【大菩薩周辺】日川曲り沢


曲り沢は沢床の綺麗なナメが多い沢です。しかしツメの手前までは高度感のある滝は無くて単調でした。ツメの手前でガイドブックの遡行図には無かった滝場が出てきて、それを越えると両岸切り立ち緊張感あるツメになりました。登山道に出た所が大谷ヶ丸の山頂を通り越して米背負峠側に少し下った地点だったので、最後に分岐する支流の選択が違っていたと思われます。

【日 程】2008年7月30日(水)日帰り
【沢 名】日川曲り沢
【メンバ】単独
【天 候】曇り
【コース】甲斐大和駅(8:00)→曲り沢入渓(9:30)→大谷ヶ丸(13:15)→曲り沢峠→本流の出合(15:15)→甲斐大和駅
【参 考】奥多摩・大菩薩・高尾の谷123ルート(山と渓谷社)

甲斐大和駅から国道20号を経由し景徳院入口から日川沿いの車道を行く。バスの時刻表も調べてみたが、残念ながら利用価値がなかった。しかし交通量は少ないので歩くのもそれほど苦にならない。景徳院を過ぎて曲り沢にかかる橋を渡ってから舗装された林道に入る。林道をしばらく行くと曲り沢の大きな堰堤が見え、林道は大きくカーブして急坂になる。林道が砂利道になったところから沢へ下った。下ったところは白っぽい砂地が広がり、流れも穏やかだった。少し行くと沢らしくなるが、すぐに大きな堰堤が現れる。堰堤を越えるとその上はまた砂地で穏やかな流れとなる。公園のじゃぶじゃぶ池のような流れは、小さい子を遊ばせるにもいいかも知れない。

大きな堰堤をあわせて4つ越えたあと、さきほどの林道が曲り沢を渡る橋と出会う。橋の上には車が2台停まっていた。ここが林道の終点で、曲り沢峠に向かう道はここから右の支沢沿いに付けられている。曲り沢の本流を行くと遡行図の5段20mナメ滝など綺麗なナメが多いが、滝というには容易すぎて物足りなかった。遡行図によれば8m程度の滝もあることになっているが、気付かなかった。単調な部分と綺麗なナメがあるだけで、ツメに近い分岐まで来てしまう。この時点では自分の中で超初心者向きの沢だったと総括していた。

このあと出てくる支流はガイドブックの案内どおり常に水量の多い方を選択していたが、やがて遡行図にない8m程度の滝とその先に10m以上のトイ状ナメ滝が出て来た。ここには短いロープが残されていた。容易だが今回始めての滝らしい滝だった。その先は急に両岸が切り立ち始め、前方も不安定な岩の積み重なりになってくる。何か落ちてきそうな気がするチョックストンを見て、そのまま進むことをあきらめて尾根に取り付こうとしたが、すでに困難になっていた。少し戻ってから立木を頼りに尾根にはい上がったが、多少危険もある急な登りが長かった。ちょっと分岐を間違えてこれだけ様相が変わるのだから、ガイドブックは鵜呑みにできないと改めて思った。

登山道に飛び出したところは大谷ヶ丸直下の滝子山への分岐点だった。沢支度のまま大谷ヶ丸から滝子山との間の沢を目指して藪へ突っ込んでいったが、途中、ひどい笹藪やイバラに捕まった。しばらく藪のひどい沢を下ってから登山道に出て、曲り沢峠に向かった。曲り沢峠からは曲り沢の支沢沿いの道を下ったが、登山道というよりは仕事道程度のものだった。沢支度のままだったので道が不明瞭になるところは沢を下ってしまったが、足を濡らしたくない場合は苦労するかも知れない。本流との出合に戻り、甲斐大和駅まで車道を歩いた。


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【北アルプス】高瀬ダムから野口五郎、水晶、鷲羽、新穂高温泉へ

                 鷲羽岳山頂からの鷲羽池と槍ヶ岳

家族4人で北アルプス裏銀座コースを行き、双六小屋から槍へは行かず、鏡平経由で新穂高温泉へ下りました。初日は時々小雨も降り、ガスもかかって烏帽子岳をあきらめましたが、二日目、三日目と好天に恵まれ、大展望とお花畑を堪能しました。小屋でも混雑には遭いませんでした。烏帽子小屋では一部屋貰い、水晶小屋も定員に満たなく、また鏡平山荘では離れの新館で一部屋貰うなど優雅な小屋泊まりができました。

【日 程】2008年7月19日(土)夜~23日(水)夜行バス3泊
【山 域】北アルプス
【山 名】野口五郎岳、水晶岳、鷲羽岳、三俣蓮華岳
【メンバ】本人、妻、長女、次女
【天 候】20日曇り一時小雨、21日晴れ、22日晴れ後曇り、23日曇り
【コース】
20日:高瀬ダム(7:30)→烏帽子小屋(13:40)→前烏帽子→烏帽子小屋(泊)
21日:烏帽子小屋(6:00)→野口五郎岳(10:40)→水晶小屋(15:15)→水晶岳→水晶小屋(泊)
22日:水晶小屋(5:30)→鷲羽岳(7:30)→三俣蓮華岳(11:15)→双六小屋(14:15)→鏡平山荘(16:30)泊
23日:鏡平山荘(6:30)→ワサビ平小屋(9:30)→新穂高温泉(11:00)

新宿都庁前から19日夜10時半発の白馬方面に向かう「さわやか信州号」に乗車し、20日早朝5時に信濃大町駅前で下車した。ここで下車したのは私たちだけで、他の人たちは扇沢や白馬へ向かうようだった。7年前にここに来た時は駅前にタクシー待ちの登山者がかなりいたという記憶があるが、この日は閑散としていた。あらかじめ予約していたタクシーに乗車し、高瀬ダムへ向かう。(料金は8千円弱)ダムの上で下車した時にも他に登山者の姿は見えなかったが、お湯を沸かして簡単な朝食をとっているうちにツアーの一団などがやってきた。曇りで山のほうはガスがかかって肌寒く次女は少しお腹が痛むと言い出して、どうしよう戻ろうか?と心配した。薬を飲んでしばらく休むうちに体調が回復して、次女も行きたいということなので荷を軽くしてゆっくり出発した。

トンネルを通り、つり橋を渡り、ダム湖に注ぐ沢の河原を少し歩いてからブナ立尾根に取り付く。階段が続く急登を無理せずゆっくり行く。所々に番号の付けられたポイントがあって、始まりは気が付かなかったが、烏帽子小屋がゼロになっているようだ。次女の体調が心配なのでポイントごとにゆっくり休憩しながら、減っていく数字を励みに登る。天気の方は小雨が降ってきたかと思うと、また日が差してきたりと不安定で、雨具を着けたり脱いだりした。幸い、本格的な雨にはならず、烏帽子小屋に到着した。ブナ立尾根の下部ではゴゼンタチバナ、マイヅルソウなど地味な花が多かったが、登り切ると、イワカガミ、ショウジョウバカマ、チングルマ、ミヤマキンポウゲ、アオノツガザクラなどのお花畑が出迎えてくれた。

烏帽子小屋で前で昼食とし、空身で烏帽子岳に向かった。途中の砂礫地帯にはコマクサとチシマギキヨウが多い。雨は降ってこなかったが、前烏帽子に着いたときガスがかかって烏帽子岳方面が全く見えなくなった。何も見えない中を無理して登っても仕方ないし、烏帽子岳頂上付近は岩場になっているので、危険を冒すことは無いとここで引き返した。烏帽子小屋の食事は天ぷらも出て美味しかった。北アルプスの山小屋の食事はたいてい美味しいようだ。夜行バスはあまり眠れなかったし、個室を貰えたのでぐっすり眠れた。

21日朝は周囲の山々には雲がかかっているが、小屋の付近はガスが晴れていた。昨日、登りで出会ったアルバイトの青年と小屋のご主人とともに烏帽子小屋の前で記念写真を撮ってから出発した。三ッ岳手前の砂礫地にかかるとコマクサの群落で一面ピンクに染まっていた。長女と次女は元気に先を行き、すれ違う人に「ヤマケイのモデルになれるね」などと言われて気をよくしている。時間が経つに連れて青空が広がり、日焼けが心配になる。やがて左手に槍ヶ岳の姿が見えた。いま槍ヶ岳に登っている人は最高だろう。途中、お湯を沸かしてインスタントのみそ汁と小屋で作ってもらったおにぎりで朝食とした。雲に隠れていた赤牛岳から水晶岳、鷲羽岳まで次々と姿を現してくる。昨日登れなかった烏帽子岳は低く貧弱に見える。遠く薬師岳、立山、剣、さらに鹿島槍まで展望できる。

まだ残雪が非常に多くて緑と白のコントラストが美しい。チングルマやキバナノコマノツメなどのお花畑を見て、布団がたくさん干されている野口五郎小屋に着いた。泊まってもいないのに小屋の前で記念写真を撮って貰い、野口五郎岳へ向かう。頂上では若い女性2人組と出会った。折立から薬師、黒部五郎などを経由して来て、今日下ってしまうという、なかなかの健脚ぶり。今日のコースは始めのうち赤牛岳の姿が良く、野口五郎岳あたりでは水晶岳の姿が素晴らしい。次に鷲羽岳が近づくと鷲羽岳に目が移って行き、槍が姿を現すと槍へと飽きることがない。そして小ピークを越えたとき、鷲羽岳を背景に思わず声を上げるほど素晴らしいお花畑が広がっていた。・・とここまでは楽しく来たのだが、その先に岩場と大岩の重なる難所が待っていた。逆方向から来るツアーの一団の最後尾にガイドに荷を持って貰って辛そうにやってくる人もいて心配になる。

東沢乗越手前で昼食休憩。水晶小屋直下の赤茶けた岩の急な登りをこなして小屋にたどり着いた。小屋はかなり前から見えているのになかなか遠く苦労させられた。小屋の前でお茶を沸かして飲んでから水晶岳を空身で往復する。梯子もかかる岩場の多い道だった。頂上に着いたときはガスがかなり広がって十分な展望が得られなくて残念。赤牛岳から登ってきたグループがちょうど下るところだった。雪渓の雪で冷やしたビールを買って回し飲みで喉を潤す。水晶小屋の食事はカレーがすばらしく美味しかった。外に出ると野口五郎岳方面に発達した積乱雲に夕日が映える。夜にまた出てみると雷で積乱雲の中が何度も強く光った。水晶小屋は昨年7月に改築されたばかりで、まだ木の香もする。部屋は定員に少し欠けるぐらいでスペースには余裕があったが、大部屋なので鼾が聞こえて眠りを妨げられた。

22日の早朝は天気が良く、夜明け前から槍ヶ岳や遠くには富士山のシルエットも見られ、野口五郎岳あたりから昇る朝日を見てから出発した。ところが、これから向かう西の方からガスが上がってきてしばらくガスの中を歩く。水晶小屋からいったん下ったお花畑にはこれまで無かったキバナシャクナゲが見られた。ワリモ岳を越えるあたりからだんだんガスが晴れてきて、鷲羽岳頂上に着いたときには槍ヶ岳を背景に鷲羽池が見下ろせる素晴らしい景色が見られた。この景色を見ながらお弁当を広げてゆっくりした。

鷲羽岳からの下りは快晴の空の青に、三俣蓮華岳から双六岳に続く穏やかな稜線の緑と残雪の白、その真ん中下方に赤い屋根の三俣山荘が見下ろせて、娘たちはハイジのアルプスもこんな感じかなと喜んでいた。しかし天気が良くなりすぎて三俣山荘に下りつくと暑くてたまらない。三俣山荘の前の日当たりの良いベンチには人は刺さないようだがアブが大量にいた。烏帽子小屋への登りや水晶小屋への登りあたりではブユの類にまとわりつかれ、その時顔を刺されたようでこのあたりで腫れてきたのに気付いた。今年は特に虫の発生が多いようで、今回の登山では唯一のマイナス材料だった。

三俣山荘から残雪の上も歩いて三俣蓮華岳に向かう。三俣蓮華岳の向こうからガスが上がってきて頂上に着いた時はだいぶ展望が悪くなっていた。それでも雲ノ平の小屋や雲のかかった黒部五郎も見えた。ちょうど高校生と引率の先生のグループと一緒になり写真を撮ったり撮って貰ったりした。三俣蓮華岳からは稜線を行くがガスで展望が全く無くなった。しかしチングルマ、ハクサンイチゲ、コバイケイソウ、タテヤマリンドウ、シナノキンバイなどのお花畑が続く素晴らしい道だ。雷鳥の親子も見かけた。双六岳あたりは残雪が多いと聞いていたのでパスして下った。クロユリの多いお花畑があり、再び雷鳥の親と雛5羽を見ることができた。

双六小屋に下り、時間が遅くなりそうなので鏡平山荘に予約を入れて貰った。双六小屋からいったん緩い登りになる。振り返ると今日登ったばかりの鷲羽岳がずいぶん遠くに見える。尾根を越えると槍ヶ岳から穂高へと続く稜線が眼前に見えるはずだが、すでにガスの中だった。途中、「花見平」の看板もあり、ハクサンフウロ、ヨツバシオガマ、ハクサンチドリ、ニッコウキスゲなどここまで見かけなかった花が咲いている道を歩く。やがて池のそばに立つ赤い屋根の鏡平山荘が見下ろせる。しかし、疲れて重くなった足取りでの下りは長かった。それでも池に渡した橋の向こうに立つ鏡平山荘のロケーションには娘たちも「メルヘンの世界」と喜ぶ。鏡平山荘ではまだ新しく木の香もする別館の個室にしてくれた。他の団体さんも来るという話だったが、結局、別館に泊まったのは私たちだけで、実に静かな一夜だった。他の客がいないので気兼ねすることなく、夜中に外へ出て星空を眺めたりした。

翌朝は、槍穂の方にはガスがかかっていて、残念ながら池に映った山々を写真に撮ることはできなかった。しかし下るには涼しくて良かった。快調に下ったが、林道に出てからが長くてうんざりする。新穂高温泉バス停前の町営の無料温泉に入って汗を流してから、平湯温泉にバスで出て、さらに新宿行きの高速バスに乗り換えて帰路に就いた。


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【奥多摩】川苔谷逆川


川苔谷本流の聖滝手前から入渓しました。聖滝は一部小さく巻きましたが楽しめました。またゴルジュで二カ所、深い釜に入って滝にとりつきました。二ツ目は腕力不足で登れず、左から巻きました。そのほかの滝はすべて直登できて楽しめました。上部二俣は左俣に入り、25m滝を直登しました。下りは足毛岩の肩からウスバ林道に入って鳩ノ巣駅に出ました。

【日 程】2008年7月17日(木)日帰り
【沢 名】川苔谷逆川
【メンバ】単独
【天 候】曇り
【コース】川乗橋(8:30)→登山道(13:00)→足毛岩の肩(13:20)→ウスバ乗越→大ダワ→鳩ノ巣駅(15:30)
【参 考】東京周辺の沢(2000年5月白山書房)

川苔谷逆川は奥多摩では人気の沢なのでこれまで敬遠していたが、奥多摩でまだ入ってない沢が少なくなってきたので、もし入っている人がいるようなら、同じ川苔谷の火打石谷に切り替える両面作戦を考えた。川乗橋のバス停で大きなグループを含め十数名が下車したが沢に入る人はいなさそうだった。ガイドブックにある沢への下降ポイントより手前で、入口はロープで遮られているが、沢に下るしっかりした道を見つけて入ってみた。下っていくとキャンプが出来そうな設備があり、そのまま川苔谷本流に入渓できた。

遡行を始めるとすぐに深そうな大きな釜を持った滝に出会う。落差は小さいが岩がつるつるに磨かれて流水の勢いも強く、泳いでとりついたとしてもとても登れそうにない。右から少し巻いて沢に戻ると見えていた滝の上は磨かれた岩で狭まって流水がほとばしるゴルジュ状になっており、これら全体が聖滝のようだ。ここは右からへつるように登って切り抜けた。少し行くと左岸から沢が合流し、立木に赤テープの目印があって逆川だとわかった。

2段10mの滝を越えたあと、中だるみがちょっと長く続き、ようやくゴルジュになる。初めの大釜は足の立たない深さだが取り付けば簡単に登れる。二つ目の大釜も足が立たず、水流の左の手がかりから登ろうとするが、水に濡れた体を引き上げることが出来なかった。腕力不足を痛感・・いや昨日、筋トレをやったばかりで疲労が残っていたことにしよう。ここは左から簡単に巻けるが、二度も釜の水に浸かって震えがくるほど寒くなった。

ウスバ林道直下の10m滝は垂直に近いのでちょっと嫌だったが、ホールドはしっかりしていた。上部で二俣に分かれ、右俣の20m滝はガイドブックを読む限り自分なら巻くことになりそうだと思い、左俣を選択した。左俣の25m滝は下から見ると高度感があり、ガイドブックの「見た目より簡単」という記述が無ければ巻いていたかも知れない。右壁を数m登ったところで左手の細かいルートに目がいったが、思い直してまっすぐの安全なルートをとる。落ち口付近は水流のすぐ右を登った。

ツメまで三カ所ほど出てくる分岐は基本的に沢床の低い方を選択した。山頂は気力が無くて省略し、下山は歩いたことがなかったウスバ林道を経由して鳩ノ巣駅に出た。オダマキやホタルブクロがかわいく咲いている道だった。


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【大菩薩周辺】大鹿沢平ッ沢


平ッ沢はすぐ脇に滝子山への登山道が続いていますが、上流部の数段に分かれた滝は全体では20m以上ありそうで、水量が多く直登可能なので楽しい沢です。ここでたっぷり水浴びをして寒いくらいでした。その上には綺麗なナメ床が続くところがあります。ただし、下流部は滝の数も少なく、小滝ばかりです。水量が減って藪っぽくなったところで登山道に上がり、曲り沢峠、大鹿山、お坊山東峰を経由して東尾根コースを下りました。東尾根コースは棚洞山、入道山など立派な山名板が立っているのに登山口あたりがひどい藪です。下からだと入る気を無くすような状態で、もったいないと思いました。

【日 程】2008年7月12日(土)日帰り
【沢 名】大鹿沢平ッ沢
【メンバ】単独
【天 候】晴れ
【コース】笹子駅(8:00)→曲り沢峠(11:40)→お坊山東峰(13:00)→お坊山登山口(14:40)
【参 考】山と高原地図大菩薩嶺(昭文社)

今まで底がかなりすり減った沢靴を履いていたが、生地にも穴が開いてきて使用に耐えなくなってきたので、モンベルのサワーシューズロングを購入して今回、初めて使ってみた。使ってみた感じはまぁ悪くなくフリクションも格段に良かったが、フリクションについてはこれまでのが悪すぎたのだろう。これまでのは渓流シューズと沢足袋の中間的な感じのもので、今では生産してなくて気に入っていたのだが、フリクションが悪くなってしまっては早く替えるべきだった。

滝子山を巡る沢は昨年、集中的に4本入っている。今回入った平ッ沢は「奥多摩・大菩薩・高尾の谷123ルート(山と渓谷社)」のズミガ沢(四ノ沢)の項に簡単に紹介されている。また、ネット上でも遡行記録を見かけた。沢沿いにほとんど登山道が続いているのが難で、ハイカーに出会う可能性が大きい。実際、数名のグループとペースがほとんど同じで、2度も沢の中で休憩しているところを通り過ぎる形になった。

沢沿いの車道を歩いて、道証地蔵から山道に入ってすぐ、沢を渡る橋から入渓する。少し行くと二俣があり水量3:1くらいで多い右俣を取る。平凡であるが水量が多いので所々へつりを楽しみながら行く。小滝が連続するところがあり、その先で休憩しているハイカーグループに出会う。さらに進んで、登山道が左岸から右岸へ渡る先にまた小滝がある。この滝は何か名前が付いていたような記憶がある。流木がじゃましてちょっと登りにくい。

ここまでは平凡で物足りない沢だったが、この先で水量も多く幅も高さもある見栄えのする滝が現れる。一段目は左のまっすぐな凹状を登ろうかと思ったが、水流に押されそうでやめた。安全そうな右から登って水流を左に渡り少し上って右に渡り、右から登り切った。その上では綺麗なナメ床が現れ、先のグループが休憩していた。ここを過ぎると沢は急に水量を減らして藪っぽくなる。滝も期待できないので登山道に上がると、すぐ先が曲り沢峠への分岐だった。

時間も早いし、びしょ濡れで涼しかったので曲り沢峠から大鹿山を経由しお坊山へと向かう。東峰への分岐にはベンチがあり、滝子山から北へ続く尾根の展望が得られた。ここまでの登りで衣類も乾き、暑くなってきたので、あとは東尾根コースを下ることにした。ここは尾根通しにか細い道があるほか、尾根を絡みながら下る明瞭な道もある。下る途中、二人づれに出会った。棚洞山、入道山には真新しい山名板が立っていたが、最後はひどい藪になって登山口に飛び出す。「御坊山登山口」と立派な看板があるにしては入口がどこにあるかわからないような状態だった。


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【岩 手】早池峰山


前日に「岳」の峰南荘に宿泊し、朝一番のシャトルバスで小田越から登りました。早朝は快晴、途中でガスも出てきましたが頂上までは良い天気でした。ハヤチネウスユキソウをはじめ花の種類も数も多く、全山お花畑と表現したいくらいでした。久しぶりに「百名山」のその最も輝く時季に登ったという感じでしたが、登る人の数もまた半端ではありません。でも、グループで賑やかに登れば、混雑もあまり気になりませんでした。一人では絶対に登りたくない山、グループで登りたい山ですね。

【日 程】2008年7月6日(日)前夜泊日帰り
【山 域】北上山地
【山 名】早池峰山
【メンバ】8名
【天 候】晴れのち曇り
【参 考】山と高原地図6栗駒・早池峰
【コース】小田越(6:00)→早池峰山頂(9:20-10:40)→河原の坊(14:50)

ゆったりプランで一日目は宿について泊まるだけ。花巻駅から河原の坊に向かう午後のバスに乗って峰南荘前で下車した。ただ、このバスは新幹線の新花巻駅を経由するので新花巻駅から乗車するほうが便利だったようだ。バス代も新花巻駅からの方が当然安いのだが、バスの切符売り場で1,000円で1,200円分使えるバスカードを購入したので、新花巻駅でこのバスカードを購入できなければ、バス代としては却って安くついたことになったのかも?早池峰山麓の「岳」には○○坊と名の付く民宿がいくつもあるが、宿のご主人の話では高齢化で次々に民宿をやめて、今は3軒しかやってないそうだ。交通が便利になって岳に泊まる人も少なくなったとのこと。宿についてさっそくビールを頼み、飲んでいるうちに風呂の用意もできる。タオル、歯ブラシなどは無く、部屋に冷蔵庫も無いが夕食はけっこう美味しかった。ビールやワインを頼み、いつものように過去の山行の思い出話で盛り上がった。

翌日は宿の前から5時半の始発のシャトルバスに乗った。シャトルバスは3台も来て、小田越の登山口は登山者でごった返していた。大きなツアーやグループで来ている人が多い。天気予報に反して快晴になったので、言葉も自然に弾んでくる。歩き始めの樹林帯では、ミヤマカラマツ、マイヅルソウ、ギンリョウソウ、マルバシモツケなど白系統の花が目立った。すぐに樹林帯を抜けて展望が開けハイマツと岩の道になる。まず、紫のミヤマオダマキやミヤマアズマギクが目立ちはじめ、お目当てのハヤチネウスユキソウも出てきた。登るにつれてナンブトラノオ、ミヤマキンバイ、キバナノコマノツメ、ナンブイヌナズナ、ホソバベンケイ、ヨツバシオガマ、ミヤマシオガマ、ハクサンチドリ、チングルマと花の種類も増えて色とりどりになる。しかし、反対側の薬師岳にガスがかかり、早池峰山頂もあたりもガスが流れ始めた。

岩場にかかって梯子でのぼる所では、団体さんの渋滞でしばらく順番待ちになった。岩場を過ぎると傾斜も緩やかになり木道が出てくる。頂上手前の平らな場所ではコイワカガミの群落があった。頂上でも晴れていたが、遠くの展望は雲が多くて残念ながら無かった。広い頂上は大勢の人で賑わっていたが、私たちも一角を占めてゆっくり出来た。まずビールで乾杯。ちょっとぬるくなってしまったが、美味しかった。コンロでお湯を沸かし、カップワンタンをスープ替わりにお弁当を食べる。食後はお茶やウイスキーを入れたコーヒー、紅茶を楽しんだ。そのあとで集合写真を撮っているうちに一時間以上経つ。

下りは河原の坊を目指した。下りはじめは今まで以上のお花畑でまた感動した。毎度のことだが下りの苦手なAさんがはじめの急な斜面でブレーキとなり、あとから来るグループにつぎつぎ先を譲りながら下っていく。しかし待っている間、花の写真を撮っているのであまり苦にならない。傾斜が緩くなって沢沿いになったところで沢の冷たい水で顔を洗えて気持ちがよい。Aさんの足はここまでですっかり疲労してしまい、最後までペースがあがらなかった。帰りのバスは15時過ぎの盛岡行きを逃すとその後は17時の花巻行きまで待つことになるのだが、盛岡行きになんとか間に合った。盛岡駅前の寿司屋で打ち上げをしてから帰路に就いた。


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