「たぬきせんべい」の山ある記

ニフティの「山のフォーラム」が消滅したのでブログを始めてみました

【上越国境周辺】岩原スキー場から飯士山

2015-04-08 23:21:57 | 山スキー

               ゲレンデ外の広大な斜面(中央遠くがゲレンデ)

【日 程】2015年4月8日(水)日帰り
【山 域】上越国境周辺
【山 名】飯士山
【メンバ】単独
【道 具】兼用靴、ミニスキー(SALEWA swing 60)、ストック(伸縮可)
【天 候】雪のち雲り
【コース】岩原スキー場前駅(9:30)→飯士山南峰?(13:30)→岩原スキー場下(15:10)
【参 考】新・分県登山ガイド16新潟県の山
【切 符】青春18切符

スキーを趣味にしていたころ、岩原スキー場からの飯士越えは常に選択肢に入っていたのですが、これまでとうとう機会が無く来てしまいました。そんなことも忘れて久しかったのですが、青春18切符の期限が迫っていろいろ行き先を探しているうちに思い出しました。
この日、関東地方は全面的に天気が悪い予報でしたが、新潟県湯沢町は日が差す時間帯もありそうでした。ガイドブックでは越後湯沢駅から鋸尾根を登って、岩原スキー場に下るルートを紹介していますが、登山適期は5月からとなっており、雪の多いこの時期はリスクがあると思いました。そこで、岩原スキー場からの往復コースを取ることにしました。
岩原スキー場前駅で下車して駅舎で身支度を整えます。岩原スキー場は今シーズンの営業を終えたばかりで、駅舎には誰もいません。天気は前日の予報より悪く、雪が降っています。スキー場に向かうとスキー客目当ての店はすべて閉店しており、町は閑散としていました。
岩原スキー場のホテルやレストランは小高い所にあり、その下にもリフトとゲレンデがあります。一番下からゲレンデの中を登って行きます。登山道は岩原スキー場の向かって左側のリフト沿いにあるので、ゲレンデの左端を登って行きました。
左端のリフト終点まで登ると、「標高700m」の標識があります。その上はゲレンデを整備した関係でしょうか急斜面になっており、登ってみると前方に痩せ尾根が続いています。このルートを行くのもリスクがありそうに思えました。
このリフトの右手には一番標高が高い所まで登るリフトがあるので、そちらのゲレンデを登ることにしました。この地点では右手にすでに沢が入り込んでおり、いったん下って登り返すことになります。
右手のリフトは途中までリフト沿いに登りましたが、リフトの左手のコースを登ってリフトから離れます。右手の尾根の左を巻いて行くコースが右へ屈曲する地点から、コースを離れて斜面のトラバースにかかります。尾根の上に直登せず、少しずつ登りながらトラバースして行きました。
斜面は凍った雪面の上にうっすら雪が積もっているので、滑落の危険は常にあり、緊張しました。午後になって雪は止んだもののガスに覆われて見通しが全くきかず、目に付くものは霧氷の林だけです。やがて、ピークに近づいた感じがして直登して行くと、ロープが見えて登山道に出たと思いました。
ロープ沿いに登ってピークの上に立ちます。標識は有ったとしても雪に埋もれているのか、見当たりません。スマホで現在位置を確認してみると飯士山を示していましたが、拡大すると少し南なので南峰なのかも知れません。ガスの中で周辺の地形も分かりませんが、飯士山あたりのピークに登りついたとは言えます。
展望が無いので長居は無用、早速スキーを履いて下りにかかります。ゲレンデに戻るためずっと斜滑降と樹木を避けるための横滑りを入れるだけで、楽しい滑りはできませんでした。しかし、登るとき緊張した斜面もスキーを履いていると全然平気です。この程度の斜面はゲレンデではあたりまえに滑っており、それと比べて登りは経験値が少ないせいでしょうか?
スキーで何処までも下ると、南峰から続く尾根との間の沢に下ってしまうので、一度スキーを脱いで登り返してゲレンデに戻りました。その後はゲレンデを気持ちよく滑れるかと思いましたが、湿雪が重く、足にも疲労がたまっていて残念ながら思うような滑りはできませんでした。
なお、帰りの電車はきわめて少なく、バスで越後湯沢駅に出て、さらに暇つぶしに逆方向の塩沢駅まで乗り鉄をやって折り返しました。

 

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【上 越】白毛門から赤倉沢滑降(2)

2013-04-04 23:19:24 | 山スキー

                     白毛門山頂から笠ヶ岳方面の展望

【日 程】2013年4月4日(木)日帰り
【山 域】上越
【山 名】白毛門
【メンバ】単独
【道 具】兼用靴、ミニスキー(SALEWA swing 60)
【天 候】曇りのち快晴
【参 考】山と高原地図16谷川岳
【コース】土合駅(9:00)→山頂(13:40)→赤倉沢出合(14:40)→土合駅(16:40)
【切 符】青春18切符

谷川岳に登って芝倉沢を滑る予定で出かけたのですが、電車が水上駅に近づくと雲が多くなったので白毛門に予定を変更しました。歩き出しは小雨もありましたが、徐々に天気が良くなり、山頂に着いた時にはほぼ快晴になりました。昨年と同じコースですが、時期が遅いせいもあって登山コース下部はかなり土の上を歩くことになりました。
先行者はやはり山スキーの2名でしたが、ずっと早い出発だったようで登っている姿も見えませんでした。雪に大きな割れ目が出来ていて難しい登りがありましたが、先行者が的確なルート取りをしていたおかげで楽をさせてもらいました。山頂に着いた時、先行者がウツボギ沢へ一本滑って登り返しているのを見ました。赤倉沢の下り口で合流して、言葉を交わしてから私のほうが先に下りました。
赤倉沢は昨年は頂上から滑り込めたのですが、今年はブッシュが邪魔していて下りやすい場所を探す状態でした。雪質は良く締まっていて、私のミニスキーにとっては実に良好で、出合近くまでほぼノンストップで下れました。スキーを脱いでつぼ足でも沈むことなく、一応持ってきたスノーシューの出番はありませんでした。
湯檜曽川沿いに戻っていくと、いつもは雪のあるマチガ沢出合で雪が無くて高巻くことになり時間をロスしてしまいました。

 

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【上 越】谷川連峰茂倉谷ミニスキー滑降

2012-04-02 23:34:20 | 山スキー

               茂倉岳から振り返る。芝倉沢側に雪庇が見られる。

【日 程】2012年4月2日(月)日帰り
【山 域】上越
【山 名】谷川岳、一ノ倉岳、茂倉岳
【メンバ】単独
【道 具】兼用靴、ミニスキー(SALEWA swing 60)
【天 候】晴れ
【参 考】山と高原地図16谷川岳
【コース】ロープウエイ上駅(9:20)→谷川岳トマノ耳(12:00)→茂倉岳(13:40)→土樽駅(18:00)
【切 符】青春18切符

4年連続で芝倉沢を滑る予定でしたが、今年は雪が多くて芝倉沢側に大きな雪庇が見られました。3人の先行者がいて茂倉岳への踏み跡があったので茂倉谷の滑降に変更しましたが、茂倉岳から振り返ると一ノ倉岳頂上付近からなら、芝倉沢への滑降も可能のように見えました。
茂倉谷の上部はガリガリの急斜面、中間部も雪が深くて慎重に下るだけになり、あまり楽しい滑りはできませんでした。下部には大きなデブリがあり、スキーを脱いで歩きましたがかなり苦労しました。下っていくと水流が所々で顔を出すようになり、場所を選んでスノーブリッジを渡ります。面倒なので右岸に台地状が見えた所で登って沢から離れ、蓬沢出合まで尾根を下りました。駅で3人の先行者と出会いましたが、一人はガイドさんとのことでした。

 

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【上 越】白毛門山から赤倉沢滑降

2012-03-20 23:13:02 | 山スキー

                            赤倉沢下部

【日 程】2012年3月20日(火)日帰り
【山 域】上越
【山 名】白毛門山
【メンバ】単独
【道 具】兼用靴、ミニスキー(SALEWA swing 60)、スノーシュー(TSL205)
【天 候】晴れ
【参 考】山と高原地図16谷川岳
【コース】土合駅(9:00)→白毛門山頂(13:30)→赤倉沢出合(15:00)→土合駅(17:00)
【切 符】青春18切符

白毛門山に登頂して、ミニスキーで赤倉沢を下りました。
この時期の白毛門山は2年前と3年前に訪れていますが、その時と比べて今年は雪がかなり多いと思います。午後1時半までに登頂できなければ途中で下るつもりでいましたが、二日前が土日で、この日も春分の日で10数名ほど入っていてよく踏まれており、予定通りの時刻に登頂できました。山頂付近は白毛門沢側に雪庇が大きく張り出しています。また、ウツボギ沢に向かって下るシュプールが見えていました。赤倉沢は山頂からは分らなかったのですが、下り始めると明瞭なシュプールが残っていました。二日前の日曜日にでも3名ほどのグループが下ったのではないかと思います。私のミニスキーでは上部は楽しめましたが、下部に来て傾斜が緩んで来ると完全にスキーが止まってしまい、早々にスノーシューに履き替えるはめになりました。ミニスキーは軟雪の緩斜面は沈みやすくて苦手ですが、それに加えてスキーの裏に雪が付いてしまったのが原因です。赤倉沢出合は湯檜曽川本谷が雪に埋まっていて問題なく対岸に渡れました。湯檜曽川沿いはしばらくスノーシューで歩いていましたが、後半はスピードアップのため脱ぎました。
赤倉沢は私の持っている古いガイドブック(改訂山スキールート図集1994年)には記載がありませんが、白毛門山から下るコースの中では最も手軽であり、危険性も少なく楽しめるコースだと思います。なお、赤倉沢は30年以上前に湯檜曽川本谷を遡行したあと、朝日岳、笠ヶ岳、白毛門山を経由して下るつもりが霧に巻かれて間違えて下ってしまった事があり、大きな滝が無くて易しい沢だったという記憶がありました。

 

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【上 越】谷川連峰芝倉沢ミニスキー滑降(3)

2011-04-01 23:54:28 | 山スキー

                一ノ倉岳付近から見た谷川岳

3年連続で同じコースなので表題に(3)と付けました。昨年、一昨年は4月8日でしたが、今年は一週間早いせいか雪がやや多いように思いました。ロープウエイは節電のため速度を落としており、歩き出しの時刻が例年より20分ほど遅れました。昨日は降雪があったようですが、今日は10名ほどの登山者が入って谷川岳頂上までは良く踏まれていました。オキノ耳まで来る人は多かったのですが、その先は私一人になりました。オキノ耳から先、踏み跡の形跡はありますが不明瞭でした。芝倉沢はめまぐるしく雪質が変化して、慎重な滑りになりましたが、快晴で景色と雰囲気の良さを楽しめました。広大な斜面を一人では使い切りようもなく、一部を滑っているだけですが、この上ない贅沢に感じます。

【日 程】2011年4月1日(金)日帰り
【山 域】上越
【山 名】谷川岳、一ノ倉岳
【メンバ】単独
【道 具】ミニスキー(SALEWA swing 60)、兼用靴、伸縮ストック(スキー用リング)
【天 候】快晴
【参 考】山と高原地図16谷川岳(昭文社)
【コース】ロープウエイ上駅(9:30)→谷川岳トマノ耳(12:00)→下降地点(14:00)→虹芝寮(15:00)→土合橋(16:25)
【切 符】青春18切符

 

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【塩原周辺】エーデルワイススノーリゾートあたりを彷徨

2011-03-10 23:07:33 | 山スキー

エーデルワイススノーリゾートの枯れ木リフト上からスノーシューを履いて鶏頂山への登山道を行きます。登山道は新雪に隠れていますが、一条の窪みが続いているのがわかります。鳥居や小さい祠のある場所からは明神岳方面へ向かいました。雪が深くなり行程がはかどらず、稜線に上がったところでスキーに履き替えて下ることにしました。しかし深雪にスキーは滑らず、すぐにスノーシューに履き替え、結局ほとんどスノーシューで彷徨するだけに終わりました。

【日 程】2011年3月10日(木)日帰り
【山 域】塩原周辺
【メンバ】単独
【道 具】スノーシュー(TSL205)、ミニスキー(SALEWA swing 60)、兼用靴
【天 候】曇り時々晴れ
【参 考】地形図
【コース】枯れ木リフト上(10:30)→御岳山と明神岳の稜線上(13:00)→クワッドリフト上(15:20)

 

 

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【上 越】谷川連峰芝倉沢ミニスキー滑降

2010-04-08 23:35:34 | 山スキー
                     芝倉沢中間部

芝倉沢は昨年も同月同日に訪れてとても気持ち良く滑れたのですが、今年も楽しめました。上部はアイスバーン、中間部は滑りやすい雪質、下部は重い雪質でした。雪質がミックスする部分もあり、慎重に、かつできるだけ伸び伸びと滑ることを心がけました。谷川岳頂上までは数名が登頂、その先は踏み跡がありませんでした。芝倉沢はデブリも昨年よりは少なかったように思います。

【日 程】2010年4月8日(木)日帰り
【山 域】上越
【山 名】谷川岳、一ノ倉岳
【メンバ】単独
【道 具】ミニスキー(SALEWA swing 60)、兼用靴、伸縮ストック(スキー用リング)
【天 候】晴れ
【参 考】山と高原地図16谷川岳(昭文社)
【コース】ロープウエイ上駅(9:10)→谷川岳トマノ耳(11:40)→下降地点(13:40)→虹芝寮(14:50)→土合橋(16:15)
【切 符】青春18切符


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【上 越】白毛門山ミニスキー滑降

2010-03-12 21:20:49 | 山スキー
                  滑降点から望む白毛門山頂

少し前に降った雪でトレースが消えていましたが、先行者がいて初めのうちは後を付き、追いついてからは交互に先を行く形で登りました。山頂には到達せず、写真の場所から下降しました。白毛門山は昨年滑降した時は尾根をかなり忠実に下って行きましたが、今回は早めにちょうど一ノ倉沢を正面に見ながら湯檜曽川へ下りました。雪質は重く快適ではありませんでした。湯檜曽川は靴を脱いで渡渉し、右岸の踏み固められたルートで土合橋へ戻りました。

【日 程】2010年3月12日(金)日帰り
【山 域】上越
【山 名】白毛門山
【メンバ】単独
【道 具】ミニスキー(SALEWA swing 60)、兼用靴、伸縮ストック(スキー用リング)
【天 候】曇りのち晴れ
【コース】土合駅(9:00)→下降点(13:30)→滑降終了(14:00)→土合駅(15:20)
【切 符】青春18切符


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【奥日光】五色沢ミニスキー滑降

2010-03-05 23:48:30 | 山スキー
                  五色山(この少し先から滑降)

今年の日光は戦場ヶ原にもほとんど雪が無く、クロカンやスノーシュー商売はあがったりでしょう。五色沢は6年前の4月にも滑降していますが、その時より雪は少ない状態でした。それでも辛うじて雪面が繋がっていて、下部の連続した堰堤の下までスキーを脱がずに下れました。すでに残雪の雰囲気で雪は締まっており、スノーシューは持って行ったもののお荷物になっただけでした。時刻が遅かったので五色山に登り着かず、手前から下りました。

【日 程】2010年3月5日(金)日帰り
【山 域】奥日光
【メンバ】単独
【道 具】ミニスキー(SALEWA swing 60)、兼用靴、伸縮ストック(スキー用リング)
【天 候】晴れ
【コース】中曽根登山口(10:40)→国境平(14:15)→下降点(15:00)→湯元スキー場上(16:00)


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【上 越】谷川連峰芝倉沢ミニスキー

2009-04-08 22:09:56 | 山スキー
                 谷川岳オキノ耳から見たトマノ耳

今日の谷川岳登頂者は数名でしたが、よく踏まれていて容易に登れました。谷川岳オキノ耳から先は、はっきりした踏み跡は一名のみですが、つぼ足でも沈むことなく歩けました。谷川岳から先はまた変化のある素晴らしい展望が広がり、芝倉沢も広大で一人で滑るのがもったいないようでした。

【日 程】2009年4月8日(水)日帰り
【山 域】上越
【山 名】谷川岳、一ノ倉岳
【メンバ】単独
【道 具】ミニスキー(SALEWA swing 60)、兼用靴、伸縮ストック(スキー用リング)
【天 候】晴れ
【参 考】地形図
【コース】ロープウエイ上駅(9:10)→谷川岳トマノ耳(11:40)→一ノ倉岳(13:20)→虹芝寮(14:30)→土合橋(16:00)
【切 符】青春18切符

土合駅に8時半に着いて、ロープウエイ下駅までバスを利用した。バスは土合駅8時38分発(実際は少し遅れた)なので土合駅の長い階段を登って駅前へ8分で出るのはきつかった。ロープウエイの中からは先日登った白毛門のルートが良く見えた。上駅で支度をして登りはじめる。最初の急登をこなすと谷川岳の上部の展望が開け、先に何人か登っているのが見える。西黒尾根を登っている人も一人見えた。最後の急登のところでは、最後尾でボードを背負っていかにも大変そうに登っている人に追いついた。ここでは早くも下ってくる人が二人いた。自分より後から登って来た人はいなかったようだ。

殆どの人はトマノ耳までで下ってしまい、オキノ耳まで行く人もそこから戻って来た。オキノ耳から先は、一人分の踏み跡だけ見られたが、本日歩いたものかどうかはわからない。一ノ倉岳への稜線を行くと、万太郎谷へ続く斜面や万太郎山から仙ノ倉山へと続く稜線が魅力的だった。一ノ倉岳への登りはきつかったが、つぼ足でもほとんど潜らなかったのは助かる。芝倉沢への下り口で踏み跡はいったん芝倉沢へ下りかけ、戻って茂倉岳に向かっているようだった。広大で上部は気持ちよく滑れそうな芝倉沢だが、沢が右へカーブして見えなくなる所の対岸に岩場が見えており、その先がどうなっているか不安も覚える。

芝倉沢の滑降は一気に高度を落とすと、その後が心配なので右岸をトラバース気味に下って行ったが、沢が右へカーブするあたりで結局は沢床に向かって下ることになった。幸い、カーブしてからも滑りやすい斜面が続いた。途中、岩の出ているところを見つけ、スキーを履いたままで岩に腰を下ろして一休みした。天気も良くて寒くなく、雪と岩の景観を眺めて実に気持ちが良かった。沢の下部になると両岸から何箇所かデブリがあって、右岸からの大きいものは乗り越えて行かなければならなかった。傾斜が緩くなってスキーが止まると、いったんスキーを脱いで右手をトラバース気味に登って行き、再び滑る。これをもう一度繰り返すと虹芝寮が見えた。虹芝寮からはスキーを脱いで土合橋まで長い歩きとなった。


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【上 越】白毛門ミニスキー

2009-04-05 23:44:33 | 山スキー
                   白毛門から谷川連峰展望

午後から晴れという予報を信じて出かけましたが、土合駅で雨。しばらく様子を見て雨が上がってから出発しました。予報どおり午後から晴れて谷川連峰の素晴らしい展望を楽しめました。けっこう人が入っていて雪は良く踏まれ容易に登れました。下りは、沢筋は雪崩の危険がありそうなので、ほぼ登山コースに沿って滑降しました。雪質はやや重く、何とかこなしたという感じでした。

【日 程】2009年4月5日(日)日帰り
【山 域】上越
【山 名】白毛門
【メンバ】単独
【道 具】ミニスキー(SALEWA swing 60)、兼用靴、伸縮ストック(スキー用リング)
【天 候】小雨のち晴れ
【参 考】地形図
【コース】土合駅(9:45)→白毛門山頂(13:30)→土合橋(15:50)
【切 符】青春18切符

土合駅に8時半に着いたが、小雨が降っていた。天気予報では回復するはずなのだが、空の様子を見ても回復する確信が持てない。雨の中を出て行く人もいるが、雨の中を登る気がしなくて、このまま帰ることも考えながら、駅舎でしばらく本を読みながら時間を潰した。そのうちに雨がやんだので時間が遅くなったが行ける所まで行くつもりで出発した。

土合橋近くはかなり雪があるが、少し登ると所々、雪の無い登山道を歩くところが出てくる。下りのコースの取り方が難しそうだと考えながら登っていった。雪の中、マンサクの花が咲いているのを見る。雪道は良く踏まれており、潜る心配は無く容易に登って行ける。天気のほうはなかなかはっきりせず、本当に回復するのか心もとなかった。展望が開けるところまで登っても、白毛門の山頂あたりや天神平のロープウエイから上はガスの中に入っていた。

やがて下ってくる登山者とすれ違い始める。十名ほどのグループが二つと単独行など、天気が悪いのに意外に大勢の人が入っていた。途中には翌日の写真を撮るためテントを張っている単独の男性もいた。天気のほうは12時を過ぎて少し青空が見えてから加速度的に回復してくる。前を行く単独の女性にいったん追いつくと、土合駅で雨の中を出て行った人だった。時刻がだいぶ遅いので下ろうかどうしようかと思い始めたが、天気がめざましく回復してきたのと、先を行く女性に刺激されて頂上まで頑張った。頂上では谷川連峰にかかっていた雲もすっかり取れて素晴らしい展望を楽しめた。お互いのカメラで写真を撮りあってから、下山にかかる。

山頂から東の白毛門沢方面へ下るのは、雪面に亀裂が入っているところも見られ、水流もかなり現れているようなので困難が予想される。西の湯檜曽川方面に下るのも下ってからが長く、スノーシューも持って来なかったので大変そうだ。そのため、できるだけ尾根をはずさずに登山道に沿って下ることにした。頂上直下の岩が現れているところを右から巻き、傾斜のきつい長い斜面の上に立つ。先ほどの女性が先に下っているので、雪崩を起こさないようにターンは小さく直線的に滑った。ミニスキーは後傾にすればターンしなくてもブレーキをかけられるので便利だ。南斜面ということもあってか、雪質はやや重くて良くなかった。

小さいピークを左から巻き、次は右から巻いた時に下りすぎたので、いったんスキーを脱いで登り返す。このあと尾根沿いは傾斜が緩くなって滑りにくくなるが、なんとかごまかしながら下っていく。最後は耐え切れなくなって沢沿いに湯檜曽川方面に下ってしまった。この下りはあまり良くなかったがなんとか下りきって、湯檜曽川沿いに歩き土合橋に出た。3時半の電車には間に合わなかったので、バスで水上駅に出た。


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【塩原周辺】御岳山から明神岳への稜線

2009-03-05 23:19:59 | 山スキー
               明神岳から前黒山方面、遠方は男鹿岳あたり

【日 程】2009年3月5日(木)日帰り
【山 域】那須・塩原
【メンバ】単独
【道 具】ミニスキー(SALEWA swing 60)、スノーシュー(TSL205)、兼用靴
【天 候】晴れ時々曇り
【コース】エーデルワイススキー場上(10:30)→鶏頂山と御岳山の鞍部(12:20)→御岳山トラバース→明神岳直下→エーデルワイススキー場下(16:10)
【参 考】地形図(電子国土)


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【塩原周辺】ハンターマウンテン塩原スキー場から170?m峰(前黒山の南東)

2009-02-05 23:34:55 | 山スキー
                左手前が前黒山、右奥が登頂ピーク

ハンターマウンテン塩原スキー場のゴンドラを利用し、尾根伝いに1627m峰から170?m峰(前黒山の南東、標高表示のないピーク)に登り、ミニスキーで空沢に滑り込んで、左岸の尾根を越えてスキー場に戻りました。凍結した雪の上に薄く新雪が積もった状態で、スノーシューはほとんど利用せず、つぼ足で登りました。樹林がやや密ですが、斜度と雪質が良かったので立ち木を縫って気持ちよく滑降できました。

【日 程】2009年2月5日(木)日帰り
【山 域】那須・塩原
【山 名】1627m峰、170?m峰(標高表示のないピーク)
【メンバ】単独
【道 具】ミニスキー(SALEWA swing 60)、スノーシュー(TSL205)、兼用靴
【天 候】晴のち曇り
【参 考】地形図
【コース】ゴンドラ上(11:30)→1627m峰(12:20)→170?m峰(13:30)→ゴンドラ下(15:30)

スキー場のゴンドラを降りて上部に向かって左手の緩やかなコースを行くと上級コブ斜面の上に出る。スノーシューを履いて樹林帯に入り、尾根に沿って登ると展望が開け、前黒山や目標のピークが見える。ゴンドラが架かっているピークには登らず、1627m峰を目指して斜面をトラバースしようとしたが、凍結した斜面のトラバースはスノーシューを着けては困難だった。スノーシューを取ってみるとほとんど潜らず、つぼ足で歩けるのでそのまま行くことにした。1627m峰の登りにかかると右手の木の間ごしに高原山方面の展望があるが、やや霞がかっている。このルートには「狩猟禁止」の看板が所々に設置されていて、1627m峰の頂上の木にも取り付けられていた。

1627m峰から下ると展望の良い開けたところがあって気分がいい。しかしここからの登りはだんだん傾斜がきつくなって疲れた。はじめジグザグを切って登っていたが、最後は急斜面をキックステップで強引に直登した。頂上直下に展望の良いところがあったが、この時には雲が出てきて、高原山方面など霞んでしまったのは残念だった。頂上は樹林で覆われ、反対側の展望はあまり無く、何の目印も無い頂上だった。

頂上でスキーを履いて滑降に移る。けっこう樹林が密だが縫って滑るのに困難ではない。斜度も適当で滑りやすい雪質だった。空沢に滑り込んで、水流が現れたところでスキーを脱いでスノーシューを履いた。しばらくスノーシューで沢沿いに下ったあと、スノーシューを取って左岸の尾根に取り付く。この登りはきつかったが、つぼ足でもほとんど潜らないのは有り難かった。尾根に上がるとその先にもうひとつ尾根があったが、比較的緩やかで簡単に越えると、スキー場のゲレンデが見えた。スキーを履いてゲレンデに滑り込み、ゴンドラ下に下った。


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【塩原周辺】エーデルワイススキーリゾートから釈迦ガ岳

2008-03-22 21:54:10 | 山スキー

エーデルワイススキーリゾートのリフトを利用し、スノーシューで釈迦ガ岳に登り、ミニスキーで下りました。10日前に鶏頂山に登った時には付いていたトレースが今回は新雪に消えていたのと、釈迦ガ岳の登りがけっこうきつく、スキー場の送迎バスの時間ギリギリにやっと戻れました。

【日 程】2008年3月22日(土)日帰り
【山 域】那須・塩原
【山 名】釈迦ガ岳、御岳山
【メンバ】単独
【道 具】ミニスキー(SALEWA swing 60)、スノーシュー(TSL205)、兼用靴
【天 候】快晴
【参 考】地形図
【コース】リフト上(10:30)→御岳山(12:30)→釈迦ガ岳(13:45)→御岳山(14:50)→スキー場下(15:55)

10日前とまったく同様に、ミニスキーを履いてリフト2本を乗り継ぎ、リフトを降りて右手の林を抜けたところで、スノーシューに履き替える。今日は新雪にトレースが消されていた。弁天沼までは道標や目印がしっかり整備されているので迷うこともない。今回は御岳山との鞍部を直接目指すのが最短だが、トレースは消えていても鶏頂山に向かうルートの方が踏み固められているだろうと考えて、鶏頂山に向かう。目印の間隔が広く、多少ルートをはずれることもあったが、前の記憶があるのですぐに正しいルートに戻れた。尾根が近づいてから御岳山寄りにルートを取る。予定では前回、鶏頂山に着いた時間ぐらいには御岳山に着くつもりだったが、少し遅れた。

スノーシューのままで御岳山から釈迦ガ岳との鞍部へ下る。鞍部から釈迦ガ岳へはきつい登りが続き、特に頂上少し手前の急登は木の枝やセットされたロープに掴まって上がった。登りきった所には分岐の道標があって、急に傾斜も緩み釈迦ガ岳の頂上についた。ここまでトレースは無かったが、頂上にだけはスノーシューの跡が残っていた。雲ひとつ無い快晴で、空気も澄み渡って素晴らしい360度の展望を楽しんでいると、男女2名のグループが上がって来た。先ほどの分岐から来たようだった。

頂上でスノーシューをミニスキーに履き替えて下りにかかる。分岐までは踏み跡を辿って戻り、そこから登ってきた尾根の左手の沢状を下る。斜度がきつく、足元から小さな雪崩が起きたので、いったんストップして収まるのを待ってまた下る。適当なところまで下って、スノーシューに履き替え、御岳山に登り返す。御岳山でまたミニスキーに履き替えて弁天沼へ下る。再びスノーシューに履き替えてスキー場に戻る。ミニスキーに履き替え、送迎バスの時刻が切迫していたので、ほとんど直滑降で飛ばして何とか間に合った。


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【上 越】天神尾根から谷川岳

2008-03-17 21:11:43 | 山スキー

ロープウエイを利用して天神平スキー場から天神尾根を登って谷川岳トマの耳へ。ミニスキーで西黒沢を下りました。トレースがしっかり付いており、比較的楽に登れました。また、下りは頂上直下の大斜面は気持ちよく滑れましたが、西黒沢に下ると気温が上がっているせいか、ミニスキーではブレーキがかかって滑りにくく、西黒尾根からの雪崩の跡も多数見られます。

【日 程】2008年3月17日(月)日帰り
【山 域】上越
【山 名】谷川岳
【メンバ】単独
【道 具】ミニスキー(SALEWA swing 60)、兼用靴、伸縮ストック(スキー用リング)
【天 候】快晴
【参 考】地形図、山スキールート図集(白山書房)
【コース】ロープウエイ上(9:30)→谷川岳(12:30)→ロープウエイ下(14:00)
【切 符】青春18切符

水上駅からロープウエイまでバスに乗ったほうが楽だが、青春18切符を使って節約するため土合駅まで乗車した。土合駅で下車したのは私の他に一人だけで、長い階段を登るうちにどんどん差を付けられて年の差を思い知らされる。ここに降りたのは十数年ぶりになるが、駅舎も駅前も昔のままに古ぼけて寂れ、時代に取り残されたように感じられた。ロープウエイで天神平スキー場に登り、リフトは利用せずに歩き出す。「登山口」の標示もあり、スキー場の外を歩くように仕切られていた。登る人が多いのでトレースもしっかりしており、持ってきたスノーシューも不要でつぼ足で歩けた。アイゼンは持って来なかったが、これはちょっと無謀と言われても仕方なかったかも。しかし、キックステップで対応可能だった。

雲ひとつない快晴で素晴らしい展望が広がっている。暖かくて登っているときはTシャツの上に、山用シャツの2枚で十分だった。平日だが、登っている人は全部で10人は超えており、私が最後尾だった。私のすぐ上を登っていた女性を含む3人グループはピッケル、アイゼンの装備で傾斜が急になるところからはロープも使用していた。上のほうにはスキーやボードを担いでいる4人グループが見える。さらにその上にはシールで登っている2人グループもいるようだ。すぐ上を登っていた3人グループが「天狗の遊び場」で休憩中に、先に行かせてもらう。大斜面の急登をこなして、斜度が緩み肩の小屋が見えるところに登りつくと、新潟側は雲海で覆われていた。

トマの耳に登り付いてミニスキーを履いて、下りにかかる。頂上直下の大斜面は滑り跡の無いところを選んで、自分だけのシュプールを付けられて気分がいい。しかし登っている途中に雪面の亀裂や雪崩の跡が見えていたので、そのまま西黒沢に下るのは怖い。「天狗の遊び場」でいったん休憩して、尾根の少し右手を下る。しかしここは雪が柔らかく、ミニスキーが沈んでしまって苦労した。あとから下ってきたスキーやボードの4人グループが先に行き、その跡をついて何とか下る。4人グループは熊穴沢への下降点でストップしていたので、私はもう少し尾根を進んだ。4人グループはそこから熊穴沢へ下降したようだ。

私はしばらく尾根を行ってから、樹林帯を西黒沢目指して下った。樹林帯は比較的安全と思ったが、かなり急傾斜で雪面に亀裂のあるところもあり、だいぶ緊張させられた。西黒沢に下ってからも雪崩のあとが多く見られた。早く下ってしまいたいと思ったが、気温が高いため雪が柔らかくなっており、ミニスキーはスピードが出ない。やがて大規模な雪崩で西黒沢が埋まっている部分が出てきて、スキーを脱いで乗り越える必要があった。それでも何とか無事に田尻沢と合流して車道まで滑り降りた。


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