5月~6月,道端の藪の木陰などに群生して見られる
白い小さな3弁花,トキワツユクサです。
南アメリカ原産の帰化植物,
今は野の雑草花ですが,
これも昭和初期に観賞用に持ち込まれたそうです。
ツユクサ科ムラサキツユクサ属の多年草,
葉が常緑なのでトキワ(常盤)の名がつけられていますが,
花はツユクサより早く,5月~6月に咲き,
年中見られるわけではありません。
花は布のような質感がある白い3弁花,
長い6本の雄蕊にその雄蕊を覆うよう密生している
白い繊毛が特徴的で,目を引きます。
この青い花を染料として使うなど,
古くから日本人に馴染まれているツユクサ(露草),
基本的には夏の終わりから秋初めの花ですが,
早いものは梅雨入りの頃には花を見せるようです。
ドクダミの花と並んで咲いていました(6/1)。
7月初旬のツユクサ,
花の下に長い触角を伸ばして,
秋の虫の子供が発生しています。
ムラサキツユクサ,
これも北アメリカ原産の帰化植物,
トキワツユクサと同じような時期に花をつける
ツユクサ科ムラサキツユクサ属の多年草です。
園芸用としても利用もされていますが,
野生化しているものが多く見られます。
写真は,大きな他の草に混じり,
たくさんの花をつけていたムラサキツユクサ,
花が大きめなのでのオオムラサキツユクサでしょうか。