ねじれ国会?
部分連立やら、「是々非々で」とか「政策毎に賛同して頂けるところであれば」とか、訳の分からない事を言いつつ、政権党としての<権力行使>と<リーダーシップ>を完全にあきらめた(放棄した)感の有る「缶から菅」政権が、増々路頭に迷い始めて居る様だ。
例に依って『産経』には「言われ放題」の始末。
▶そして誰もいなくなった…第3の手法「全部与党」(産経見出し)
>臨時国会を終えた民主党政権は、9月の党代表選に向けた党内政局に一気に走り込む。だが、菅直人首相が続投するにせよ、別の誰かが首相になるにせよ、その後にまた「ねじれ国会」が待ち受けていることは間違いない。
>どんな組み合わせで、その「ねじれ」をかわすのか。部分連合か新連立か。そう考えていたが、臨時国会をみている限りでは、「第3の手法」がありそうな気がする。
>それは「全部与党」である。
>まず、国民新党は「民主党の暴走を止める役」であるらしく、また、存在意義である郵政改革見直しを実現しないわけにはいかない。「野党」にはなれない。
野党になった途端に消えてしまうもんね。
>連立離脱した社民党も、辻元清美氏に離党表明されて気がついたことと言えば、何でも反対の運動体政党では生き残れないということだ。なんとか、与党に近いポジションを取らざるを得ない。「せっかくの政権交代なんだから」という正直な感想を口にする幹部もいるほどだ。大丈夫、少なくとも「野党」ではない。
これは、『国民新党』と全く同じ。
一桁の国会議員しか有しない政党は、野党で居る限り<存在意義>が問われる事となる。
>自民党はどうだろうか。
谷垣総裁の<代表質問>を聞いていると、<責める>というより、「どうやったら一緒にやって頂けますか」とか「こうやったら如何でしょう」と、お伺いを立てている風が有る。
この人は、歴代自民党総裁の中で一番、そして恐らく唯一の<常識人>で有る様だ。
自民党の総裁にして於くのが、全く勿体ない人材である。
どこかの省庁の次官にでもなっていれば、国民の為の良い政策を立案してくれそうだ。
返すがえすも残念。
>明確な党再建戦略が見えないし、党執行部の戦略も今ひとつだし。谷垣総裁の次を狙うエースも見当たらない。党内向けを兼ねて、一つ一つハードルを民主党に課すふりをしながら、民主党政権にやりたい政策をのませることで党の体力を回復していく道が一番妥当かもしれない。
>政策的にはほとんど違いのない民主、自民両党である
とうとう言われてしまった!
悲しい事には、全くその通りなのだ。
そして、そうなってしまった事こそが、国民の不幸の始まりであった。
「国民の生活が第一」では無くなってしまった。
「官僚支配脱却」では無くなってしまった。
「アメリカとの対等な関係の構築」では無くなってしまった。
「大企業より一般消費者」では無くなってしまった。
その結果、『自民党』との違いが無くなってしまった。
>臨時国会での論戦をみていても、政権にあった自民党と、いま政権にある民主党の間には、ほとんど差がない。
一体何のための<政権交代>だったのだろう。
>政権を持った経験のなかった民主党は特殊な存在ではあったが、一度政権を経験して、ねじれを体感した民主党と、政権を転落したものの、ねじれを生かせない自民党との間も、結構近いものがある。
人目を気にせずに済むのであれば、すぐにでも<手>を結びたそうな風情が、両者共に感じられる。
精一杯<ガマン>しているのがミエミエ。
>むしろ、民主党を批判していると、なんでもありの自民党の中で、多少なりとも政治思想を純化させる試みができるかもしれない。本当の保守政党を探すためには民主党が必要だ。与党民主党と「つかず離れず」は悪くない。少なくとも議論を続けていくなら、完全「野党」ではない。
野党になった途端にする事が無くなった。
国民に<否定>された政党が、そのままの在り方で政権復帰が可能な訳が無い。
その事に、少しずつ気が付き始めてはいる物の。
では、それまでの自民党の<レゾン・デートル>を否定すれば、解党しなければならない。
それは出来ない。
では、どうすれば党を存続させ、且つ政権に復帰出来るのか?
国民に支持を得るには、党の存在を変えなければならない。
それでは、自民党では無くなってしまう。
自民党を自民党として存続させると、国民の支持は二度と得られない。
ハムレット以上の、回答無き大問題に直面してしまっている訳だ。
「完全」な野党で居られる訳は無いし。
「与党」に復帰するメドも無い。
しからば、<与党と共存>して、生きながらえて行くか。。。
>さて公明党。立派に是々非々でいってくれるだろうから、政策で是があれば(もしくは是であるという説明ができれば)何度でも民主党との協議に応じてくれそうだ。
もの凄い<皮肉>ですなあ。
>なにより、永田町の「第3極」というポジションを確保したいのが今の最大の狙いだろう。すべての案件で、民主党だけでなく、自民党も、自分たち公明党に相談しないと何もできないという環境を作ってこそだ。
何しろ、「コウモリ」政党が、世間の目を気にして気取っている以上、おだててやれば一発だ。
>相談にきてもらうには、単なる「野党」でいるわけにはいかない。
そうでしょ。
そうでしょ。
どちらにも<良い顔>して来ましたから。
その点は、得意です。
>ひょっとすると、「第3極」という意味は、民主でも自民でもない、という意味ではなく、与党でも野党でもない、という意味なのかもしれない
やっぱり「コウモリ」です。
>その意味で、公明党の主要な敵は今や、民主党ではなく「みんなの党」というべきだろう。
>その「みんなの党」はどうだろうか。幅広く間口を開けておきたい感じがヒシヒシと伝わってくるから、少なくとも積極的に「私たちだけが野党」という立場を選ぶことはなさそうだ。
何しろ、参院選の最中に、事も有ろうに敵対する与党幹事長から、いきなり秋波を送られてしまった以上、厳しくはねつけてみせる必要が有りました。
「みそ汁で顔を洗って出直して来なさい」てな事を言って、見栄を切ってしまった。
あ~あ、困った困った。
本当は、いの一番に民主党に売り込もうと思っていたのに。
結党以来、与党になるのが<夢>だったのね。
あの「枝野」のおかげで、むこうからはすり寄って来づらくなってしまったにも拘らず、敢えてむこうから再びアプローチして来る様にしむけなくてはならなくなった。
そして、そのアプローチを受け入れる<口実>を考えなくてはならなくなった。
返す返すも、厄介な事だ。
あの枝野のすり寄りは、『み党』を仲間に入れない為の<高等戦術>だったのでは、無いかしらん?
>こうみてくると、各党の戦略は野党共闘で民主党を追い落とすというよりも、だれの意見を民主党がのむか、つまり、だれが与党に一番近いかを争う「全部与党」形式なのではないかと思える。これこそ、新たな「ねじれ国会」の本当の姿なのかもしれない。
>そして、野党は誰もいなくなった…。
アガサ・クリスティーも真っ青!
>それでも共産党だけは「確かな野党」として残ってくれるだろう。それだけが救いだ。
【8月8日18時17分配信】
かくして『産經新聞』に感謝されてしまった『日本共産党』こそ、良い面の皮では有りますナ。
名付けて『新自公社民な党("しんじしゃこうみん"な党)』
ワハハハ!
です。
部分連立やら、「是々非々で」とか「政策毎に賛同して頂けるところであれば」とか、訳の分からない事を言いつつ、政権党としての<権力行使>と<リーダーシップ>を完全にあきらめた(放棄した)感の有る「缶から菅」政権が、増々路頭に迷い始めて居る様だ。
例に依って『産経』には「言われ放題」の始末。
▶そして誰もいなくなった…第3の手法「全部与党」(産経見出し)
>臨時国会を終えた民主党政権は、9月の党代表選に向けた党内政局に一気に走り込む。だが、菅直人首相が続投するにせよ、別の誰かが首相になるにせよ、その後にまた「ねじれ国会」が待ち受けていることは間違いない。
>どんな組み合わせで、その「ねじれ」をかわすのか。部分連合か新連立か。そう考えていたが、臨時国会をみている限りでは、「第3の手法」がありそうな気がする。
>それは「全部与党」である。
>まず、国民新党は「民主党の暴走を止める役」であるらしく、また、存在意義である郵政改革見直しを実現しないわけにはいかない。「野党」にはなれない。
野党になった途端に消えてしまうもんね。
>連立離脱した社民党も、辻元清美氏に離党表明されて気がついたことと言えば、何でも反対の運動体政党では生き残れないということだ。なんとか、与党に近いポジションを取らざるを得ない。「せっかくの政権交代なんだから」という正直な感想を口にする幹部もいるほどだ。大丈夫、少なくとも「野党」ではない。
これは、『国民新党』と全く同じ。
一桁の国会議員しか有しない政党は、野党で居る限り<存在意義>が問われる事となる。
>自民党はどうだろうか。
谷垣総裁の<代表質問>を聞いていると、<責める>というより、「どうやったら一緒にやって頂けますか」とか「こうやったら如何でしょう」と、お伺いを立てている風が有る。
この人は、歴代自民党総裁の中で一番、そして恐らく唯一の<常識人>で有る様だ。
自民党の総裁にして於くのが、全く勿体ない人材である。
どこかの省庁の次官にでもなっていれば、国民の為の良い政策を立案してくれそうだ。
返すがえすも残念。
>明確な党再建戦略が見えないし、党執行部の戦略も今ひとつだし。谷垣総裁の次を狙うエースも見当たらない。党内向けを兼ねて、一つ一つハードルを民主党に課すふりをしながら、民主党政権にやりたい政策をのませることで党の体力を回復していく道が一番妥当かもしれない。
>政策的にはほとんど違いのない民主、自民両党である
とうとう言われてしまった!
悲しい事には、全くその通りなのだ。
そして、そうなってしまった事こそが、国民の不幸の始まりであった。
「国民の生活が第一」では無くなってしまった。
「官僚支配脱却」では無くなってしまった。
「アメリカとの対等な関係の構築」では無くなってしまった。
「大企業より一般消費者」では無くなってしまった。
その結果、『自民党』との違いが無くなってしまった。
>臨時国会での論戦をみていても、政権にあった自民党と、いま政権にある民主党の間には、ほとんど差がない。
一体何のための<政権交代>だったのだろう。
>政権を持った経験のなかった民主党は特殊な存在ではあったが、一度政権を経験して、ねじれを体感した民主党と、政権を転落したものの、ねじれを生かせない自民党との間も、結構近いものがある。
人目を気にせずに済むのであれば、すぐにでも<手>を結びたそうな風情が、両者共に感じられる。
精一杯<ガマン>しているのがミエミエ。
>むしろ、民主党を批判していると、なんでもありの自民党の中で、多少なりとも政治思想を純化させる試みができるかもしれない。本当の保守政党を探すためには民主党が必要だ。与党民主党と「つかず離れず」は悪くない。少なくとも議論を続けていくなら、完全「野党」ではない。
野党になった途端にする事が無くなった。
国民に<否定>された政党が、そのままの在り方で政権復帰が可能な訳が無い。
その事に、少しずつ気が付き始めてはいる物の。
では、それまでの自民党の<レゾン・デートル>を否定すれば、解党しなければならない。
それは出来ない。
では、どうすれば党を存続させ、且つ政権に復帰出来るのか?
国民に支持を得るには、党の存在を変えなければならない。
それでは、自民党では無くなってしまう。
自民党を自民党として存続させると、国民の支持は二度と得られない。
ハムレット以上の、回答無き大問題に直面してしまっている訳だ。
「完全」な野党で居られる訳は無いし。
「与党」に復帰するメドも無い。
しからば、<与党と共存>して、生きながらえて行くか。。。
>さて公明党。立派に是々非々でいってくれるだろうから、政策で是があれば(もしくは是であるという説明ができれば)何度でも民主党との協議に応じてくれそうだ。
もの凄い<皮肉>ですなあ。
>なにより、永田町の「第3極」というポジションを確保したいのが今の最大の狙いだろう。すべての案件で、民主党だけでなく、自民党も、自分たち公明党に相談しないと何もできないという環境を作ってこそだ。
何しろ、「コウモリ」政党が、世間の目を気にして気取っている以上、おだててやれば一発だ。
>相談にきてもらうには、単なる「野党」でいるわけにはいかない。
そうでしょ。
そうでしょ。
どちらにも<良い顔>して来ましたから。
その点は、得意です。
>ひょっとすると、「第3極」という意味は、民主でも自民でもない、という意味ではなく、与党でも野党でもない、という意味なのかもしれない
やっぱり「コウモリ」です。
>その意味で、公明党の主要な敵は今や、民主党ではなく「みんなの党」というべきだろう。
>その「みんなの党」はどうだろうか。幅広く間口を開けておきたい感じがヒシヒシと伝わってくるから、少なくとも積極的に「私たちだけが野党」という立場を選ぶことはなさそうだ。
何しろ、参院選の最中に、事も有ろうに敵対する与党幹事長から、いきなり秋波を送られてしまった以上、厳しくはねつけてみせる必要が有りました。
「みそ汁で顔を洗って出直して来なさい」てな事を言って、見栄を切ってしまった。
あ~あ、困った困った。
本当は、いの一番に民主党に売り込もうと思っていたのに。
結党以来、与党になるのが<夢>だったのね。
あの「枝野」のおかげで、むこうからはすり寄って来づらくなってしまったにも拘らず、敢えてむこうから再びアプローチして来る様にしむけなくてはならなくなった。
そして、そのアプローチを受け入れる<口実>を考えなくてはならなくなった。
返す返すも、厄介な事だ。
あの枝野のすり寄りは、『み党』を仲間に入れない為の<高等戦術>だったのでは、無いかしらん?
>こうみてくると、各党の戦略は野党共闘で民主党を追い落とすというよりも、だれの意見を民主党がのむか、つまり、だれが与党に一番近いかを争う「全部与党」形式なのではないかと思える。これこそ、新たな「ねじれ国会」の本当の姿なのかもしれない。
>そして、野党は誰もいなくなった…。
アガサ・クリスティーも真っ青!
>それでも共産党だけは「確かな野党」として残ってくれるだろう。それだけが救いだ。
【8月8日18時17分配信】
かくして『産經新聞』に感謝されてしまった『日本共産党』こそ、良い面の皮では有りますナ。
名付けて『新自公社民な党("しんじしゃこうみん"な党)』
ワハハハ!
です。