ガソリン価格の高騰が止まらない。経済産業省が8月30日に発表したレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格(8月28日時点)は185.6円で、統計が残る1990年8月以降で過去最高値を更新した。最も高いのは長野県で、1リットル当たり194円、東京で187.9円である。政府は10円程度下げようと、補助金の延長をほのめかしているが、原因が原油の高騰と円安にある以上、この流れは止まらない。原油はWTIの1バーレル当たりの価格が86ドル台に高騰している。ちなみに昨日の値は83ドル台だったし、数日前までは70ドル台だった。日本の原油価格は当然、世界の原油価格の流れに沿って動く。為替は再び円安に振れている。今日現在の値は1ドルあたり146円である。アメリカの政策金利が上げ基調であることを考えれば、円安に進むことはあっても、円高に振れる予想は立たない。(くちなし亭、2023.09.02)
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