【奥多摩】峰谷川入奥沢本流


入奥沢支流のカタサメ沢は一昨年入っており、けっこう楽しめましたが、本流の方はガイドブックにも紹介されてないので、期待はしてなかったものの気になっていました。入ってみるとワサビ田(跡も含め)が延々と続くのが一番の難点ですが、大きな滝はないものの、ゴルジュ状になっているところが多く、4~5mの滝やナメ滝がけっこうありました。濡れるのを避けると困難になる滝が3つほどあり、すべて水をかぶって通過しました。暑い日ならより楽しいはずですが、気温の低い日だったのでちょっと寒い思いをしました。

【日 程】2008年9月27日(土)日帰り
【沢 名】峰谷川入奥沢本流
【メンバ】単独
【天 候】晴れ後曇り
【コース】峰谷バス停(8:30)→入渓(9:00)→登山道(12:30)→奥多摩湖バス停(14:50)
【参 考】山と高原地図23奥多摩

峰谷に向かうバスが倉戸山に近づいたあたりで、隣の乗客が「このあたりで熊に襲われる事故があった。」と話しかけてきた。「土日は人が多いから熊も出てこないだろう」と言っていたが、こちらは人気のない所を歩くのでちょっといやな気分になった。そういえば事故のあった当日にも奥多摩を歩いていたけど・・。東北の山で熊を見たことはあるが、奥多摩にはずいぶん入っているのにいまだに遭遇したことはない。

峰谷バス停から入奥沢に沿った林道を行き、ヘアピン状に曲がるところで入奥沢に沿った仕事道に入り、沢支度をする。すぐに右から滝を懸けてカタサメ沢が流入してくる。このあたりはワサビ田とその仕事用の囲いがある。本流を進むと所々でゴルジュ状に4~5mの滝があり、越えると開けてワサビ田がある・・というパターンを繰り返す。ワサビ田は大部分が放置されたように手入れが悪いが、しっかり手入れされているものもあった。かなり涼しい日だったので、あまり積極的に水に入りたい気分ではなかったが、少し濡れれば済みそうな滝を巻くのが面倒で登ると、次はさらに水をかぶる滝が出てきてこれも巻くのが面倒で直登した。ところがさらに屈曲したトイ状の滝が出てきて、水流に押されるほどまともに水を浴びた。

この滝を越えると流れも平凡になり、ワサビ田跡も断続的に続く。水流がほぼ1:1の二俣は右も気になったがまっすぐ続く左俣を取った。さらに先の二俣は左が明らかに本流なのだが、ナメ滝が見えて面白そうな右を選んだ。ナメはけっこう長く続いて楽しめたがやがて両側に笹が見えだすと、支流のカタサメ沢のツメの藪がきつかったことが思い出される。とうとう笹藪に包囲されるようになり、やむなく突っ込んで行く。初めは笹の分け目を広げるように進んでいると上の方で女性の声が聞こえ、登山道も近いようだ。しかしついに這い蹲っても、上に乗ってもどうにも進めなくなってしまう。あれこれとあがきながら左へ移動すると運良く苔むした岩屑の連なりが藪の中に上に向かって続いており、これを伝ってかなり高度を稼いだ。最後は再び藪に突っ込んで最後のひとかきでやっと登山道に手が届く。下りは水根沢林道を取ったが、あまり勢いよく下って熊に出くわしてはたまらないので、スピードは押さえ気味にした。


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【日 光】外山と高原歩道

                         外山頂上

東武日光駅から歩いていける外山にまず登ったあと、高原歩道に向かい、見晴台を経由して高原歩道入口バス停に出ました。外山は近くまで道標がなくてちょっと迷いましたが、登山口には「毘沙門天参道」と書かれ、鳥居があり山頂には祠や毘沙門天像があります。山頂から別方向に藪っぽい道が続き、目印も付いているようですが、おとなしく来た道を戻りました。一方、高原歩道の見晴台はイメージと違って単に開けた笹原になっているだけで、晴れていたとしてもあまり展望は良くないだろうと思います。

【日 程】2008年9月25日(木)日帰り
【山 域】日光
【山 名】外山
【メンバ】本人、妻
【天 候】曇り
【参 考】山と高原地図13日光
【コース】東武日光駅(7:40)→外山(9:15-40)→見晴台(12:20)→高原歩道入口バス停(13:40)

バスに乗って奥日光に行くつもりだったが、駅に着くと山の方は雲に覆われていて、涼しかったので、計画を変更して標高の低いところを歩くことにした。日光の商店街を見物がてら神橋まで歩き、右折して美術館の前を通る。前方に外山らしい三角形の山が見える。稲荷川を渡って車道を行き、住宅と別荘が入り交じっている所の奥に登山口がある。鳥居が立ち並ぶ中を登っていくと中程と上部にも鳥居があって、頂上手前は岩っぽく鉄製の手すりも整備されていた。登り切ると東照宮と町並みが見下ろせ、鳴虫山方面の山並みが見渡せる。神社のような建物の裏手に道は続いてすぐに毘沙門天の像のある山頂に着く。大山方面の展望が開けるが霧降高原方面はガスがかかっていた。山頂から東方向と西方向にも藪っぽい道が続き、目印なども付いている。西方向に降りられれば高原歩道へ行くのに効率的かと思ったが、地図を見ると急斜面なのでおとなしく来た道を戻った。登りはじめにリス、下る途中にシカを見かけた。

高原歩道へ続く道はゆるい登りの舗装道路がしばらく続く。途中に外山キャンプ場があるが、バンガローなどは廃墟状態でもう営業していないようにも見える。さらに歩いていくと別荘地が出てきて舗装道路が終わり、未舗装の林道が続く。この道ではアケボノソウの花を見かけた。林道終点からいよいよ山道になるところでやっと「見晴台1.6KM-神橋3.5KM」と道標が出てきた。道が稲荷川に近づくころ猿の集団を見かけた。稲荷川の堰堤工事を上から見下ろし、薄くなった踏み跡を辿ると舗装道路に飛び出す。見晴台を示す道標に従い、すぐにまた山道に入ると急な登りになる。尾根を巻ながら、所々笹藪に隠れかけた踏み跡を辿って行くと開けた笹原に出た。右手に尾根を下る道を分けるが、道標が壊れていてどこに向かうのか不明だ。すぐ先に「見晴台」との道標があるがこれも壊れていて「バス停」を示す道標が落下していた。曇っていて展望が無かったが、晴れていたとしてもたいした展望は無さそうだ。

見晴台から先は道も道標もしっかりしている。下っていくと白いプラスチックの筒状のものが立ち並んでいた。たぶん鹿の食害から苗木を守るためのようだが、見渡す限り無数といえるほど続いていて驚いた。これだけ整備するにはどれだけの手間がかかるのだろう。また、白い墓標のように見えてちょっと気味が悪かった。高原歩道入口バス停に着くとちょうどバスが行ってしまったばかりなので、次の「メルモンテ日光霧降」前のバス停まで車道を歩いて行くと「メルモンテ日光霧降」は「大江戸温泉物語」に変わっていた。様子を見に中へ入ってパンフレットを貰ったり、トイレを借りたりしているうちに時間になったので次のバスに乗って帰路に就いた。


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【奥多摩】大岳沢鈴ヶ尾沢


鈴ヶ尾沢は出合付近は藪っぽいのですが、少し入って行けばまあまあの渓相で、両岸切り立つゴルジュもあります。20m以上の3本の滝はいずれも巻きましたが、比較的楽しめるほうです。わさび田跡から急に藪っぽくなるので右手の植林帯に取り付き尾根に上がりましたが、植林帯のため藪こぎは無くて済みます。

【日 程】2008年9月17日(水)日帰り
【沢 名】大岳沢鈴ヶ尾沢
【メンバ】単独
【天 候】晴れ後曇り
【コース】大岳鍾乳洞入口バス停(10:00)→出合(10:40)→登山道(12:50)→鋸山→奥多摩駅(16:00)
【参 考】東京周辺の沢(2000年5月白山書房)

武蔵五日市駅からのバスの予定時刻に合わせて20分以上も早く家を出たのに、JRの信号故障で三鷹で電車がストップし、立川で乗り換えた電車も拝島で停まってしまう。拝島-武蔵五日市間の折り返し運転だけになり、大混雑の拝島駅で通勤客に遠慮して、電車を2本やり過ごして空くのを待つ。武蔵五日市駅から予定の1時間半遅れのバスに乗ることになったため、時間も遅くなり、出合までのアプローチが暑かった。

林道終点から山道に入り、大岳沢の大滝を見てから少し戻った出合で沢支度を整えたところで、単独ハイカーと出会った。出合は藪っぽくて見栄えがしないが、障子岩窪を左に分けてまもなく小滝も出てくる。両岸大きく切り立つ中の滝はガイドブックの「石滝8m」だろうか。チョックストンに手を掛けて乗り越えるが水流を浴びて濡れる。2段20m滝はガイドブック通り、右の涸沢から巻く。直瀑20mはガイドブックでは左岸からとあるが、右岸の岩の間を通って巻くのが無駄な登りが無くて効率的だった。2段25mはガイドブック通り。

二俣があって右の方が沢床が低いので入ってみるがすぐに水流が消えた。左の沢も大きくは離れていかず水音もしているのでそちらに移動してつめていく。ワサビ田跡があり、その先は急に藪っぽくなるので右手の植林帯に取り付き尾根に上がった。尾根に沿って登るとかすかに踏み跡も見られる。この尾根は馬頭刈尾根の支尾根のまた支尾根で、やがて明瞭な踏み跡のある支尾根に乗る。このあたりの木にはペンキで印が付けてあって、その中の一本には「平成四年、都庁造林視察」といった内容が書いてあった。周辺には酒瓶、ウイスキーボトル、缶ビールが散乱していたが、まさか・・・。

踏み跡を左に辿って馬頭刈尾根に出た。すぐ左のベンチにいた男女3人のグループから「熊かと思った」と冗談を言われる。この人たちは都レンジャー(自然保護員)だった。すでに曇ってきており、涼しかったので鋸山を経由して奥多摩駅まで歩いた。


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【上 越】湯檜曽川高倉沢右俣


高倉沢は滝も程良くあり、綺麗なナメもあって楽しめる沢です。ただ、滑りやすそうで大事を取ってけっこう巻いてしまいました。後半に出てくる3mチムニー状滝ではびしょ濡れになってしまいますが、この時期、水はあまり冷たくありません。尾根に上がると高倉山まで所々に目印用?のロープが残されていますが、明瞭な踏み跡はなく、藪こぎがけっこう長く感じました。

【日 程】2008年9月5日(金)日帰り
【沢 名】湯檜曽川高倉沢右俣
【メンバ】単独
【天 候】晴れ
【コース】高倉沢出合(9:30)→高倉山(13:00-30)→土合駅(15:10)
【参 考】上信越の谷105ルート(山と渓谷社)

上越の谷はほぼ30年ぶりに訪れた。時間はかかるが青春18キップで日帰りすると運賃が6割引ぐらいの計算になる。土合駅を出て、国道を湯檜曽方面に向かい、雪よけトンネルをくぐる。湯檜曽川をのぞき込みながらポイントを探し、適当なところから降りる。対岸に渡り、踏み跡のようなものを辿ると沢に出合った。多少、自信が無いながらもたぶんこれが高倉沢だろうと遡行してみると、ガイドブックどおりの連瀑帯が出てくる。15m滝は左から巻気味に登った。連瀑帯のあとは、気持ちの良いナメが続く。2段の滝の上段8mは左から登るがこれも途中で左に逃げ気味に登る。

二俣は左俣の方が魅力的に見えたが、予定どおり右俣に入った。しばらく平凡なところが続く。二条6m滝は左から巻く。チムニー状滝は水流の中を登るしかなくびしょ濡れになった。あまり暑くない日だったが、水も冷たくないので濡れても寒くなるようなことはなかった。12m3段の滝は右から巻いて3段目の下に降り立つ。沢はだんだん細くなって、左から登ってみたくなるような滝が流入してくるが、やり過ごす。振り返ると白毛門方面の展望が広がる。ツメの40mスラブはイメージと違って藪の中に細く続く貧弱なものだった。斜度はあるものの、表面がざらざらしてフリクションが良くきくので全く問題ない。

右の尾根が近く、登りやすく見えたので上がったが、藪こぎがけっこう長かった。遡行図を見直すと、最後は左手に登っているので、そっちのほうが楽だったかもしれない。登山道に飛び出すとちょうど標石があった。ロープウエイの上駅に下り、田尻尾根を経由して土合駅まで歩く。晴れていたが谷川岳は雲の中だった。


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