動物たちにぬくもりを!

動物愛護活動の活動経過や日々の出来事、世の中の動き等幅広く紹介します。

殺処分寸前の老犬が「防犯パトロール」で活躍

2021-06-19 05:51:07 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

殺処分寸前の老犬が「防犯パトロール」で活躍
 「ご苦労さま」の声かけに、閉ざした心も優しい瞳に

2021年6月3日(木) まいどなニュース

飼い主に捨てられ、長く施設で保護されていた高齢犬「ベル」が、散歩を通じて地域防犯に取り組む「わんわんパトロール」活動に励んでいる。
京都市山科区の家族に引き取られ、居場所と活躍の場所を得た。
今では、保護当初と見違えるような優しい瞳で街を見守っている。


「わんわんパトロール」の腕章をつけて仲良く散歩するベルと樫野さん(京都市山科区)

ベルは雑種の和犬で、推定8歳の雄。
岡山県動物愛護センターに保護された当時は、心を閉ざした状態で、かみつき癖やうなりもあったという。
殺処分される寸前に同県の動物愛護団体に引き取られ、2年間保護されていた。
ただ高齢の大型犬とあって飼い主が見つからず、何度も殺処分候補に挙げられたという。
昨年末、飼い主を募集していることを知った京都市山科区大宅の樫野弘美さん(41)が家族に迎えた。
「行き場のない大人の保護犬を引き取りたい」と探す中で、写真を見て直感でひかれたという。


飼い主に捨てられ、保護された頃のベル。人に心を閉ざしていたという=樫野さん提供

最初は警戒心が強かったベルだが、樫野さんと母親、4匹のネコと暮らすうちに表情が和らぎ、家族に甘えるようになった。
樫野さんは散歩が大好きなベルが地域の役に立てるのではと考え、認定NPO法人アンビシャス(中京区)が市内で普及に取り組んでいる「わんわんパトロール」活動に参画。
4月からベルの首と自身の腕に腕章をつけ、毎日のように山科区内のパトロールに励んでいる。
活動を始めてから「ご苦労さま」と声をかけられたり、小学生にあいさつされたりと、地域の人たちとの触れあいも増えたという。
樫野さんは「ベルに人間の優しさを感じてもらいつつ、防犯にも貢献できたら。シニアの保護犬でも大きな可能性を秘めていることを知ってもらいたい」と話し、元気に歩くベルに寄り添っている。

(まいどなニュース/京都新聞)

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動物たちに恩返しをしたい

2021-06-18 05:50:06 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

犬が好き
「動物たちに恩返しをしたい」
過去引きこもりだった女性が、飼い主のいない犬や猫のために奮闘

いぬのきもち

毎年100頭以上の飼い主のいない犬猫を保護し、譲渡する活動を家族全員で行っている神保枝美さん。
その取り組みをご紹介します。

◆幼少のころからケガをした動物たちを救おうと行動

幼少のころから保護活動を始めたという神保枝美さん。
2016年にブログ「ファーブル家」を立ち上げ、年間で100頭以上もの犬猫を保護し、新しい家族を探す活動を行っています。
神保枝美さん(以下神保さん)は、自身の保護活動のブログ「ファーブル家」を立ち上げ、夫と2人の息子さんとともに動物の保護活動を行っています。
自宅で保護して新しい家族に譲渡する犬や猫は、年間で100頭を超えるそう。
「私は幼少のころから動物が大好きで、ケガをした動物などを近所で見つけては助けようとしていました。 でも当時、実家では犬猫の飼育はできなかったので、空き地などで隠れてお世話をしてました」と、神保さん。

◆不登校になった神保さんを立ち直らせたのが動物だった

3年前に保護したビーグルのマックくんは、今年18才に。神保さんのこまやかなケアで健康状態は良好。
神保さんが本格的に動物の保護活動を始めるきっかけとなったのが、中学生のころ、不登校となり、引きこもりになってしまったこと。
「そのころ、いろいろな悩みを抱えて、家に閉じこもってしまったんです。 でも、いっしょに暮らしていたハムスターと文鳥だけが私の話し相手になってくれた。 こうした小動物も、ちゃんと人の気持ちを理解してそばに寄り添ってくれるんです。 動物たちのおかげで私は立ち直ることができ、高校にも進学できた。 今度は私が動物たちに恩返しをする番だって思ったんです」
当時はインターネットもあまり普及していなかったので、保護した犬や猫は、チラシを作るなどして譲渡活動をしたそう。

◆結婚・引っ越しを機に活動の幅を広げた

神保さん宅の開放的なリビングでは、保護犬と保護猫たちが仲よくくつろいでいます。
その後、神保さんは、同じく動物を心から愛する夫と出会って結婚。
一戸建てに引っ越したことを機に、多数の犬の保護をするようになりました。
取材当日、約20畳の開放的なリビングには、犬が3頭、猫が25頭保護されていました。
印象的だったのは、これだけの数の犬猫がいながらも、部屋の隅々まで掃除が行き届き、ニオイがまったくないこと。
「多くの犬の保護・譲渡をするようになって13年くらいになりますが、預かる犬猫の数の上限は必ず決めています。 自分のキャパオーバーになって、掃除もお世話もしきれなくなっては本末転倒ですからね」
また、自宅リビングは、譲渡先のご家族や保護活動の仲間がいつでも相談に来られるよう解放スペースにもなっているそう。


駐車場で見かけたダンボールに入っていたのは…出産して間もない栄養失調の猫

2021-06-17 05:55:06 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

「何か鳴き声がするよ」駐車場で見かけたダンボール
 入っていたのは…出産して間もない栄養失調の猫

まいどなニュース

川上 隆宏

「ごめん、急ぐね。理由はあとで話すから」「え、どうしたの?」…このままでは死んでしまう。
動物病院に必死で車を走らせた日のことを、静岡県に住む榊原さんは鮮明に覚えています。
「はなちゃん」との出会いは、突然でした。
今年の5月、近くに住んでいる友人の家族と、スーパーに買い物に出かけたときのことでした。
車を止めようとした駐車場に、不自然なダンボール箱があるのを見つけました。
テープはしっかりと十字でとめられていて、最初は、買い物客の忘れ物だろうと思っていました。
しかし、様子を見に行った友人の子どもたちの言葉に驚きます。
「何か鳴き声がするよ」。
まさか…榊原さんがあらためて確認にいくと、確かにか細い声が聴こえます。
開けてみると、そこには弱りきった猫が入っていました。
箱の中には水も餌も入れられていませんでした。
飲まず食わずで閉じ込められ、どれだけの時間を過ごしていたのか…。
榊原さんは急きょ買い物をやめ、発見した猫を急きょ動物病院に連れていくことにしました。
友人家族たちに突然予定を変えてしまうことを謝りながら、心の中で「この猫を助けたい」…そして「うちの子として迎えよう」と考えていました。


はなちゃんが我が家の家族になった日

到着した動物病院で診てもらうと、推定年齢4、5歳の女の子でした。
栄養失調で貧血気味、そして耳にはカビが生えていました。
手入れされていない身体は毛玉だらけになっていただけでなく、出血が見られたほか、首には擦れたような傷が無数にあることも分かりました。
「この子は出産経験があるね。何回かお産させられてるし、最近も産んだのかもしれないね」。
繁殖用の猫で、痩せすぎて産めないと判断されて捨てられたのではないか。
…そんな獣医師の言葉を聞いて、榊原さんはこの猫への思いを強くしたといいます。


初めて自分からケージの外に出た時


姉に綺麗にしてもらいお昼寝してる時

猫を連れて一緒に家までに戻ってきた榊原さん。
友人の子どもたちも榊原さんの家に上がり、新しい猫に興味津々です。
榊原さんが猫に名前をつけたいと子どもたちに話すと、子どもたちは「はなちゃんがいい!お花みたいな女の子になって欲しいから」といい、名前が決まりました。
夕方になると、近くに住んでいる榊原さんのお母さんもやってきました。
実家で空いたゲージがあるので、使うようにと持ってきてくれたのです。
ご飯とお水を用意すると、はなちゃんは無心で食べて、飲みました。
一段落すると満足したのか…榊原さんに向かって喉を鳴らし、ゲージの中から撫でてとスリスリしてくれました。


お布団でくつろいでる時

無理なお産をさせられたあげく捨てられて…ダンボール箱の中でどれだけ不安な時間を過ごしてきたのだろう。
「これまでこんなにも酷い扱いを受けてきたにも関わらず、人間を信じてくれるなんて…はながけなげで、私は泣きました」…榊原さんはそのときの気持ちを語ります。
榊原さんの家には、ほかに犬が2匹、猫が3匹います。
猫の3匹はいずれも榊原さんが保護しました。
1匹目はペットショップで1年間キャリーケースに閉じ込められていた猫。
2匹目はパチンコ屋の駐輪場で発見された猫。
3匹目はペットショップに返品されてきた猫といい、境遇はさまざまです。
それぞれ「ソルテ」「ティノ」「アース」と名付けていて、日本語で「世界に小さな幸せを」という意味を込めています。
そこにやってきたはなちゃん。
…名前の通り、世界に華やかさを届けてくれたかのようです。


はなちゃん以外に暮らしている猫たち。右から、ソルテ・ティノ・アース。いずれも榊原さんが保護した

はなちゃんは最初、ほかの猫とは別の部屋にいましたが、同じ家の中に動物が落ち着いて過ごしている気配に少しずつ安心していったのか、保護して1週間ほどたつと、リラックスしてよく寝るようになりました。
今ではみんなとも対面させて、耳のカビの具合を見ながら遊ばせたりしているそうです。
榊原さんは、ここがあなたの居場所だよ、ここにはいてもいいんだよ、とはなちゃんに繰り返し話しかけているといいます。
たくさん愛情をかけて、野に咲く花のような可愛い女の子になるように…はなちゃんとの時間を積み重ねています。


どこに行ったの?と思ったときは、こんなカラーボックスのかごの中に

【動画】はなちゃんが初めてケージの外に出たときの様子…ここはあなたのお家です


【長崎】ゴミ袋に入れ捨てられた4匹の子猫救出も…

2021-06-16 05:58:29 | 動物実験・動物虐待

【長崎】ゴミ袋に入れ捨てられた4匹の子猫救出も…

2021年6月15日(火) ncc長崎文化放送

13日朝、長崎市で生後間もない4匹の子猫が可燃物のゴミ袋に入れられ、捨てられているのが見つかりました。
警察が動物愛護法違反の容疑で捜査しています。



【長崎】ゴミ袋に入れ捨てられた4匹の子猫救出も…(長崎文化放送) - Yahoo!ニュース

生後間もない4匹の子猫は13日(日)の朝8時半ごろ長崎市江川町のゴミステーションの可燃物置き場に、汚れた毛布や段ボール、スーパーやドラッグストアのレシートなどと一緒に捨てられていました。
付近住民が発見し、市内の動物救援団体に連絡。
団体が警察に通報し、警察が袋を開けて確認、団体に引き渡しました。
発見した住民によると、前日12日(土)朝から外で子猫の鳴き声が聞こえ、当日も朝8時半ごろ鳴き声が聞こえたため、付近を探して発見したということです。
4匹とも生後2~3日でへその緒が付いたままでした。
衰弱した様子だったということです。
保護した「R&G長崎の保健所の命を救う会」の浦川たつのりさん(45)は、「ネコがゴミ袋に入れて捨てられていたことは何度かあったがごみと一緒に捨てられていたのは初めて」と話します。
R&G長崎の保健所の命を救う会浦川たつのり代表:「普通のゴミと一緒に入れて捨ててあるというのは正直(これまでは)ないですね。1日中24時間は最低でも入っていたということなので、僕らが行った時もピーピー泣いていてたぶんかなりお腹が減っていたのではないかな。捨てる選択じゃなくてできるだけ里親を探していただいて生まないように避妊去勢手術をしてこれ以上生まないようにしていただきたいなと思ってます」。
4匹は、保護したあとすぐにミルクを与えて体力の回復を試みましたが1匹は発見した日の午後に死んでしまいました。
ミルクボランティアは「神経が分からないですね。そういうことをする神経が。きょう(13日)、あした(14日)ぐらいには亡くなってたんじゃないかなと思います。見つからなかったらですね、そのまま。ミルクも与えたので今のところはだいぶ落ち着いたと思います。せめてどこかに保護してくれる方に頼むとかした方がいいと思いますけどね」と話しました。

ミルクボランティアが一定期間飼育し、里親を探す方針でしたが発見当日の夜、もう1匹も死に、翌日14日(月)の夕方と夜にも残る2匹、4匹すべてが死んでしまったということです。


R&G長崎の保健所の命を救う会の浦川代表は「今年はコロナの影響か、犬猫を飼う人が増えているのと、手放す方も多いし、捨てる人も多いようです。私たちに依頼されるケースが例年の5倍くらいになっています。毎日10件とか15件、先月は1000匹以上の保護依頼がかかってきています。私たちが毎月2回里親探し会を開催してますので、そこに連れて来ていただいて一緒に里親を探すお手伝いをできるので、そういった形で捨てないできちんとした次の家庭を見つけてあげてほしいです」と話しました。
大浦署が動物愛護法違反の疑いで捜査しています。



最初のニュースではなんとか3匹が生きていたんですが全て亡くなってしまい非常に残念です。
許せないですね。死刑罪に匹敵する残酷人間、救われるべき尊い命が救われなかったんです。
生き物をモノ扱いする非情な人間が潜在的に多く、虐待事件が頻繁に発生しています。
日本の根深い問題ですね。
政治家たち、生き物の命を尊ぶ意識をもって政治をやって欲しい
(byぬくもり)


ごみ袋の中に子ネコ 警察が動物愛護法違反の疑いで捜査

2021-06-16 05:54:24 | 動物実験・動物虐待

ごみ袋の中に子ネコ 警察が動物愛護法違反の疑いで捜査

2021年6月14日(月) NIB長崎国際テレビ

長崎市のゴミ捨て場に4匹の子ネコがごみ袋に入れられ捨てられているのが見つかった。
警察が動物愛護法違反の疑いで捜査している。

ごみ袋の中に子ネコ 警察が動物愛護法違反の疑いで捜査(長崎国際テレビ) - Yahoo!ニュース

長崎市江川町のごみステーション。
13日午前9時頃、近くの住民が、ゴミ袋に入れられたネコを見つけた。
連絡を受け、駆け付けた動物愛護団体「長崎の保健所の命を救う会」浦川たつのり代表は事件の可能性があるとみて警察へ通報。
警察官立ち合いのもと袋を開けてみると子ネコのからだは羊水で濡れへその緒が付いた状態だった。
ゴミ袋の中には子ネコ4匹とポイントカード、レシート、封筒などが入っていたという。
警察は、動物愛護法違反の疑いで、遺棄した人物の行方を追っている。

 

ゴミ袋の中に…生まれたばかりの子ネコ4匹

2021年6月14日(月) 日テレNEWS24

Nippon News Network(NNN)
13日午前11時頃、長崎市内のゴミ捨て場で撮影された映像。
取り出されたゴミ袋から聞こえてきたのはネコの鳴き声です。
袋を開けると、中にいたのは4匹の子ネコ。
ぐったりと衰弱していました。

ゴミ袋の中に…生まれたばかりの子ネコ4匹(日本テレビ系(NNN)) - Yahoo!ニュース

ネコが見つかったのは住宅街にあるゴミ捨て場。
警察によりますと、13日午前11時ごろ、「生まれたばかりのネコが4匹捨てられている」と110番通報がありました。
近隣住民からの連絡を受け、駆け付けたのは動物愛護団体の代表。
R&G長崎の保健所の命を救う会・浦川たつのり代表 「ここの中に捨てられていた。丸一日発見されず、子ネコがいるのを(警察に)確認してもらった」
子ネコは、ゴミ袋の中にレシートや封筒などと一緒に捨てられていたといいます。
R&G長崎の保健所の命を救う会・浦川代表 「4匹は生まれてすぐ、1日以内、数時間以内で捨てられたのではないか」
4匹とも生まれてすぐ捨てられたとみられています。
その後、子ネコは通報した動物愛護団体によって保護。
4匹のうち3匹は順調に回復していますが、残りの1匹は衰弱がひどく13日夜、息を引き取ったということです。
R&G長崎の保健所の命を救う会・浦川代表 「生かすつもりはなかったんだろうな。殺してしまう前提と言っても過言ではないと思う。ゴミとして扱われている感じですね。私たちも憤慨したというか、犯人を捕まえたいなと正直思いました」
警察は、動物愛護法違反の容疑で捜査を進めています。

 

子ネコたち異常な捨て方 ゴミ袋に入れ一番下に...

2021年6月14日(月) FNNプライムオンライン

長崎市内にあるごみ置き場で13日、信じられない事件が起きた。
いくつか置かれたごみ袋の中で、何かが動いている。
出てきたのは、4匹の子猫。
へその緒がついており、生後まもない状態で捨てられていた。



発見者は、9歳の子どもと母親。
ごみ置き場の近くから2日続けて猫の鳴き声がしたため、地元の動物愛護団体へ連絡したという。
警察立ち会いのもと、袋の中身を確認した団体の代表は、「おそらく自宅で出産したものを、捨てられたんだと思いますが、出産時の毛布とか汚れているものも一緒に捨てられていた。それ以外にも、日常的なゴミと一緒に捨てられていた。完全にゴミ扱いしているところが通常とは違う、異質なものを感じた」と話す。
猫が入った袋は、ごみ置き場の一番下のあたりに捨てられていたという。
そのまま気づかず、収集車に入れられていたら...。
R&G 長崎の保健所の命を救う会・浦川たつのり代表「わかるように、だいたい一番上や脇に置いてあったり、『誰か気づいてくれないかな』という捨て方がほとんど。今回は、そういう気持ちが、みじんも感じられないような捨て方。完全にモノ扱いですよね」
警察は、動物愛護法違反にあたる可能性があるとして、捜査している。

子ネコたち異常な捨て方 ゴミ袋に入れ一番下に...(フジテレビ系(FNN)) - Yahoo!ニュース


山中で脚縛られていた子犬の新たな生活

2021-06-15 05:51:40 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

「わたし、おこげ。元気に暮らしているよ」
 山中で脚縛られていた子犬の新たな生活

2021年5月31日(月) 神戸新聞NEXT

神戸市灘区の六甲山で4月、脚を粘着テープで縛られた状態で見つかり、葺合署が保護したトイプードルの子犬が、発見者の男性の元で暮らすことになった。
前の飼い主が所有権を放棄したため、男性が引き取りを希望した。
生後約半年の雌で、毛の色にちなんだ名前は「おこげ」。
愛情をたっぷり受けながら新しい家族に溶け込みつつある。


六甲山に放置されていたトイプードルのおこげと引き取った宇都宮和史さん=神戸市内

引き取ったのは、中学教諭の宇都宮和史さん(30)=神戸市。
4月2日朝、車で通勤中、同市灘区六甲山町の「表六甲ドライブウェイ」で、前の車が急に減速し、路肩に止まったのに気付いた。
「何やろう」。
追い越しざまに反対車線を見ると、小さくて黒っぽい動物がちらっと目に入った。
「キツネやウサギじゃなさそうだし。まさか、犬? いや、そんなはずないか? でも犬やったら…と、もやもやして」  Uターンして車を降り、近づくと、予感は当たっていた。


おこげが脚を縛られた状態で見つかった道路=神戸市灘区六甲山町

しゃがんで「おいで」と呼び掛けると、子犬がひざの上に乗ってきた。
人懐っこいが、かなり弱っていた。
ひとまず車に乗せる。
移動中、子犬は後部座席から隙間を縫って運転席の宇都宮さんの体に乗ってきた。
かわいかったが、鼻をつく独特の臭いに、思わず窓を全開にした。
学校は春休み中。
同僚がコンビニで買ったドッグフードを与えると、がっついて食べた。
皿に入れて水をやると、口の周りの毛がちょっとつくだけで、水が真っ茶色ににごった。
ふと、片方の前脚に粘着テープが巻かれているのに気付いた。
「まさか」と思ってぼさぼさの毛をほどいてみると、後ろ脚がテープでぐるぐるに巻かれ、束ねられていた。
「かわいそう」とばかり思っていた心の中に、怒りがこみ上げた。
夕方、姉が通っている動物病院に行こうと、同市中央区へ向かった。
先に近くの葺合署に寄り、子犬を見つけたこと、脚がテープで巻かれていたことなどを相談した。
すると、「証拠物だから」と、署が子犬を預かることになった。
子犬は体に個体識別用のマイクロチップが埋め込まれ、飼い主はすぐに特定された。
署は動物愛護法違反の疑いで捜査を始めた。
宇都宮さんは考えた。
この子犬は幸せになれるんだろうか。
いや、絶対に幸せになってほしい。
「もし飼い主の元に戻らないなら、この子犬はうちで引き取りたい」と署に伝え、帰宅した。


手足を縛られた状態で見つかり、保護されたトイプードル(提供写真)

    ◇  

「どうしますか?」
5月6日、同署の拾得物係から電話があり、元の飼い主が所有権を放棄したと聞かされた。
宇都宮さんは迷わず引き取ると答えた。
同10日夕、同署で受け取りの書類に記入をしていると、奥から「キャンキャン」と元気な鳴き声が聞こえた。
声はだんだん近く、大きくなる。
もこもこした子犬が入ったケージが運ばれてきた。
抱え上げ、その重みに安心した。
発見時1・7キロだった体重は2・7キロに増えていた。
顔を近づけると、ぺろぺろとなめてくる。
再会の実感が湧き、うれしかった。
引き取りが決まった際、まずはぼさぼさの毛を整えてあげようと、トリミングを予約した。
動物病院を受診する段取りもした。
ところが、子犬は保護されている間に脚の毛を短くした「ヒツジカット」を施してもらい、既に全身がすっきりしていた。
シャンプーで、ダニやノミもしっかり取れていた。
「別の犬かと思うほど見違えていました。正直、久しぶりというより『初めまして』という感じで戸惑った」と宇都宮さん。
幸せな気持ちで、カットや病院の予約をキャンセルした。
「『モカ』とか『チディ』は? 『おこげ』はどう?」「おこげ? ちょっとしっくりこん。…いや、意外といいかも」  引き取りが決まる前から妻らと家族会議を繰り返してきた結果、「おこげ」と名付けることにした。
1週間で「おすわり」と「待て」を覚え、小さなテニスボールを投げると勢いよく駆けだし、くわえて戻ってきて「もう1回」を延々とおねだりする。
「普通は嫌がるんですけど」。
カフェのテラス席で取材中、宇都宮さんが足元にいたおこげを、おなかを上にして抱き上げた。
脚やしっぽをつかみ、おなかをさすってもほえず暴れず、うっとりしている。
初対面の記者にも警戒せず、脚の間をくぐったり、じゃれてきたりした。
一見、人懐っこく、利口なおこげだが、実は留守番が苦手だという。
「心配だから、外でもスマホで家の中の様子が見られるペットカメラを付けたんですが、ずっとほえ続けています」
宇都宮さんが家にいる間は風呂もトイレも、どこでもぴったりとついてくる。
「もしかすると、道に捨てられたことがトラウマ(心的外傷)になってるのかもしれません。だから、人に甘えようとする。分離不安がかなり強いみたいです」
留守にする日は両親に預けるなど、できるだけ誰かがそばにいるよう家族で協力しているという。
誰がどんな経緯でおこげを置き去りにしたのか。
何のために脚を縛ったのか。
宇都宮さんは知らない。
「気にはなるけど、全部過去のこと。これから一緒に楽しく暮らし、嫌なことを忘れられるようにするのが僕たちの役目」
そう語る宇都宮さんの顔を、おこげがぺろぺろとなめた。
「再会の日もこうしたよね。うれしい思い出はどんどん増えているよ」。
宇都宮さんにそう言っているかのように見えた。

(斎藤 誉、井上太郎)

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ねこはやらない ひとががんばれ!

2021-06-14 05:50:13 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

「ねこはやらない ひとががんばれ!」
 感染予防を呼びかける猫がかわいすぎる...!作者に誕生秘話を聞いた

2021年5月29日(土) Jタウンネット

ある動物病院に貼ってある、手洗い・うがいを呼びかけるポスターがかわいい――そんな投稿がツイッターで注目されている。
これは、ツイッターユーザーのうりさん(@urichan0810)が2021年5月10日に投稿したもの。
「動物病院にこれ貼ってあった!」という一文とともに、猫のイラストが描かれたポスターが投稿されている。
ポスターには、ポップなフォントで「ねこはやらない ひとががんばれ!」というコピーが。
うりさんがこのポスターを見かけたのは、長野県内の動物病院でのこと。
見ているだけでつい頬がゆるんでしまうこのポスターを制作したのは、吹きガラス職人と飼い犬ムーコの日常を描いた漫画「いとしのムーコ」などの著者みずしな孝之(@sinamism)さんだ。
Jタウンネット記者は18日、みずしなさんに詳しい話を聞いた。

きっかけは「いとしのムーコ」
実はこのポスターには、犬バージョンも存在する。

(画像はみずしな孝之さん提供)

みずしなさんが先に描いたのは、この犬バージョンだった。
約1年前の、緊急事態宣言が初めて出された頃に描いたそうだ。
「(犬のポスターを描いたのは)自分でも守れるように...と。自分のマンガ作品である『いとしのムーコ』のキャラクターで描いてツイッターに上げたら たくさんの方に評価して頂いたので、せっかくならばとねこバージョンも描き増した次第です」
そう、ポスターに描かれているかわいらしい柴犬は、みずしなさんの作品「いとしのムーコ」に登場する主人公・ムーコなのだ!
ちなみに、右下の隅でムーコといっしょにテレビを観ている男性は、同作品に登場する「こまつさん」。
そして「きょりたもつ」の欄でムーコから距離をとっている女の子は、「玲奈ちゃん」のようだ。
「もともと自分に向けてのものなので、習慣にしたかったことを直接的に描きました。掲示されて人目に触れる可能性を考えて、おもに子供がそのまま真似できることをわかりやすく描いています」 と、みずしなさん。
この「ムーコ」のポスターをきっかけに生まれたのが、うりさんが訪れた動物病院にも貼ってあった猫のポスターである。
「ねこバージョンは、いぬバージョンありきのパロディとして、自分の思う、ねこの自分勝手でかわいいところ、愛しいところが出るように描きました」 と、教えてくれた。


(画像はみずしな孝之さん提供)

犬バージョンのコピー「いぬでもできる」に対して、猫バージョンは「ねこはやらない」。
イラストも、犬はせっけんをしっかり泡立てて手を洗い、うがいし、顔から前脚を遠ざけていたが、ネコは水を「チョイチョイ」と触れ、コップを倒し、堂々と顔を洗っている。
どこかワガママでふてぶてしい、猫ならではのかわいさが詰め込まれていて、クスリとしてしまう。
みずしなさんは、2種のポスターについて何度か改稿を重ね、11日には最新版をツイッターに投稿。ローソン・ファミマ・ポプラのネットワークプリントサービスから印刷できる。
これについては、「お手持ちのプリンタで印刷して頂いてもOKです。ご家庭・職場など自由に貼って頂いて問題ありません。商用利用はお断りします」 と、ツイートしている。
感染対策を意識して継続するのは大変だが、これらのポスターを貼っておけば、やさしい気もちで対策を続けられるかもしれない。


首に針金 相次ぐネコの虐待

2021-06-13 05:55:17 | 動物実験・動物虐待

首に針金 相次ぐネコの虐待 同じ仕掛けも 住民「許せない」

2021年6月9日(水) FNNプライムオンライン

猫の首に巻き付けられた細い針金。
針金は、猫が動くと絞まる仕組みになっていました。
千葉・八千代市の住宅街で、首に針金が巻かれた状態の猫が見つかったといいます。





首に針金 相次ぐネコの虐待 同じ仕掛けも 住民「許せない」 - YouTube


ネコの首に「動くと絞まる針金」が…
"人為的に作られたわな” 相次ぐネコへの虐待

2021年6月9日(水) FNNプライムオンライン

地元でかわいがられていたネコの首に、巻き付けられた針金が… このような動物虐待が相次いでいる。


ネコの首に実際に巻き付けられていた針金、動くと絞まる針金

ネコの首に巻き付けられた細い針金。
針金は、ネコが動くと絞まる仕組みになっている。
佐久間みなみアナウンサー: 千葉・八千代市の住宅街で、首に針金が巻かれた状態のネコが見つかったといいます 首に針金が巻き付けられているネコが見つかったのは6月1日。 もともとこのネコは、地元の人々が去勢手術も行い、地域猫としてかわいがっていたという。
ネコを発見した人: ひもみたいなのが(首に)ぶら下がっていて、首に刺さっているのかと思って、よく見たら(針金が)巻かれていた。(獣医師の)先生に診てもらったら「これは人為的、わざと作られたわな」「これはひどいね」となって、私もびっくりしちゃって。
「このまま放っておいたら死んじゃう」
そのネコは、今ボランティア団体に保護されている。
ととの森・今村瞳代表: この奥にいる子です ネコは保護された後、”泰平(たいへい)”と名付けられ大切にされている。 しかし、人間に怯えるようになったという。 泰平君の入っているケージのドアを開けてもらうと…
ととの森・今村瞳代表: 怖いね、こんな感じです 実際に泰平君に巻き付いていた針金。 ととの森・今村瞳代表: 引っ張ると、ここが締まるような感じになってますので、このまま放っておいたらたぶん死んじゃうので、すぐに病院に連れて行っていただきました。
針金の仕掛けを使った虐待は、今回だけではないという。
ととの森・今村瞳代表: (針金を)腹部に巻かれていた子が(見つかったのは)2~3か月ぐらいの間です。あと、首に巻かれて死んじゃった子は2年くらい前に。
さらに警察によると、八千代市では2020年12月、空気銃によるネコの虐待も報告されていた。
保護団体では、地域の見守りを強化している。

(「イット!」6月9日放送より)

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捨てられた子猫、「お好きにどうぞ」の張り紙

2021-06-12 05:48:58 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

これは許せない!「お好きにどうぞ」の張り紙
 捨てられた子猫たちは保護されたが…

まいどなニュース

渡辺 陽

みたらしくんは、子猫の時、兄弟と一緒にスーパーに捨てられていた。
動物愛護団体に勤める桑原さんに「子猫が捨てられている」と教えてくれた人がいて助かった。里親が見つかったものの、先方の都合で返され、桑原さんがうちの子にした。


子猫時代、可愛く甘いマスク

◆スーパーの駐車場に驚きの張り紙
千葉県に住む桑原さんは、動物愛護団体に勤務している。
2012年5月、桑原さんが猫好きで、多頭飼いしていることを知っている人が団体にやってきて、「近くのスーパーに猫が捨てられている」と教えてくれた。
桑原さんは、急いでスーパーに行ってみた。
スーパーの駐車場付近には、3匹の子猫がダンボール箱に入れて捨てられていた。
グレーの子と黒猫、サバトラの猫だった。


兄弟一緒に箱に入れられていた(左:みたらしくん)

血のついた黒猫は、カラスに襲われたのか既に亡くなっていた。
ダンボール箱には「お好きにどうぞ」とチラシの裏に書かれた紙が貼られていた。
「『まるで物みたいに扱って!』と腹立たしく思い、子猫たちを連れて帰ることしか頭にありませんでした」
桑原さんは、コンビニでミルクとごはんを買い、職場に戻った。

◆事情が変わったから飼えない
子猫たちが捨てられていたのは、5月とはいうものの暑い日で、弱っているからなのか、離乳したばかりで食べ方を知らないのか、食欲がなかった。
鳴く力はあったが、力のない顔つきで、やや弱っていた。
ただ、猫風邪はひいていなくて、目もきれいだった。
ノミもついていなくて、誰かが飼っている猫が産んだ子猫ではないかと思われた。
自宅に連れ帰り、グレーの子は里親を募集。
少し前にグレーの被毛の子を飼っていたが、自宅の敷地内で車にひかれて死亡。
娘さんが落ち込んでいるという人が引き取ってくれた。
里親は、以前、猫が家の中と外を自由に行き来できるようにしていたが、事故で猫を亡くして以来、外には出さないようにしているという。
桑原さんも完全室内飼いしてくれる人にしか譲渡していない。

◆甘えん坊の猫に

ふっくら、大きくなったでしょ

サバトラの子猫も里親が見つかったが、「事情が変わって飼えなくなった」と連絡があり、わずかひと月で戻されてしまった。
桑原さんは、「これはうちで飼えということだな」と思い、子猫を飼うことにした。
名前は、みたらし団子にちなんで「みたらしくん」にした。
先住猫の中に両目共に盲目の子がいたが、とても優しく温厚な性格で、みたらしくんの匂いを嗅いですぐに舐め始め、お兄ちゃん猫として面倒をみてくれた。
「目が見えなくても、鼻と耳で匂いや音を拾い、部屋中走り回ってかけっこをしていたんです。里親さんが現れるのを待っている猫も加わり、毎日3匹で遊んで、疲れると寄り添ってぐっすり眠っていました」
他の先住猫たちは、「うるさいな」という感じで眺めていた。
2016年、盲目の先住猫が亡くなり、みらたしくんは気の合う猫がいなくなった。
2匹の先住猫も亡くなったが、そこに3匹の子猫たちがやってきて、桑原家は再びにぎやかになった。
みたらしくんは8歳になったが食欲旺盛、キッチンやテーブルに人間の食べ物があると食べてしまうので、必ず誰かが見張っていないといけない。
「でも、食欲があるうちは大丈夫!」と納得するようにしている。
「甘ったれで、甘ったれで」、可愛いのだという。


野良猫への虐待相次ぐ 名護市街地

2021-06-11 06:01:16 | 動物実験・動物虐待

野良猫への虐待相次ぐ 名護市街地 市民ら不安募らす

2021年5月30日(日) 琉球新報

【名護】
沖縄県名護市の中心市街地で28日、虐待されたとみられる子猫2匹の死骸が見つかった。
いずれも頭部を損傷した状態で、同じ駐車場に遺棄されていた。
周辺では今年に入って猫の虐待とみられる事案が度々発生しており、市民らは不安を募らせている。


(写真:琉球新報社)

28日朝、子猫の死骸を発見した近隣住民が市に連絡した。
猫の保護活動を行う名護市民のネットワーク「にゃごねっと」の鈴木雅子代表らが、市から問い合わせを受けて現場を確認し、110番通報した。
同団体によると2匹は最近、同駐車場でよく見かけた野良猫という。
1匹は頭部を両側から挟んだような跡があり、周囲に血痕があった。
もう1匹は頭部の片側が押し付けられたように損傷していた。
鈴木さんらは「空き缶プレス器のような物で虐待されたのではないか。周辺の市民も怖がっている」と話す。
市内では1月ごろに背中や肩を切り付けられた猫、3月には脚が折られた子猫がそれぞれ見つかるなど、虐待が疑われる事案が起きている。
鈴木さんは「猫の虐待は増えている。コロナ禍のストレスが弱者に向かっているのか。許されないことだ」と憤った。

琉球新報社

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