行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

オニヤンマ、コオニヤンマ

2015-07-20 20:00:51 | 昆虫
上空を素早く飛んでいるのはときどき見るのですが、
とまってはくれず、
なかなか撮ることができなかったトンボの王様、
オニヤンマです。


そのオニヤンマ科オニヤンマが
眼の前の草の上にとまっています。


実は、最初に見たときは
仰向けにひっくり返っているトンボの王様にあるまじき姿、
触れてみるとまだ生きています。
そっと起こして草の葉にとまらせて見ました。


腹部上部に膨らみ(副性器)が見られます。
翅にも体にも傷みのない、きれいなオスの個体です。
日本最大のトンボ、オニヤンマですが
一般にオスよりメスの方が大型だそうです。


多分、毒虫を食べたか、毒針に刺されたのか、
体が麻痺しているのではと思われます。
普通はここまで近寄ると間違いなく逃げられるのですが
辛うじて上体を支えているものの動く気配がありません。
大きな緑色の複眼、顔の黄色の模様、
オニヤンマです。


写真を十分に撮らせてもらい
道からは見つかりにくい場所にそっととまらせて、
さよならをしてきました。


こちらはコオニヤンマ、
黒地に黄色の縞模様、
上のオニヤンマより大きいかなと思われる個体でした。
模様も名前もオニヤンマに似ていますが
ヤンマ科ではなくサナエトンボ科です。


こうしてオニヤンマと比べてみると
頭部が小さく、肩がやけに大きく見え、腹部も太く、
シルエットがオニヤンマと異なるのがよくわかります。
そして、オニヤンマはこんなところにはとまらない気がします。


早くも産卵?
水辺でホバリングしていたのもコオニヤンマです。
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