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てらまち・ねっと



 選挙公営、ひとつずつ事実を見ていくことが大事。
 山県市の議員らの水増し請求を認める発言や会見などで、明日18日の県の監査委員への県議選候補の水増しの疑いも説得力がある、・・・と思うのは手前味噌か。
 今もデータの最終整理中。住民監査請求書の仕上げは、まだこれから。

 県選管によれば大部分の候補には、請求に応じて5月中に選挙公営費を交付したとのことだから、住民監査請求で「差し止め」の必要もなく、「今回の事件で県知事(監査委員もだけど)が調査すべき事情が明らかになったから速やかに調査して県の損害を確定すること」「候補者(含む印刷所)は不当利得として返還を」ということになるだろう。
 それに、2003年選挙分についてもだが、知事の怠る事実とともに、出納・会計職員らに特別に義務付けられた会計管理の責任があるので、その怠りも今回は主張する。住民訴訟の裁判になると、こういうところで「勝ち」=「返還命令」が固まることもあるから。先日岐阜地裁で勝訴した カラ渡船の判決 にも、そこに通じるあたりが折り込まれている。

 ともかく、昨日、このブログで「明日紹介」と書いたところの、山県市の明日月曜日の朝刊に折り込んで各戸に届けられる新しい風ニュース187号の紹介。
 2004年選挙の候補者の請求額の一覧表を載せている。選管が集計して情報公開したエクセルデータに、各候補の請求にかかる一枚単価やポスターの基準額との比率、それに印刷所などのデータも加筆した。
 こんな時だから、ショッキングだろう。でも、事実を知りたいという市民の声が多く寄せられているから、載せることにした。
 もちろん、寄せられた市民の皆さんの声の一部も載せた。

(どの写真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大


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ワン・クリック10点


 2004年4月の山県市の選挙のポスター掲示板

 中には金額が高いのは印刷所の請求額だから、という人もいるかも知れないが、掲示板に貼られたポスターをみれば、これが1500円?? 2000円?? 2600円?? って疑問は深まることは間違いなし。

 そもそも、そんな高ければ、他の印刷所にするのは常識。

 もっと深まる疑問は、先日15日、 県庁で謝罪会見した議員 の中に 「53%」の議員 がいること。警察はそこまで調べたということに他ならない。
 その50%レベルでまずいことがあったとしたら、また、大変だ。

 ということで、全員のポスターの貼ってある掲示板の写真。
 輪転機の黒インクで刷る新しい風ニュースにポスターの写真はそぐわないので、こちらのブログ紹介する。
 ブログはなんて便利なんだろう。


  ニュースの印刷用PDF版 
 一般質問の通告書も載せる予定でしたが、このgooブログは1万文字が最大と制限されていてい、入りきりませんでした。それで、後刻、別の投稿としてアップします。

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新しい風ニュース NO187
やまがたの環境とくらしを考える会 (通巻224)
岐阜県山県市西深瀬208 ℡・FAX 0581-22-4989

なんでも相談   どの政党とも無関係の 寺町ともまさ  2007年6月17日
HP ⇒ http://gifu.kenmin.net/teramachi/    メール ⇒  tera-t@ktroad.ne.jp
私のブログにアクセスするには 「 てらまち 」 で 検索するのが一番はやいです
・・・・・・・・・・・・                  
 みんなびっくりの6月9日の新聞報道。「選挙ポスターで水増し請求」「山県市議を県警と山県署が聴取」「5人前後を詐欺で書類送検の見込み」。その後も「議員が主導」「水増し分は市議に」「公金の認識甘く」「口閉ざす市議ら」「山県市議会、説明なし」「市も調査に消極姿勢」。「疑惑の市議 謝罪せず」「複数の市議、水増し主導」「現県議も水増し請求 市に返還の用意」・・。参院選(7月5日~)の前の今月末か7月冒頭に書類送検か、との声も。

 私のところにも、電話、手紙、メールなどいろいろといただいています。その一部を紹介します。市民の皆さんからは、事実を知りたい、解明してほしい、その声が一番です。中には、「○会に来た○○市議が、『寺町議員にはめられた』と発言した、『寺町さんが悪いのではなく議員の資質が悪くそういう発言自体が情けない』と反論した、そこにいる人たちも同じような意見だった」という声まで。

 山県市議会は6月7日(木)が全員協議会。その翌日の8日から警察の聴取が始まりました。12日(火)10時に議会開会。議員22人中20人の与党会派は本会議終了後に約40分の非公開会議。会議後、議長が「疑惑について協議したが、今の段階では細かいことについて話す状況にない」と記者会見。これっておかしいですね。「有志議員20人は・・こうすることにした」とマスコミに語るならともかく。自分たちだけの任意の会議のことを「議長」がいかにも議会の結論のように話すこと自体、公私混同の世界にどっぷり。
 
 次の議会は21日(木)10時から議案の本会議質疑。そのあと、全員協議会を開くように申し入れました。これだけ新聞やテレビで「説明責任を果たしていない」とたたかれてしまって、私は議員として釈然としません。議員全員の会議だから当然に公開すべきです。

 ともかく、市民の皆さんの知りたいとの声に応えるために、このニュースの裏面に2004年の選挙のあとの、候補者からのポスター代などの請求・支払いの一覧表を載せます。

6月13日(水)に通告した私の一般質問   質問日は6月27日(水)です。
 今回も、「一般質問は、せめて1時間を」と要請書を出しましたがまだ認めてくれません。

 3問の通告の全文はブログ 「てらまち・ねっと」 に載せています。

《問1》 市長や議員の倫理観や制度及び経済観念の問題 答弁・市長
 3年前の山県市議選における選挙公営のポスター代の水増し請求・詐欺問題で県警の調べが進み、最終局面に向かいつつあるとみられている。他方で、市民からは、議会や議員、市長の説明責任や反省の欠如に嘆きや怒りが高まっている。

1. 昨年12月議会における選挙公営制度に関しての私の一般質問に対して、市長は、「こうした公費負担部分を不正に搾取することは論外」と答弁した。今回、疑惑の当事者本人や業者らが事情を認めていることも報道されている。市長はこのような事態になって、ポスター代は無論、選挙カー代、運転手代、ガソリン代など、すべての請求に関して当時の候補者や業者らに、再度点検し必要であれば返還するよう要求すべきではないのか。

2. 同議会で市長は、「ポスターの出来栄えについて大変こだわられる方の場合・・実勢価格での企画費も当然割高となる」と答弁した。近年、行政の基本として、どんな場合も出来るだけ経費を切り詰めることは常識である。他方で、選挙公営として市民の税金で公職の候補者に公金を支払うという場合に、経済性を優先しないことは大きな矛盾がある。

 ◎ 市長の甘い姿勢が、候補者が「どうせ自分で払うのでなく公費なんだから」とポスター作成経費を切り詰める努力をせず「割高なポスター代」を請求する原因ではないか。

 ◎ 割高なポスター代を請求する経済観念で、議員として行政をチェックできるのか。

3. 今回、警察の捜査に関連する対応や反応から、水増しが実質的に認定された。振り返って、市長は04年当時の選挙公営のポスター代の基準額が高過ぎたとは考えないのか。

4. 5月3日に起きた市内小学校長の飲酒運転事故に関して、県教委は校長を懲戒免職処分にした。市の教育長は直接の責任関係にないにもかかわらず、議会に教育長の責任を問う声が出た。5月10日の臨時議会では議案が出されず、小林教育長は退任した。

 ◎ 教育長責任論を主張し展開した議会関係者や今回の水増し事件当事者は、これ以上市民の嘆きや怒りが高まる前に、速やかに責任を取るべきだと市長は考えないのか。

 ◎ 責任論を原因に有能な教育長を不本意に失った市長として、議会や事件関係者に対して厳しい態度をとるべきではないのか。速やかな身の処し方を求めるべきではないのか。

5. 昨年は職員による市の公金や財産の横領事件が発覚した。
 私は、以前より、この議場で倫理条例などの制定を提案してきたが市長はきわめて後ろ向きの答弁だった。市長は、モラルの問題だからと制度に消極的な意見だ。議会の全員協議会などでも倫理条例制定を訴えてきたが不要、時期尚早だと却下され続けてきた。
 ここまでの実態に直面し、昨年の職員の横領事件も考えれば、山県市は、一般の市職員についても、常勤特別職(市長・副市長)及び非常勤特別職(議員)(各種委員等)についても、倫理条例を制定するしかない。市長はどう考えるのか。
                                  
《質問2番》 土地開発公社の現状や塩漬け土地の有無 (答弁・副市長)
《質問3番》 多重債務者への対応と自治体の姿勢 (答弁・総務部長)


(ペーパーニュースでは、この部分に候補者別集計表があります。上記の写真の表です。ここでは、比率だけピックアップしておきます)
ポスター
候補者名 対限度額比
藤根 圓六 42.0%
吉田 茂広 99.7%
横山 哲夫 44.0%
長屋 孝42.0%
寺町知正 0  
河口 國昭 40.3%
谷村 松男 60.4%
武藤 孝成 53.5%
尾関 りつ子 95.0%
大西 克巳 42.0%
影山 春男 42.0%
藤垣 邦成 44.0%
村瀬 伊織 44.0%
小森 英明 49.9%
請求権がない  
村橋 安治 80.3%
杉山 秋夫 44.0%
久保田 ひとし 32.9%
田垣 隆司 42.0%
村瀬 隆彦 99.7%
中田 静枝 61.7%
渡辺 政勝 99.4%
木村 正之 42.0%
石神 真43.0%
宮田 軍作 99.4%
横山 善道 99.4%
後藤 利てる 44.0%


この表は、2006年11月に私が山県市に情報公開請求
して公開された文書から作成しました。市選管が作成し公開
した「集計一覧表」の中に、契約書や請求書などのデータか
ら「1枚単価」「対限度額比」「印刷所」などを加えました。
選挙公営における候補者毎の印刷所の事実は、公金の支出
の記録ですから、従来から、「候補者・印刷所・一覧表」を
インターネットで公表している選挙管理委員会もあります。
自分の議会の議員たちの請求の一覧表をニュースにして配
布・公表している議員もいます。私は、今回、初めて公表。

 この山県市の2004年4月の選挙の時に撮影した候補者
全員のポスターが貼ってある掲示板のカラー写真は、ブログ
に載せましたのでご覧を。「作成費の高低」つまり「高額請
求」とポスターの出来具合には関連がないことが一目瞭然。

 今回の事件から広がる懸念の例・・・
 ガソリン代を請求できるのは、「選挙カー」分だけですが、
他の車の燃料代も入ったケースはないでしょうか?
 運転手は、1日一人だけ「契約した人」に「日当1万25
00円」が上限。選挙カーを運転して日当をもらった人、も
らっていない人? どこかでは、選挙経費に化けていませんか?
これらのことは、周辺の人が良く分かると思うのですが・・

ーーーーーーーーーー 市民の声から ーーーーーーーーー
◎市民は、税金など支払い遅れるとうるさいくらい請求さ
れているのに・・・人の上にたたれる方が かげで 悪い
事ばかり・・・早く解決してほしい。

◎・・・等一向に改善されない政治家の行動に何故選挙民
がもっと怒りの声を上げないか不思議でなりません。 

◎不正受給者の公表を積極的にしてください。
市長の色々な発言も改革意識が見られなくて情けない。

◎議会は解散しろ! 

◎徹底的に解明してくれ。

◎伊自良は県議まで全部だめって噂。何てことする人たち。

◎こんなのを放っといてはいかんです。
是非とも、誰がどうであったか、解明してください。

◎公費負担があるから贅沢なポスターを作ればよいのか。
自分で税金を贅沢に浪費する政治家に、公務員や役所に
「コスト」「効率性」などを求めることはできないはず。

◎世間を騒がせている年金問題、こんな不安な世の中に
市会議員さんの水増し受給なんて、やっぱり許せません。
ーーーーーーーーーーーー(ニュースはここまで)ーーーーーーーーーーーー

一覧表の一番下の方の数字が違っていました。32.9%→44.0%。ペーパーは、次回訂正。


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