動物たちにぬくもりを!

動物愛護活動の活動経過や日々の出来事、世の中の動き等幅広く紹介します。

浅田美代子さんインタビュー

2010-08-15 06:30:45 | 新聞記事・Webニュース・テレビ・書籍・ブログなど

週刊朝日H22.8.20号に、林真理子さんの「マリコのゲストコレクション」コーナーで、浅田美代子さんとの動物愛護に纏わる談義が掲載されています。
2人とも熱いハートで語っています。是非購読してみてください。
それとは別に、藤村晃子さんが浅田美代子さんにインタビューした内容がサイト上にありましたのでご紹介します。

ライター: 藤村晃子

女優 浅田美代子さんインタビュー

 2010.07.31 Sat

1973年のデビュー以来、ドラマや映画、バラエティーなどで幅広く活躍する浅田美代子さん。
プライベートでは、愛犬の桃太郎くん、そして収容施設から保護されたアヴィちゃんに囲まれながら、毎日充実した暮らしを送る。
そこで、初めて保護犬を受け入れた時の心情や、浅田美代子さんが考える犬とヒトについてお話を伺いました。

浅田:小さい頃から、犬がいつも身近にいる環境で育ちました。今は、アヴィちゃんそして桃ちゃんと過ごしていますが、その前には柑太郎君というシーズーがいてね。その子の前はやはりシーズーなんだけど、21歳まで大往生した子もいたの。桃太郎も今18歳で、少し心臓が弱く、目も殆ど見えていないと思うけど、ご飯!とかトイレ!とか元気に主張してきます。
藤村:年齢の割りに声がしっかりしていますよね。力強いというか(笑)。ところで、動物愛護について考えるようになったのは、どんな事がきっかけとなったんですか?
浅田:以前からネット等を通じてペット問題に対して、どうにかしたいという気持ちがあって、保護団体さんのサイトをチェックしたり、例えば、チャリティ目的のフリーマーケットがあるとわかれば、物を送ったりと。そしていつものように、ウェブをチェックしていたら、CATNAPさんのサイトで、アヴィちゃんが紹介されていて。当時は、手入れなんてされていないから、毛もぼろぼろで、表情も元気ない感じで。でも目がね、以前飼っていた、柑太郎君に似ていて、それから引き取る事に決めました。

犬は捨てられた事や、収容施設でどうなるのか分かっている。助けられた事もね。

藤村:実際に、保護犬を家族として迎え入れる時はどのような心境でしたか?
浅田:犬猫合わせて年間28万頭も収容施設で殺されているじゃないですか。だから、とにかくどうにかしたいという気持ちがありました。でも、実際に保護犬を家庭に受け入れるというのは、初めての体験で不安もありましたよ。今までは、子犬からしか飼ったことなかったから。最初、アヴィが、家に来たばかりの時は、凄く人間に対して臆病になっていて。お腹にはきつく紐のようなもので縛られた痕跡や、歯が欠損していたりと、どうやら虐待されていたようで。ご飯も呼んでも来なくて。野良猫にあげるように、食器だけ置いて、私は遠くから眺めていました。暫くすると部屋の隅から走ってきて、食べたらまたすぐケージに隠れてしまって。再び人に慣れるまで、凄く時間がかかるかもしれないって思いましたね。アヴィちゃんは推定5歳なんですが、なら私の家で、5年間は慣れなくてもしょうがないって。それでも可愛がろうって覚悟しました。でも思ったよりいい子で、トイレは2-3ヶ月で覚えてしまって。それですごく感じたのが、犬は捨てられた事や、収容施設でどうなるか、わかっている。そして助けられた事もね。暫くして、いつもお腹の下に隠れていた尻尾が徐々に上がり同時に少しづつ心を開いてくれました。
藤村:信頼関係が生まれてきたんですね。
浅田:そうなの。尻尾も振るようになって。はじめて吠えた時は、顔に似合わずハスキーボイスという事もわかって。とても嬉しかったです。3ヶ月前に、家に来る郵便屋さんに吠えて、守られる側から、守る側になろうとしているって感じました。私の家を自分のテリトリーとして受け入れてくれたって。あまりにもその姿が可愛いので、叱らずにいるんですが、最近はそろそろ注意しようかなって思っています。

ペットを飼う時は、ペットショップかブリーダーという選択肢だけではない。

藤村:保護犬だからこそ、味わえる関係があるんですね。
浅田:ペットを飼う時は、ペットショップかブリーダーという選択肢だけでなく、まず収容施設で殺される日々を待つワンちゃんに目を向けて欲しい。子犬からじゃなくたって、いい子はたくさんいる。アヴィちゃんも本当にいい子。殺処分寸前だったけど、殺す必要性なんて全くないって、実感しています。 

***
現在は、保護犬親善大使として、浅田美代子さんと一緒に活躍するアヴィちゃん。
今は安心して幸せな日々を過ごしています。
国内の譲渡率はまだまだ低く、30%に満たないと言われています。
保護犬を家族として迎え入れる事が、当たり前の社会になってほしいと、願っているそうです。
8月14日より浅田美代子さんが出演される映画きな子~見習い警察犬物語~が公開!見習い警察犬と、見習い訓練士の実話から生まれた映画です。

浅田美代子さんプロフィール
1973年デビュー以来、テレビドラマ・映画・バラエティー番組などで幅広く活躍。
保護犬アヴィちゃんを家族として迎え入れ、動物愛護を推進する活動にも積極的に取り組む。
動物に優しい社会を目指し、署名を集めるなど動物愛護法を改正する活動にも力を入れておられます。


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