後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

日本のカトリックの本山は長崎、浦上天主堂・・私が勝手にそう言うだけですが

2011年01月16日 | 日記・エッセイ・コラム

何でも宗教組織があれば本部や本山があるのが普通です。しかしカトリックではローマ法王が各地の司教を直接指導するので、国ごとの支部も支所も存在しません。

ですから日本のカトリック信者の代表者と言うものは存在しません。全国が16の教区に別れていますが、その間に上下関係はありません。ただ日本の税法上から宗教法人組織になっていて、その主体は日本の司教達の指導で「カトリック中央協議会」です。それが全体の経営と運営を指導しています。本部事務所は東京都江東区潮見2-10-10.にあります。

しかし佛教国の日本に住んでいる私にとって本山が無いと何となく落ち着きません。そこで私は勝手に長崎の浦上天主堂を本山と決めています。心の中でそう決めているだけです。

それはそれとして今日のミサは助祭の谷口さんが説教をしました。彼は神学校の最終学年にいるので、この3月には出身教区の福岡司教区で叙階式をし、正式に神父さまになります。彼の今日の説教では、長崎、浦上天主堂の叙階式が日本一厳粛で壮大ですと話してくれました。信者が3000人以上参加し、数多くの司教団、司祭団が美しい法衣を纏って祭壇の上にズラリと参列します。その前に叙階を受ける10人位の助祭さん達が十字架へ向かってうつ伏せに寝て祈っています。荘厳なパイプオルガンと3000人の信者の合唱で叙階式が進行するのです。

東京大司教区の関口教会で、山本神父様の叙階式に参加したことがあるので長崎、浦上天主堂の様子も想像出来ます。

この谷口助祭さんは小金井教会に来て、ミサのお手伝をしてくれています。主任司祭のディン神父様の補佐として実に過不足なく働いてくれています。感動したので昨年の6月に彼の在学してる神学校を訪問し、非常に開放的なカトリックの神学校 という記事を掲載しました。

その谷口さんも3月には出身地の福岡教区に帰り、神父として九州で働くことになっています。淡いお付き合いでしたが別れるのが残念です。そこで、彼の神父様としてのご活躍を祈って、この記事を掲載する次第です。3月まではもう少し期間があります。谷口さん、有難う御座います。下に今日のミサの祭壇を写した写真を掲載致します。(終り)

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あなたは菅直人政権をどう思いますか?

2011年01月16日 | 日記・エッセイ・コラム

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あなたは現在の政権をどう思いますか?と問われれば多くの人は、「期待していません。景気も良くならないし。まあ自民党と交代したことは良かったのかも知れませんが」と答えると思います。

そして民主党の誰に好感を持ちますか?少し怖いけど、美形の蓮坊さんがいいですね。言うことがハッキリしていて。それと前原さんも悪くないですね。よく働くから。最近は普天間問題と日米協力問題を切り離す外交をしたし。と多くの人(男)は言うでしょう。

菅さんはヌラリクラリで駄目ですね。兎に角、景気を良く出来ない政権は辞めて貰いたいですね。まあ、こんな意見が平均的な感じ方ではないでしょうか?

この記事の前に1961年のケネディ大統領の就任演説の一部を掲載しました。「あなたが菅直人政権が何をしてくれるか?と問うよりも、あなたは日本という国家へ何が出来るか?と問いなさい!そんな風に読んだら如何でしょうか?

最近の経済の低迷と閉塞感で世の中が暗い雰囲気になっています。しかしそれは自分の気の持ち方で明るい社会にもなるのです。

日本と言う国ほど所得格差が無い国は多くはないのです。貧民層の数の少ない事でも自慢出来ます。新幹線や高速道路のような便利なものがあります。世界中の料理が比較的安価で食べることの出来る国です。

不足しているものが有るとしたら、それは健全な国家観を人々が持っていない事です。国を愛していない事です。偏狭な国粋主義は絶対にいけません。しかしバランスの取れた心豊かな愛国心が重要なのです。私は日本と言う国が大好きです。愛しています。バランスの取れた愛国心とは外国の事や敵国の文化を深く理解する事によって出来あがる精神です。北朝鮮や中国を悪しざまに非難する事は簡単です。しかしその態度は偏狭な国粋主義へ繋がりやすいのでしてはいけない事です。そんな思いを深く持っています。

すると景気の悪い閉塞感に覆われた社会も、途端に明るく思えます。

私は日本が好きです。日本を愛しています。それ故に韓国も台湾もベトナムも中国も好きなのです。愛しているのです。上に示した写真の美しい雑木林のようにゆったりした気持ちで考えています。

今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。藤山杜人