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シーズン2

民法で1問(平成24年度宅建試験問2)

2012年10月26日 19時31分14秒 | 民法過去問

 比較的頭をフル稼働させなければならない問題(難易度が高い)が多い権利関係民法の中で,落とすとかなり不利になってしまうような問題がこれですね。

 選択肢の3と4は,この代理の分野では頻出の論点ですので,迷うとすれば選択肢の1か2ということ・・・

 選択肢の1については勘違いしやすいところでもありますが・・・

                  「問題」

 代理に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、誤っているものはどれか。

 1 未成年者が代理人となって締結した契約の効果は、当該行為を行うにつき当該未成年者の法定代理人による同意がなければ、有効に本人に帰属しない。

 2 法人について即時取得の成否が問題となる場合、当該法人の代表機関が代理人によって取引を行ったのであれば、即時取得の要件である善意・無過失の有無は、当該代理人を基準にして判断される。

 3 不動産の売買契約に関して、同一人物が売主及び買主の双方の代理人となった場合であっても、売主及び買主の双方があらかじめ承諾をしているときには、当該売買契約の効果は両当事者に有効に帰属する。

 4 法定代理人は、やむを得ない事由がなくとも、復代理人を選任することができる。