この問題の解答ポイントは,行政手続法における,法第3条と第4条の「適用除外」規定をしっかり理解しているかどうか,にかかっています。
行政手続法に限らずですが,法律の勉強をしていくに当たっては,当該法令の適用除外(例外)規定があれば,それについて常に意識することが重要です。
「問題」
行政手続法における届出の取り扱いについての次のア~エの記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
ア 個別法上は届出の語が用いられていても、それが行政手続法上の届出に当たるとは限らない。
イ 法令に基づき、自己に対して何らかの利益を付与する行政庁の応答を求める行為は、行政手続法上の届出に含まれる。
ウ 届出書の記載事項に不備がある場合であっても、届出がなされた以上は届出義務は尽くされたことになる。
エ 地方公共団体の機関が、その固有の資格においてすべきこととされている届出には、行政手続法上の届出に関する規定の適用はない。
1 ア・イ
2 ア・ウ
3 ア・エ
4 イ・ウ
5 イ・エ
(平成20年度 行政書士試験 問題13)