【奥多摩】峰谷川入奥沢カタサメ沢


 カタサメ沢はほとんどの滝が気持ちよく直登でき、しかも頭から激しく流水を浴びてのシャワー・クライムの連続となるので、暑い日に向いた沢です。つめはスズタケの藪こぎでこれがまたきつい。ずぶぬれ・ひっかきキズ・泥まみれと童心に帰って楽しみました。

【日 程】2006年7月30日(日)日帰り
【沢 名】峰谷川入奥沢カタサメ沢
【メンバ】単独
【天 候】曇り
【コース】峰谷バス停(8:30)→入渓(9:00)→登山道(13:00)→倉戸山(14:00)→倉戸口バス停(14:50)
【参 考】奥多摩の尾根と沢(奥多摩山岳会編、東京新聞出版局)

妻の病気入院があり、梅雨明けも遅れたので一ヶ月以上も山から遠ざかってしまった。奥多摩駅から峰谷まで入るバスは午前中1本だけ。数人しか乗っていないかったが、単独行の70~80才ぐらいに見える人がヘルメットを片手に乗ってきた。水根バス停で降りたが、あの年で腰まで水に漬かる水根沢に入るのだろうかとちょっとびっくり。峰谷バス停で下車したのは私のほか2人だけだった。

林道から沢沿いの仕事道に入り、堰堤を越えてすぐに入渓する。少し進むとすぐに右手に大きな滝を見る。ここがカタサメ沢の出合で本流にはワサビ田とその仕事用の囲いらしきものがある。出合の滝は、ガイドブックには水流の右側を登るとなっているが、水流の左側を登ってシャワーを浴び、いきなりびしょ濡れとなる。この上は堰堤が連続するが、いずれも一部に自然の岩盤を残した石積みのもので、岩盤部分を登って楽しめるが、やはりシャワーを浴びる。

この先は、ワサビ田跡が続いてしばらく平凡になる。右から枝沢が入るとゴルジュ状の連瀑帯が始まる。連続する滝を直登し、続けてガイドブックに「頭から水を浴びそうなので左より小さく巻く」とされている滝もずぶ濡れになったついでに直登した。水流が頭から激しくぶつかるが、思ったほどの衝撃ではない。それより落ち口がぬめっていて緊張した。

このあと、ガイドブックでは連瀑帯が二つに分かれているように書かれているが、息もつかせず次の滝場が始まる。ガイドブックで「かぶり気味の左壁を強引に直登」というところは、左から巻こうとしたが、危ない巻きになりそうで戻ってガイドブックどおり左壁を登る。ちょっと登り方に工夫が必要だった。このあともシャワーを浴びまくって連瀑帯を抜ける。

連瀑帯が終わって、再び右から枝沢が入るとワサビ田跡がまた続いて平凡になる。このワサビ田跡は右から3本目の枝沢が入るところまで続く。滑の小滝を越えたりして進むと、二股になる。左の方が沢床が低いが水流が無く、滑滝となっている右の沢に入る。水流が細って源頭となるあたりまで石積みが見られ、人の手が入っていることに驚いた。放棄されたワサビ田を含め、すごい労力が必要だったことだろう。

右手の尾根にはいよいよスズタケが現れ始め、つめの厳しさが予想される。ちょうど水流が消えるあたりで右にトラバースする踏み跡を見つけ、楽をしたくて跡を辿る。しかしこの踏み跡は小動物のものらしく、やがてスズタケが覆いかぶさってきて、這って進むような有様になる。強引に登ろうにもすごい密藪でままならない。こんな藪は久しぶりのことだったのでだいぶ戸惑い、藪で目をつついたり、切り傷を作ったり、泥まみれ、汗まみれとなって登山道に抜け出した。
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