観測にまつわる問題

政治ブログ。政策中心。「(理系人材と)GX」「北方領土」を考察・纏め予定。放置気味ですが、忘れた訳ではありません。

無意識のスパイ「デュープス」

2017-10-07 15:04:49 | 政策関連メモ
Will11月号の中西輝政氏と江崎道朗氏の対談が勉強になりますね。

ちょっと時間がかかりそうなので、一点だけ触れて工事中とし、記事をアップしますが、無意識のスパイをデュープスと言うようです。日本には確信犯的なスパイというのはわりと少ないんだそうですが、無意識のスパイが結構大活躍して厄介な事態を起こすようです。戦前日本もそうだったとか。

今で言うなら、安保法制反対者、民進党・立憲民主党あたりがデュープスでしょうか?共産あたりは確信犯だろ?ですが。わざとやっていないにしろ、日本の外交安全保障環境の整備の足を引っ張りまくって大活躍しているのがデュープスです。日本の安全保障環境の未整備が如何に悲惨かは気になる人はとりあえず、Willを買ってご自身でご確認ください(多分後でこの記事は補強しますが)。

戦後レジームの空気を吹き飛ばして日本の安全保障環境をキチンと整備するためには、影響力ある人責任ある人専門家の人発信力がある人などなど然るべき人が、デュープスに対してお前などスパイ同然だと指摘して目を覚まさせるプロセスが必要なんだろうと思います。モノホンのスパイや頑迷固陋な人はそれでどうにかなる訳でもないんでしょうが、とにかく無意識だろうが何だろうがマイナス方向で大活躍されると非常に困ります。真摯に物事を考えられる人はちゃんと反省してマイナス方向の大活躍を止めてくれるでしょう。そうでない人は退場してくださいです。

※10月8日追記当該記事で指摘されている日本の安全保障環境の未整備

①北朝鮮ゲリラ部隊の決起への対応が怪しい

この記事で指摘されているのは北の工作船による対戦車砲などの持ち込みですが、調べると北の工作船自体はまだ来ているものの数は激減しているという指摘が多いようです。夜陰に乗じて高速艇がやってくると中々対処が難しいのかもしれませんね。筆者の目には安倍首相はキッチリ対応しているように見えます(平成28年12月21日 海上保安体制強化に関する関係閣僚会議 首相官邸)。既に持込済みの工作物や進入済みの工作員に関しては公安警察や公安調査庁が対応しているんでしょうが、日本では海岸線が長いこともあってこれまで進入を防ぐ対応が甘かったところはあると思います。ただ、北朝鮮工作員も司令なしでの活動では活動内容が限定されますから、朝鮮総連や北朝鮮との通信を監視すれば、どうにかなりそうな気はしますね。こういう情報活動の実態が明らかになることはないでしょうが(手法がバレたら対応されるため)、安倍政権は北朝鮮対策はちゃんとやっていると思いますよ。油断は禁物ですが、軍事博物館を揶揄される北朝鮮が日本に対戦車砲の類を多数持ち込んで警察を打ち破るみたいなことは難しいだろうと思います。北朝鮮も何時になるか分からない決起のために日本の警察を打ち破るほどの工作員をただただ待たせておくみたいな余裕はないのではないでしょうか?怖いのはいざという時、持ち込んだ改造銃などを乱射するなどのテロを起こされることですが、朝鮮人がそこまでやるかなという疑問も。結構祖国捨てますからね、あいつら。有事に(他人を巻き込んでの)自死を選ばず、生き残って次とか考えてそう。

②神社に油を撒くテロは嫌がらせではなく、一種のモニタリング・陽動作戦

米軍テロ対策専門家の指摘

③携帯電話型の爆弾などの開発など近年の爆弾テロに対する世界の治安当局の情報交換に日本の治安当局は積極的に入ってこないという話も。

日本の情報活動や秘密工作活動への関心の低さがあるとすれば、ひとつには日本の平和さがあると思いますが、ひとつには憲法99条の憲法擁護義務の問題もあるかもしれませんね。公務員が戦力不保持規定と自衛隊の関係性を論じると憲法違反になりかねない訳ですから。希望が憲法を尊重とか抜かしたそうですが、小池の見識の無さには失望してますよ。元防衛大臣がこの程度なのかですね。9条ばかりではとか。元防衛大臣こそ9条を論じてほしいのに。日本人は「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意」しているんですよ(笑)。きっと。真面目に憲法を尊重している人ほど、(スパイじゃなければ)デュープスなんでしょうね。

④横須賀や佐世保のドックの不備

有事の際、日本が米軍の艦船の修理・メンテナンスを行う可能性が出てくるので、米軍は覆面調査したらしい。その際、中国人観光客を乗せた観光船が行き来しており、撮影もし放題、警備なしで酷いものだったそう。まぁ日本は軍刑法もないし、有事を想定していませんからね(笑)。有事を想定すると平和を愛する諸国民の正義を信頼することとの矛盾が出てきます(笑)。

⑤中央情報機関なし

⑥戦後保守派が社会党=敵と決め付けて愛国者をソ連の側に追いやった。

筆者の感覚では、騙されている人に騙されているって言っても容易には聞かないですね。あくまで自分達が正しい、こっちが間違っているの見方を堅持する傾向が強いと思います。省益の争いなんかを見ても組織に忠誠を誓う傾向が強いのでは?組織に入っていない一般人の説得は可能だから、社会党の類は退潮させていくしか手がないように思います。マスコミは組織ですから左派マスコミの説得もほぼ不能でしょう。今ならインターネットを通じた啓蒙活動から波及させていくのがベストの戦略のような気はしますが、当時はどうかな?リアルに数々のテロ・工作活動をしてきた連中を敵と認定しない訳にはいかなかったのでは?

⑦戦前のデュープスと共産主義の問題。

共産主義者は革命を起こすのが仕事みたいなものなんでしょうから、対象国が貧しくなって国内がめちゃくちゃになればなるほど革命に近づくという発想をするんだそうです・・・。左派野党・マスコミの足ひっぱり戦術と酷似しているんですよね。我々は正しい。間違っている保守派が失敗して日本が混乱したら、我々が政権をとって正しい政策が行われるみたいなことを考えているのかもしれませんね。何ともいやはら呆れた連中です。

⑧グローバリスムと共産主義の共通点の指摘。

筆者の見方からすれば、「グローバリズム」と共産主義は決定的に違いますね。共産主義には教典や偉大な指導者がいますが、「グローバリズム」は教典というほどのものや偉大な指導者というほどのものは存在していないからです。資本論を読まないで共産主義者になることはできないかもしれませんが、グローバリストになるためあの本を読まなければならないという話は聞きません。レーニン像やレーニン廟はあっても、グローバリストの像が何処かにおったてられているという話を聞いたこともありません。共産主義は宗教を否定しながら自身が宗教化しているようにも見えます。共産主義理論が間違っていると共産主義が敗北しますから、自分が間違っているという結論は出せないのではないでしょうか?必然的に宗教化するはずです。「グローバリズム」は依拠しているのは恐らく学者とかの論文なんでしょうが、あれは結構後から来た論文に否定されてりして、絶対普遍で間違っていてはいけない理論というのがないように思えます。

⑨コンドミニアム

米中両国で日本を経済的に搾取しようという米国務省と北京の議論。尖閣事件の時に米国の海兵隊の元幹部が教えてくれたそうです。筆者のこれまでの観察・経験では如何にもありそう。筆者は日米同盟堅持ですが、無条件で米国を信用・支持する立場ではありません。ただ、トランプは結構信用しています。あの人もアメリカファーストで日本に対する信頼が永遠普遍でもないんでしょうが、これまで見る限り日米同盟堅持の姿勢は明らかで特に安倍政権を信頼していると思います。兎に角安倍政権を続けて今の内にやれることはドンドンやってしまわないと。逆に言えば、反トランプ的な人に疑われるかもしれませんが止むを得ません。何もしないと嫌われないかもしれませんが、何もしない政権でただただ時間が過ぎて日本が良い国になると筆者は思っていませんので(筆者は何もしない人=保守の定義を一切認めるつもりはありません。それを言う奴が左翼で保守に対する嫌がらせなんでしょう)。

⑩CIAと中国の繋がり

対ソ戦略上止むを得なかったかもしれないし、そうでなかったかもしれない。その辺は歴史の審判を待つしかありませんが、今は大分中国より日本を重視しているはずです。それでもこれまでの経緯から日本からしてみれば中国よりじゃんみたいなところはあるかもしれませんが、それもその内日本がやるべきことをやれば時間が解決するのではないかと思います。日本政府の諜報アレルギーの原因のひとつにこれがあるのではないかと思います。

⑪ショート・シャープ・ウォー(尖閣を日本どうしたいのか?)

中国は数年前から尖閣・南西諸島奪取作戦を立案し、そのための海上民兵部隊が6000人以上いるとされているようです。安倍政権は尖閣を守ると言っています。トランプ政権も(日本が守れば安保対象だから)守ると言っています。あえて危機を煽らないようにしているところはあるかもしれません。沖縄の観光が止まったり、中国のメンツが潰れたりして状況が悪化する可能性もあるからです。ただ、中国は引かないですから、国防意識の高い国民が不安になるのは分かります。恐らく安倍政権はトランプ政権とちゃんと話し合っているでしょう。

⑫GHQの言論弾圧に関する言論への親米保守の攻撃

当時は止むを得なかった可能性はありますね。わりと米中は組んでた訳ですし、ジャパンバッシングもあった訳ですから、米国にチャレンジする姿勢を問題視したかったのでしょう。また、GHQの司令で動いてきた後も体制はずっと継続していますから惰性もあるはずです。如何にも日本的ですが、それが良かったかどうかは筆者は知りません。今の米国の意志はGHQの言論弾圧なぞ批判してもいいよに見えますが、日本のお偉いさん方の反応が薄い感じなのはこれまでの経緯からでしょう。

⑬中国の対日工作

要研究ですね。また、中国そのものの研究も必要です。邪魔なのは北朝鮮です。と考えると、中国が北朝鮮を支援しないか支援しないまでもサボタージュしないか監視する必要がやはりありますね。ソ連・ロシアも同じく警戒する必要はあるんでしょう。

⑭インテリジェンスリテラシーの問題

外務省の情報感覚の欠如は酷い。新聞記者はもっと酷い。政治家は更にもっと酷い。戦前の(エージェント含む)お雇い外国人の影響で日本外交が迷走したところがところがあるのではないか?との指摘は頷けるところがあります。今現在でも西側エージェントも日本と協力すべきはしていると思いますが、一方で日本が混乱・失敗しても構わないと思っているところがあると思います。東側スパイと違うのは表向きの方針だけでしょう。その辺の違いも重要ですが、インテリジェンスに対する耐性みたいなものがないと中々対応は難しいんだと思います。スパイの知識やノウハウを教えてくれる国は無く、戦前も今も日本は苦労しているようです。

⑮中朝の結託

北朝鮮を支援しているのは中国。最近はプーチンが絡んできてロシアを迂回路に使っている。韓国の徴用工の問題も中朝が影響を強く与えている。日本は米国を筆頭とした西側との協力を通じて中朝露に対抗し、韓国を中朝露から極力切り離す戦術を取るべきでしょう(その過程において韓国の不当な要求を吞む必要はないと思います)。露骨に敵対的な朝露より、これまでの米中協力の歴史と経済力から中国が日本にとって一番やりづらい敵になると筆者は見ています。

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