ブラックファイブ

あのDr.ブラックジャックの半分以下なので、ファイブとします。命燃え尽きるまで、経験と知識からブログをやろう。

鎖骨下静脈穿刺2

2008-10-30 21:59:28 | Weblog
 今日はやり遂げねばならない“絶対、必ずのノルマ”。
 朝、病棟に行ってスタッフに頼んでおく。
 新患外来はスタートは少なめで、時間的余裕は出そうと思っていたら、締め切り直前になって駆け込み増加。ひどめの患者さんはいなかったけど、微妙な愁訴の方が続き、研修医は丁寧に応対し、時間が予想以上。
 研修医は患者さんの訴えを受けて、何を聞いて確認すべきか物足りない。
 延々終了は午後2時半近く。
 やっと病棟に上がり、研修医に「やりますか?」と聞くと、引いてる。
 押しすぎは自身の喪失につながるとマズイので、今日は私が初めからやる。
 上がって来て、すぐだったので“気”の充実が足りない、『まあ~』と開始。
 側の研修医に解説しながら、始める。順調に静脈に命中。
 しかし、ここでカテーテル挿入針に交換して刺すと、動脈血が逆流。
 研修医に見本と思ってたら、ミスの見本を示してしまった。
圧迫して“休憩”宣言。
 後、少し刺入部をずらして再穿刺、さっきより慎重。でも、ここで絶対に入れると心に決めて実行。やっと入る“OK”面目躍如。
 この方は静脈がうすべったくなって動脈に近接してしまっていたのだろう。
 それで、昨日も今日も麻酔針では入っても、太いカテーテル挿入針に替えると動脈を刺してしまったのだろう。
 動脈を刺しても、ビビらずにしっかりと圧迫する、止血はこれしかない。必ず止まる。
 研修医に言う「次、やろうで!」

※ 2兆円を1億人で割ると一人2万円くれるの?
コメント
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