに「福神漬入り」!

かなりのチャレンジな上にてんこ盛りといった感じである。

なんでも聞いてみると「父の日」用につくった商品だったとか・・・


ここでみなさんに問いたい、「結構」とはどういう意味か?

「結構いける」「結構うまい」

このカレーどらやきなるものを食べた周囲の反応である。

「結構」、この言葉にはどんな意味が込められているのか?

「まあまあ、意外と、案外、予想より、なかなか」、こんな言葉がごちゃ混ぜになった意味はわかるのだが・・・
もしも、万が一私がこの商品開発者と対峙したとき、これらの消費者の声をどう具体的に伝えたらいいのだろうか?
そんな要らん心配をしてしまった。

於:タイム(丸の内北口)

2006年07月06日 | 隣人(カレー)
人間、好きなものを語っているときが一番いい顔だ!


帰りがけにカレーを食べようと、改札から程近い「タイム」に入る。と、そこには会社のKさんがいた。

さっそく横の席に座らせてもらう。

「Kさん、それ、何カレーですか?」
「う~ん、何だっけな?あ、そうそう、野菜カレーだよ。最近野菜食ってねーから」

かなりカレーには関心うすといった感じです。
仕事の資料を片手にスプーンをすくっていた情景がたしかにそれを物語っていた。

そこで話題を変え、Kさんの関心のある温泉にしてみた。
「最近俺アパホテルによく泊まるんですけど、あそこの温泉大浴場っていいですよね。」

「あーたしかに日本全国たいがいのところなら1000メートルも掘ればなんらかの温泉は出てくるからね」「でも天然温泉っていっても、多少でも天然温泉が入っていれば、なんでも天然温泉だからなー、アパも天然温泉って書いてあるけど、たしかそのくちだよ・・・」

「へー、そうなんですか?」

「完全な天然温泉なんて今は限られていて、加温、加水しなくて豊富な湯量がある温泉は珍しいよ」
「やっぱり俺は、有馬温泉みたいな白濁したこってりした湯にどっぷりつかりてーよー」

う~ん、まるでラーメン好きがラーメンを語っているかのよう口ぶりだった。
さっきの「何カレーだっけ?」のときとは目の輝きが違う。

やはり人間、好きなものが好きなんだなー。