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晴れのち曇り、時々パリ

もう、これ以上、黙っていられない! 人が、社会が、日本全体が、壊れかかっている。

一日延びた「歴史が動く時」その瞬間を生きるチャンス / 野田佳彦ためらうな、早く!

2011-11-10 21:34:41 | 政治と社会
人生において、そうそう無い「その時歴史が動いた」瞬間に生きる、という僥倖を私は待っていた。


民主党が<瓦解>する瞬間を。



以下は、@sankyuz浜田国雄さんのツイートからの転載です。

国会議員のTPP反対状況
◆国会議員全体722人(欠員1人)反対請願議員は430/721人
◆TPP賛成派の都道府県知事 6/47人
◆TPP賛成の都道府県議会 0/47県(※3県は意見集約なし)。事実上、全県で反対状態。
◆TPP反対・慎重の市区町村議会 1425議会(8割)
(転載終了)


これほど「見事」なまでに、あらゆる国民代表から拒否されている事案も、近年珍しい。

<あの>菅直人の居直りの時期であっても、ここまでは拒否されていなかった様に思う。

つまり通常の日本には、いかに酷い事であっても、その酷さに気がつかない、したがってそれを「支持する」人達が、必ず居るものである。


ましてや、人の意見には「左右」ある。

ところが、事<TPP>となると、全国津々浦々、右も左も真ん中も、老いも若きも、ここまで敬遠され、反発され、拒否されている。


要するに、近来まれに見る「悪辣なる」協約である訳だ。

疑いも無く。


その、国民がこぞって「反対している」日本を売り飛ばすかの如き<亡国的>国際協約(と銘打った対米条約)ですら、賛成する人々が居る。

居るのです。

しかも、積極的に。


その筆頭が『日本経済団体連合会』なる、ヒヒ爺たちの有閑クラブである。

なにしろ、ゼニの亡者達の結社であるからして、国益や国民の財産、まして国民の平和や日本の伝統など、歯牙にも掛けず、ひたすらゼゼコを貯め込んでニタニタしている人達の団体で有るからには、何が何でも参加させるべく、あらゆる手段を使っての圧力三昧。

その手先が、マスコミとか称する、「報道機関」を僭称する宣伝機関である。

彼等は、「けーだんれん」からしこたま出稿してもらって、食っている。

さらには、「かすみがせき」なる魔の巣窟から、一方ならぬ利益のおこぼれをちょうだいしている。

そして、極めつけが<C.I.A>の日本現地エージェントである人物が、戦後米国の資金を拝領して、特別の思し召しで大看板を手にした「瓦版屋」の宣伝文書が、日本最大の発行部数を誇って、せっせと「任務」に励んでいる有様と有って、他に情報入手の手段の無い善男善女たちは、いともたやすく洗脳されてしまう仕組みになっている。


さあ、その官財報ががっちりスクラムを組んでの<三位一体>の力で、対米隷属通商条約を政府に結ばさんとて、日夜悪知恵をねって来たのでありました。


こうして振り返ってみると、(などとわざわざ言わずとも)この協約が如何に日本国家に取っての、「悪魔のささやき」で有るかが分ろうと言う物だ。

米国政府が主導して。
米国議会が相手国の参入を審議許可して。
政府間の「法的障壁」を撤廃し。
相手国の「物的障害」を打ち砕き。
相手国の「歴史的伝統」も「文化的背景」も破壊して。
米国私企業が、相手国の法制度に優越する権利を有し。
米国私企業の利益追求の為に、あらゆるサポート手段を補償する。

農業も。
水産業も。
加工食品販売も。
工業製品の製造販売も。
金融も。
保険事業も。
医療行為も。
薬剤販売も。
著作権も。
労働条件も。
行政サービスも。

行政サービスに置ける言語の選択に於いてすら。

何もかも、米国企業が「気に入らなければ」天文学的罰金を要求され、それを払わされた挙げ句に、要求通りに『改善』しなければならない。

政府に「拒否権」は無い。

こんな協約に、喜んで参加したい『けーだんれん』なる組織の傘下の大企業は、なぜだか勝算が有るらしい。



かって、本田のF1が「連戦連勝」を重ねていた頃。
FIAは、ターボ使用を禁止した。

HONDAにそれ以上、勝たせない為に。

宗一郎は側近に聞いたそうだ。
「HONDAだけそれでは苦戦するなあ。。。」

全チームに適用されるレギュレーション変更だと説明されて曰く。
「何だ、それなら良いじゃ無いか。他のチームも同じ条件になるのなら。」
「ターボを使わなくても、HONDAが早く走れば良いんだろ?」

そこまで、自分の技術や背景に無邪気なまでの自信を持っている経営者が、現代日本に居るだろうか。


『日の丸飛行隊』と賞賛されて、世界のスキー・ジャンプ界の頂点を極めていた頃、スキーの長さ制限を、選手自身の身長の差を考慮に入れず、日本人にだけ不利になる様に規則を変えられてしまった、あの時と同じことだ。


トヨタが、「関税撤廃」によって、アメリカ市場で有利になると考えているのなら、とんだ見込み違いになる筈だ。

住友化学が、遺伝子組み換え作物種苗で、日本を独占出来ると絵に描いた餅を数えているとしたら、恐らく大笑いとなろう。

あっという間に足元をすくわれてしまうであろう事は、火を見るより明らかな事だ。


日本企業が稼ぎ出したと見るや、米国企業が取って代わる為の条件を突きつけて来る、システムの協約なのだから。


要するに<TPP>なんぞ、如何なる分野に有っても、日本に勝機は無い。

輸入手続きの書類が日本語だけに限定されている事は、「非関税障壁である」と、公文書にまで「英語併記」を要求して来て、その内国内の公用語を英語にしろ、と言われてしまう。

それほどの、不平等条約なのだ。


それなのに。


野田佳彦日本国内閣総理大臣は、最初から「参加」を決めて望んで来た。

勿論、私は本人から確かめた訳では無い。

しかし、確かめるまでもない。
彼等の通常のやり口を見ていれば、直ぐ分る事だ。

なぜ、そんな協約に参加したがっているのかは、この際置いておくが。


本日2011年11月10日。

野田総理は「TPP参加」を発表する筈であった。

政府高官のリークにより、前日にはマスコミ各社一字一句たがわぬ「報道」がなされていた。
(犯人は仙谷由◯だったらしい…)


民主党の中の、「国民の生活が第一」派の議員諸氏は、体を張って「反対」を貫き、野党の有志議員達との同時多発的「反対行動」の動きが、極限まで高まっていた。

昨夜までは。


これで、ついに民主党は割れる。
「国民の生活が第一」新党の誕生だ。

2年間以上待たされ、虐げられ、辱められて来た「日本の改革」が、やっと為される時が来た。

「そのとき歴史は動いた」
その瞬間に居る幸せを、やっと噛みしめる事が出来る。

実に久しぶりに、気分は高揚し、心は晴れ渡り、精神は澄み渡っていた。


そう、喜んでいたのに。

総ては、つかの間の「ぬか喜び」に終わってしまった。


なんと!
野田佳彦は、「TPP参加発表」を、一日先送りしてしまった。


一体、何と言う事をしてくれたんだ。

大馬鹿やろうめ。

と、地団駄踏んだ。


クッソオー。

彼は、悩んでいるらしい!?
(本当かね、と疑ってしまうが)


民主党内で、そこまで反対が大勢を占めるまでになるとは、予想していなかった。

今までのやり方で、強引に押し通せばそれで済んでしまうと、タカを括っていたのであろう。

「党内意見は<慎重>が大半。それを踏まえて決定は慎重に」

と言う提言にたいして、野田佳彦が取った態度が「一日延ばせば慎重に考えた事になる」って訳か。

『一日慎重に考えた』
『これで、反対派にも配慮した事になる』


それに、11日に衆院「予算委」での集中審議を控えている。

川内博史議員など、強行反対派を「身内」にすげ替えての姑息極まりない対応で、「参加反対決議」通過だけは免れた。

とは言え、丸一日責め続けられるのはかなわん。

『発表を一日づらして、11日夜にすれば、翌12日にはAPEC に向けて出発して、責め苦から逃れられる』

とでも、考えたと言う程度の浅知恵であろう。



または、性懲りも無く『「消費税引き上げ」と同じ様に、海外で発表してしまえば楽だ』とでも言いたいか。


突然の発表の先送りに、経済界は騒然、だそうだ。
「一日も早く、<自由な貿易>を行える条約に、参加して欲しい」だと。


いやあ、残念至極である。

これで、民主党が割れるのを見る機会が、一日遅れてしまった。


とにかく、ただただ願う事は。

一昨日にも欠いた通り。
野田佳彦が、TPP参加取りやめ、なんて「とんでもない」決定をしない事。


そんな事にでもなった暁には、民主党が割れる日を見る事が出来るのが、「消費税増税決議」まで、待たされてしまう事になりかねないじゃないか。

国民は、もはやそれ程いつまでも待っていられる忍耐力は、持ち合わせていないのですよ。


野田サン。

お願いです。

トットと、参加発表して、民主党を潰して下さいませ。

心よりの、お願いです。



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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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一部引用のお知らせとお詫び (kappa)
2011-11-13 07:08:03
お久しぶりです。
当記事、無断で拙ブログhttp://d.hatena.ne.jp/f-kafkappa/20111113/1321129816に引用させていただきました。申し訳ございません。不都合があれば削除いたします。
コメントいろいろ書きたいのですが、少し疲れているので後ほど・・・。
返信する
kappa様。 (時々パリ)
2011-11-16 04:19:02
お久しぶりです。
転載ありがとう御座いました。
理由はどうあれ、祝い復活!
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