「たぬきせんべい」の山ある記

ニフティの「山のフォーラム」が消滅したのでブログを始めてみました

【房 総】大崩・津森山と嵯峨山・水仙ピーク

2010-01-08 23:50:02 | ハイキング
                  津森山近くから水仙と棚田展望

スイセンの香りに包まれながらハイキングを楽しんできました。鋸南町営循環バスを利用して、始めに大崩の津森山、バスで小保田に戻って嵯峨山と水仙ピークを登り、最後にスイセンロードも歩きました。今年のスイセンの花は咲くのが早く、終わりかけているところもありましたが、比較的標高の高い大崩地区ではまだ盛りといえます。なお、嵯峨山から小保田に戻るルートは新しい車道が作られ、ガイドブックと様子が変わっているので注意が必要です。

【日 程】2010年1月8日(金)日帰り
【山 域】房総
【山 名】津森山、水仙ピーク、嵯峨山
【メンバ】本人、妻
【天 候】晴のち曇り、風花も
【コース】大崩バス停(8:30)→津森山(9:40)→大崩バス停(11:00)
     小保田バス停(11:30)→嵯峨山(13:00)→小保田バス停(14:30)
【参 考】新・分県登山ガイド11千葉県の山

保田駅から鋸南町営の青バスに乗る。4人グループが小保田で下車し、終点の大崩で私たちのほか女性一人が下車した。平日で時間も早いので他の観光客はいない。のどかな里景色に満開のスイセンの花の香りに包まれてとても気持ちがいい。車の通りの無い舗装道路が緩い登りから、緩い下りに変わると、左手に住宅が点在する広い平地を見下ろしながら歩く。やがてガイドブックに「右手に牛舎のある三差路」と記載されたところに至るが、現在は牛もいないし人も住んでなさそう。三叉路は左に入り、その先の分岐は右へ右へと行くが、ちょっと迷うところもあった。

ガイドブックにあるように民家の庭先を通ることになる。住人がいて挨拶して通してもらう。すぐ左手に道標があって山道に入る。緩やかな登りですぐに右手が開けて、伊予ガ岳や富山の展望が得られる。少しの登りで頂上に着くと石碑が立ち、南と北の展望がある。頂上から先へ行くと西の展望があり、鋸山を手前に富士山が見えた。山道は尾根に沿って西へ続いているようだった。登り口に戻って舗装道路を行くと、左手下に水仙と棚田の景色(写真)が見られた。法明分岐を右に下り、左に見える人骨山も登ろうかと思ったが、道がはっきりしないのでやめた。ゆっくり歩いて、保田に戻る赤バスの時刻ちょうどに大崩バス停に着いた。

嵯峨山に登るため、小保田バス停で途中下車する。沢沿いの舗装道路を行くと広いスイセン畑が広がっていたが、日当たりが良いためか、出荷したあとなのか、スイセンの花はほとんど見られない。舗装道路の終わりに簡易トイレが設置されていた。左右に大きく開けた谷は一面のスイセン畑で、満開の花と香りに包まれながら山道を行く。だんだん傾斜が強まってくると、周回コースの分岐で「水仙ピーク、嵯峨山」の道標がある。右へ入ると急登となり、岩場もあってロープも張ってある。水仙ピークは南側がスイセン畑になっていて展望もある。しかしスイセンはわずかしか咲いていなかった。

水仙ピークの前後は岩の多い細い尾根だったが、穏やかになって嵯峨山に着く。嵯峨山から下ると民家の前に出た。お年寄りがスイセンの花を束ねていて道を教えてくれたので、花を二束買った。民家の下から左に細い舗装道路を行くと、突然といった感じで広い新しい道になった。この道を少し下ると左に道標があり、山道を登ると周回コースの分岐に戻り、来た道をバス停に戻った。再び赤バスで保田駅に戻る途中、少し手前で下車してスイセンロードも歩いた。昨年は10日に歩いたが花は昨年より少ないと感じた。


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