晴れのち曇り、時々パリ

もう、これ以上、黙っていられない! 人が、社会が、日本全体が、壊れかかっている。

今改めて、小澤一郎殿に申し上げる。

2011-07-25 23:42:20 | 政治と社会
拝啓。
小沢一郎殿。


思い起こせば、一年と少し前、貴殿が代表選に出るかどうか、日本中が気をもんでいた8月17日、不祥私は貴殿へ<決起>の決断をお願いする、熱い思いを綴った拙き檄文を、拙ブログ上に公開致しました。
『小澤一郎氏に申し上げる!』


様々なルートで転載され、多くの人々の目に触れ、少なからぬ賛同を頂きました。

結果としては、私如きの請願等は別にして、貴殿は国民の声を汲み「代表選」に立たれました。


一説によると、かなりの違法行為が為されたらしい選挙の結果、日本の進路は「誤った方向」へと大きく傾き、狂想逆巻く大混乱の社会へとなだれ込んで行きました。


政権を担ってはならない人物が政権を貪り、当然の結果として、神の鉄槌が振り下ろされたかの如く、未曾有の大震災と原発事故という地獄絵図に直面させられ、それに対して為す術も無く、対策を誤り、それを正す能力も無い。

自己保身に走った結果が、雪だるま式に被害を拡大し、国民は子々孫々に至るまでの被害を甘受させられて居ります。



小沢一郎殿。

本日、改めて再び、お願いの文をお届けしたい。


貴殿は、権力亡者でしか無い菅直人総理を退陣させるべく、着々と手を打って居られるで有ろう事は、想像に難くは有りません。


「北朝鮮関係団体」への<マネー・ロンダリング>としか取り様が無い献金をしている事。
「外国籍の方からの献金」を受けていた事。

この二点は、すぐにでも告発に持ち込める位の大問題である以上、打つ手を過たずに追求すれば、菅直人総理を辞任に追い込む事は、たやすい事だと見て居ります。

八月半ばまでには、辞任と代表選を、国民の皆が切望致して居ります。

その為の多数派工作や、数の確保も怠り無くされている事でありましょう。

そうでなければ、小澤一郎では有りません。



さて、そこから先が問題なのです。


素人考えで思い描く事とすれば、以下の如き流れになるのでしょうか。


党内外を納得させるに足る「誰か」を代表に起てて、乗っ取られていた政権を奪回する。
その際、当然その「誰か」は、ワン・ポイントである筈です。

その、過渡期の代表により、直ちに行って頂くべき事共は、以下であろうと察します。


貴殿と、故無き扱いを受けて「党員資格」を停止されている同士達の、復権をなす。
その新代表の内閣に、貴殿は「責任有る立場」で参画しなければなりません。

副総理、兼「災害復興相」でしょうか。

そして、その「ワン・ポイント」新代表が、充分に信頼を置くに足る「誰か」であれば、ワン・ポイント・リリーフでなくても構いません。

しかし、理想的には、貴殿が総責任者にならざるを得ないのでは無いでしょうか。

しかるべき折りに、小澤一郎殿、貴殿が総理大臣にならなければ、外の誰かでこの日本の惨状を救えるとは、思えません。


震災復旧。
事故原発の処理。

そして。

震災復興。

『本物の脱原発』へのエネルギー政策の転換。
それに伴う、諸々総ての問題に絡んで来る、財界、及び霞ヶ関とアメリカへの対応。

アメリカとの関係の見直しとなれば、当然基地問題が焦眉の急であります。
更に、アメリカの財政救済機関に成り果ててしまっている我が国の、「米国債購入」と「対日アメリカ教書による簒奪」の収束化に向けて、舵を切る必要も出て来ます。

それらを実行する為の、本格的な「予算の組み替え」を実行する。
とうぜん、特別会計へもメスを入れる。

霞ヶ関は、死に物狂いで抵抗するでしょう。
霞ヶ関の再編には、膨大なエネルギーが必要である事は、痛い程思い知れされました。

その改革には、利権層の大反撃が予想され、その先陣を切る「マスコミ」への対策も望まれます。
今の様に、報道機関では無く、権力機構の一翼、と言ったマスコミは断固として解体する必要が有ります。

クロス・オーナーシップの打破。
民放への電波割当のシステムの見直し。

当然「記者クラブ」の完全閉鎖。


何もかもが、一度にその双肩にのしかかって来ます。

そんな事が可能なのは、小澤一郎殿、貴殿しか居りません。


その前に是非やるべき事。


菅直人と、仙谷由人を筆頭とする「反逆分子」への粛正です。

彼等に温情をかけてはなりません。

今まで、何度も煮え湯を飲まされて来た貴殿なら、とうにお解りの筈です。

民主党からの追放を行うべきです。
繰り返しますが、絶対に温情をかけてはなりません。


そして、ここからが重要です。

『政治とカネ』
この謂われなき指弾を、払拭する事。


それをやらなければ、いつまでたっても、同じ問題がついて回る事でしょう。
裁判結果等、待っていられません。

「証拠が出ないから白」
「実際は、限りなく黒に近い灰色のまま」
「結局、小沢は悪い奴に違いない」

と、言われ続けるに決まっています。


私、以前から各所で細々と意見を開陳して来ましたが、<説明会>を大々的に公開で行うべきです。

10月に「検察審裁判」が開始される。
「その前に、手の内を曝す事は良く無い」
そんな発想はもう良いのではないでしょうか。

それの繰り返しで、今までタイミングを逃し続け、結果として「刑事被告人」呼ばわりされる有様です。

情けない事に、民主党国会議員の多くが、検察とマスコミによる冤罪の実態を理解していない事です。

これは、避けて通る事の出来ない、至上命題であります。


衆院予算委員会でも、衆院査問委員会でも何でも、どのような環境でも野党の好きな様に。
或は、国会の場を出て、広く国民的イヴェントとして。

あらゆるマスコミを呼んで、フリーもインディペンデントも、あらゆる報道を入れて、大ワンマンショーをやって下さい。

一切の編集を認めない条件で、カメラを入れる。
国会議員から、一般国民まで、参加したい人は誰でも(恐らく抽選で)立ち会いを認める。

野党国会議員の誰か、あるいは著名な「中立」な立場に居る事が明らかにされている評論家に「代表質問」をやって頂く。

銀行の責任者も待機してもらって。

パネルを駆使し、時系列に沿って、微に入り細にうがって、「資金の処理」の過程を説明するのです。
絵と数字とで、具体的に、分りやすく。

何を「違法」と指摘されたのか。
それが「どのように」曲解された物であったのか。
その真実は、どのような物であったのか。

今までのマスコミ報道も、時系列で総てを再現し、その総てに「表現の恣意的曲解」を指摘し、正しいディテールを示す。

小沢潰しが、検察とマスコミとの共同作戦で、執拗に繰り広げられて来た事を、国民の前に曝け出す。

誰しもが、理解し、納得出来る様なやり方で。
誰も、反論の余地を残せない様に、徹底的に。

華麗な「小澤ワールド」を展開しましょう。
その為には、「あの」電通にプランを造らせても良い。

良い「お灸」に成る事でしょう。

検察が、マスコミが、どの様な手段で「冤罪」を造り上げ、国民を洗脳して来たかを、総てを糾弾し、国民に改めて事実を理解してもらう事が、絶対に寛容です。

10月に裁判が始まっても、国民の全てがその絡繰りが既に分っている、そんな状況にしてしまいましょう。

裁判自体が、誰の目にも「茶番」と映る様に。

検察官役弁護士が、打つ手が無くて裁判を辞めてしまわざるを得ない程の、情報開示をしてしまいましょうよ。


そうすれば、小澤一郎は、政治家小沢一郎として、心置き無く「剛腕」を震って頂ける様になるのです。


そうして、貴殿の真っ白を皆が認めてから。

民主党を「脱皮」して頂きたい。


「権力盗人」達のせいで、『民主党』の名前は、既に「商品価値」を完全に失ってしまっています。
民主党の名では、中間層は誰も投票しない事は明らかです。


盗人どもに皮肉を込めて。
『新生民主党』

あるいは単純に。
『自由党』

欲を言えば。
ゴロは良く有りませんが『国民の生活が第一党』


菅直人と、似非民主党を牛耳っていた連中をたたき出した後で、残りの民主党を居抜きで「改名新党化」する。

順序が逆では、ダメです。
「看板のすげ替え」と言われてしまうだけ。


或は一気に、民主党の核となる勢力、プラス野党の改革派も巻き込んでの「新党」となるか。

もしくは、その両方を段階を踏んで辿るか。


要するに、本物の政界再編が期待されているのです。

国民の生活 vs 企業財界
政治主導 vs 官僚主導
自主独立 vs アメリカ追随


この対立軸が、現在の与野党は共に内在させている。

このねじれを解消し、本物の二大政党制に移行するべきです。


その布石となり得るのが、来るべき『菅直人退陣』であると、確信致します。

その為に。

小澤一郎殿。

貴殿の力が、ぜひとも必要です。


おん自らおっしゃっていましたよね。
「まだ、働かなければならない」と。

期待させて頂きます。


一刻も早く、菅直人総理を退陣させて下さい。
民主党を浄化して下さい。

早急に、災害復旧にあたって下さい。

もう、一刻も失う訳にはいきません。


小澤一郎殿。

貴方しか居ないのです。

再度のお願いです。
お命を、国民の為に差し出して下さい。



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2 コメント

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ご無沙汰しております (jukunen)
2011-07-26 09:14:47
残念ではありますが、菅降ろしには関与しておりません。以前にも申しましたように「樹木の葉が紅葉する頃」と申しましたが、覚えていらっしゃいますか?それに対してブログ主様が「新緑の頃までには」と申しておりましたが、そんなに簡単なことではありません。

さて、あらゆることを想定しながらプランを組み立てて参りましたが、残るプランも少のうなってまいりました。(笑

爆弾とカウントダウンスイッチの製造は同時に行うことが大事でありまして、現在進行形であります。

ただ爆弾を使うのは極力避けたいプランだったのですが、最終的には使うこともやむを得ない状態になって参りました(苦笑

もうしばらくお待ちくださるよう、切にお願い申し上げます(笑)ちょっと違ったプランも準備中である故(大笑
jukunen様。 (時々パリ)
2011-07-27 08:30:46
お久しぶりです。
コメントお待ちしておりました(^^)
>残るプランも少のうなってまいりました。
そんな、情けない事言わないで下さいよ!
無い訳ないでしょ。
「現在進行形」に関しては、有る筋から聞こえて来て居ります…
天王山ですね。
どうか「おきばりやす」です。
ご自愛下さい。

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