「たぬきせんべい」の山ある記

ニフティの「山のフォーラム」が消滅したのでブログを始めてみました

【北海道】東大雪・天望山

2017-09-30 10:34:50 | ハイキング

                  天望山側の登山道から見る東雲湖

【日 程】2017年9月30日(土)糠平温泉から日帰り
【山 域】東大雪
【山 名】天望山
【メンバ】本人、妻
【天 候】晴れ一時曇り
【参 考】分県登山ガイド00北海道の山(12白雲山の項)
【コース】白雲山登山口(10:20)→東雲湖畔(12:15)→天望山(14:00)→白雲山とのコル→然別湖畔→白雲山登山口(15:40)

9月24日から10月4日までの北海道旅行の7日目は然別湖の南にあるに天望山に登りました。
天望山に隣接する白雲山の登山口から然別湖の南岸に沿って歩き、然別湖の東にある東雲湖に至ります。東雲湖からは天望山に登って、白雲山とのコルに下り、然別湖畔に出て、出発点に戻りました。
白雲山と天望山をまとめて縦走することも可能ですが、私たちは3年前の9月24日に白雲山だけ、今回は天望山だけ登りました。
糠平温泉から然別湖畔の登山口までは然別湖畔とぬかびら源泉郷を繋ぐ道道85号線が早いのですが、昨年の台風10号の影響により通行止めになっており、士幌町を回っていきました。登山口の駐車スペースは釣りの方も利用しており、遅くなると混んできて停めにくくなります。
登山口からすぐに白雲山へ登る道と然別湖畔を行く道の分岐があり、今回は然別湖畔を行って東雲湖を目指しました。
途中、白雲山と天望山のコル方面の分岐がありますが、さらに然別湖畔を行くとやがて道は湖畔を離れてゆるやかな登りになります。右手にナキウサギのスポットと思われる岩場が見えましたが、今回もナキウサギを見ることはできませんでした。
東雲湖から天望山に登る道は、藪に隠れがちですが赤テープの目印があるので見失わないように行きます。登るにつれて東雲湖の全容が見えてきました。(写真)
東雲湖の対岸の緑の斜面が気持ち良さそうですが、実際には深い笹原でとても歩けない所なのでしょう。
東雲湖まで来る人はけっこういますが、天望山に向かう人はいなくて、天望山から下ってくる一グループとすれ違っただけでした。天望山に着いた時は雲が多くなって風も強く、展望もいまいちといった感じでした。
頂上からは白雲山や昨日登った東ヌプカウシヌプリを見ながら下ります。一時は方向違いに下るようでちょっと心配になりましたが、そのうち方向が変わって白雲山とのコルに導かれます。
然別湖畔に向かい、湖畔からは来た道を出発点に戻りました。

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【北海道】東大雪・東ヌプカウシヌプリ

2017-09-29 18:35:33 | ハイキング

                登山口から見る東ヌプカウシヌプリ

【日 程】2017年9月29日(金)上川郡清水町から日帰り
【山 域】東大雪
【山 名】東ヌプカウシヌプリ
【メンバ】本人、妻
【天 候】曇りのち雨
【参 考】分県登山ガイド00北海道の山
【コース】白樺峠登山口(10:00)→山頂(11:00)→白樺峠登山口(12:00)

9月24日からの北海道旅行の6日目は然別湖の南西にある東ヌプカウシヌプリに登りました。
朝、清水町の宿を出る時は快晴だったのに、白樺峠に近づくと雲が広がり登山口に着いた時はすっかり曇ってしまいました。
笹原から樹林帯に入ると大岩の間を縫う急な道になりますが、稜線に出るとなだらかになります。このあたりでとうとう雨が降り出しましたが、幸いなことにあっけなく山頂に着きました。残念ながらガスがかかって展望はありませんでした。
来た道を登山口に戻ってから、山裾を巻く道を行って駒止湖方面に向かいました。
駒止湖を見下ろす先にナキウサギが出るという岩場があって、女性が一人、写真を撮りに来ていました。雨が降り出す前にナキウサギを見たとのことでしたが、私たちは会えませんでした。
車に戻って然別湖畔から道道85号線で糠平温泉に向かうつもりでしたが、昨年の台風10号の影響により通行止めになっていました。
やむなく戻って士幌町を経由して遠回りで行きました。

 

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【北海道】日高山脈・楽古岳

2017-09-26 23:21:45 | 山小屋泊

                     三角形の楽古岳山頂を望む

【日 程】2017年9月26日(火)前夜車中泊、登山後登山口の小屋泊
【山 域】日高山脈
【山 名】楽古岳
【メンバ】本人、妻
【天 候】快晴
【参 考】分県登山ガイド00北海道の山
【コース】登山口(7:00)→尾根取付(8:45)→楽古岳山頂(11:45-12:15)→登山口(16:40)

9月24日から10月4日までの北海道旅行の3日目、楽古岳に登りました。
前日のアポイ岳登頂後、翌日の楽古岳登山のため登山口の楽古山荘に泊まる予定でしたが、国道236号から林道への入り口が分からず通り過ぎてしまい、時刻が遅くなって暗くなって林道を走るのは危険と思い、翠明橋公園の駐車場で車中泊にしました。トイレもあり、道路の明かりもあって車中泊に適している場所と思います。
レンタカーのカーナビが古くて頼りにならないため、翠明橋公園にあった周辺地図を参考にスマホのマップを利用して林道への入り口を見つけました。入口には案内がありませんが、少し入るとガイドブックに記載されている陽春橋があって正しいことがわかりました。林道は長く、一部危険な所もあって夜中に走らなくて良かったと思いました。
楽古山荘の前には車が1台駐まっており、私たちが準備をしているともう一台車がやってきました。
登山口からはメナシュンベツ川に沿って登山道があり、渡渉を繰り返します。飛び石伝いで渡るのが難しく、3回も靴を脱いで渡りました。これでタイムをロスしている間に、長靴を履いた女性の2人組が追いついて来て、すいすい行ってしまいました。
尾根への取付からは笹が深い急登になり、なかなか展望がありません。途中に一箇所展望が開ける場所があってほっとしますが、その後また展望のない急登になり主尾根に合流してようやく展望が開けて山頂も見えてきます。
楽古岳は三角形に尖っていて、山頂から左右(南北)に連なる尾根の展望が素晴らしい。北海道の山は標高がそれほど無くても高山の雰囲気があって気持ちよく歩けます。
この日、楽古山荘から往復したのは私たちのほか、女性2人組と男性2人組でした。ところが下る途中、追い抜いていく単独行の男性がいて、聞くと野塚峠の方から縦走してきたとのことでした。楽古山荘に戻ると最初に駐まっていた車が無くなっていたので、あらかじめデポしていたのかなぁと思いました。
登山口に戻る最後の渡渉地点を渡らずにメナシュンベツ川に沿ってそのまま行き過ぎかけてしまいました。道が続いているので注意が必要です。
その日は女性2人組と共に楽古山荘に泊まりましたが、二階建ての大きなしっかりした綺麗な小屋で、布団も完備して快適に過ごせました。

 

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【北海道】日高山脈・アポイ岳

2017-09-25 20:54:14 | ハイキング

                 アポイ山荘の駐車場から見るアポイ岳

【日 程】2017年9月25日(月)前夜新冠町の宿、登山後は車中泊
【山 域】日高山脈
【山 名】アポイ岳
【メンバ】本人、妻
【天 候】曇り
【参 考】分県登山ガイド00北海道の山
【コース】登山口(8:10)→馬ノ背(10:30)→アポイ岳山頂(11:30-12:00)→登山口(14:40)

9月24日から10月4日までの北海道旅行の2日目にアポイ岳に登りました。
雨でも降り出しそうな空模様でしたが、午後から天気が良くなるという予報を信じて向かいました。
国道336号からの分岐は案内があって分かりやすくなっています。登山口の近くにはアポイ山荘という宿があって、登山後に日帰り入浴ができます。
アポイ岳の登山道は良く整備されており、ダニが多いとの情報があって心配していましたが、藪もなくてそんな様子はありませんでした。特に5合目の避難小屋までは第1休憩所から第5休憩所までベンチが整備されています。
アポイ岳は標高810mと低いのに6合目から先はハイマツ主体となって展望が開けます。しかし、この日はガスが垂れ込めて山頂付近が見えませんでした。
山頂付近はダケカンバの樹林帯になっていて、ガスがかかってなくても展望はそれほど良くないかも知れません。アポイ岳周辺はかんらん岩という珍しい岩石で形成されているというのが変わった植生になっている原因でしょうか。
山頂からはお花畑を経由する道もあったのですが、そのまま登って来た道を下りました。花の種類が豊富と言われるアポイ岳ですが、9月も末ではあまり多くなく、ヒダカミセバヤ、コハマギク、ウメバチソウ、キンロバイが見られました。
下山後、入浴のためアポイ山荘に寄った時には天気も回復してアポイ岳とその左奥の吉田岳あたりが見られました。(写真)
翌日、楽古岳に登るため無人の楽古山荘に泊まるつもりでしたが、ここでゆっくりしすぎたのと林道入口がわからなくて暗くなってしまい、この日は車中泊になってしまいました。

 

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【北アルプス】扇沢~針ノ木岳~種池山荘~扇沢

2017-09-13 10:47:52 | 山小屋泊

                    針ノ木小屋と針ノ木岳(中央)

【日 程】2017年9月9日(土)夜~9月12日(火)夜行バス2泊
【山 域】北アルプス
【山 名】針ノ木岳、スバリ岳、赤沢岳、鳴沢岳、新越岳、岩小屋沢岳
【メンバ】本人、妻
【天 候】10日晴れ、11日曇り、12日雨
【コース】
10日:扇沢(6:00)→大沢小屋(7:50)→針ノ木小屋(11:20)蓮華岳途中まで往復後泊
11日:針ノ木小屋(6:30)→針ノ木岳(7:30)→赤沢岳(11:00)→種池山荘(16:00)泊
12日:種池山荘(6:30)→扇沢(10:00)

新宿発扇沢行きの夜行バスを当初は8月17日発で予約したものの、いろいろあって二度も変更して9月9日発になりました。この夜行バスはキャンセル料なしで3回まで変更できるのが有り難いことでした。
針ノ木岳は初めて登る山で、登りに取った針ノ木大雪渓は日本三大雪渓の一つとされていますが、9月に入って一週間も過ぎると随分溶けてしまっていて、ほとんど雪渓の上は歩きませんでした。
一週間前の剱岳登山で訪れたばかりの扇沢から「針ノ木自然歩道」の標識のある登山口に入ります。最初のうち、山道は3回ほど車道に出たり入ったりします。途中の大沢小屋は一週間前に今年の営業を終了して閉じていました。
大沢小屋を過ぎて針ノ木雪渓沿いに入ると、雪渓があったためかニッコウキスゲなど時期はずれと思われる花も綺麗に咲いていました。この日は天気が良くて、青空と白い雪渓と花も多くて気分良く歩けました。
雪渓は大きく割れてしまって上を歩くのは危険になっており、ほとんど登山道歩きになります。雪渓の左から右に渡ると岩場があり、再び左に渡ると最終水場があります。傾斜が急になり、ジグザグの長い登りをこなして針ノ木小屋のある鞍部に着きました。
お昼前に着いたので、荷物を置いて、明日登る針ノ木岳とは逆の蓮華岳方面に散策に行くことにしました。少し登ると小屋からは分からなかった針ノ木岳頂上までの道が全部見えてきました。立山・剱岳もガスに隠れがちでしたが見えてきます。蓮華岳頂上は思ったより遠く、ガスも出てきて寒くなってきたので途中で戻りました。
この日の針ノ木小屋の宿泊者は私たちを含めて7人しかいませんが、前日は70人も泊まったとのことでした。
翌日は曇りでしたが針ノ木岳頂上からは剱岳や立山、眼下には黒部ダムが良く見えます。一週間前の剱岳登山で訪れたばかりのアルペンルートが良く分かりました。
針ノ木岳からスバリ岳への下りは岩がごろごろして歩きにくく慎重になります。このあたりから針ノ木雪渓側はガスで完全に見えなくなりましたが、ガスは稜線でストップして黒部ダム側はずっと見えていました。
針ノ木雪渓側は崩壊も多く、登山道ギリギリまで崩壊しているところも何箇所かありました。赤沢岳の手前では雷鳥が姿を見せてくれました。
鳴沢岳を越えていくと、お花畑になって新越乗越山荘に着きます。綺麗な小屋でスタッフの感じも良く周辺は花も綺麗なところで、泊まりたくなる小屋ですが、翌日の天気予報が悪いので先を急ぎます。岩小屋沢岳を越えて種池山荘に泊まりました。
翌日はひどい雨の中を扇沢に下り、バスで大町駅に出て、電車で帰路に就きました。



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【北アルプス】室堂から剱岳往復

2017-09-03 22:39:23 | 山小屋泊

                        カニのたてばい


【日 程】2017年8月31日(木)~9月3日(日)3泊
【山 域】北アルプス
【山 名】一服剱、前剱、剱岳
【メンバ】本人、妻、次女、姪
【天 候】31日曇り、1日晴れ、2日晴れのち曇り、3日晴れ
【コース】
31日:室堂ターミナル(16:30)→雷鳥荘(17:10)泊
1日:雷鳥荘(8:00)→剱御前小舎(10:30)→剱山荘(13:00)泊
2日:剣山荘(5:10)→前剱(7:00)→剱岳(9:00)→剱山荘(13:30-14:30)→剱御前小舎(16:20)→雷鳥荘(18:10)泊
3日:雷鳥荘(8:30)→(散策後)雷鳥荘(11:00-40)→室堂ターミナル(12:30)

剱岳は7年前に妻と次女と3人で登っていますが、今年はその時のメンバーに姪を加えた4人で登りました。
初めの予定では扇沢から鹿島槍、五竜岳を縦走するつもりでしたが、天気予報が芳しくなく、急遽行き先を変えました。この変更が大正解で、剱岳頂上に登った時は見渡す限りの雲海で多くの山は雲に隠れましたが、剱岳の山頂だけは奇跡的に雲に隠れることがありませんでした。
アプローチは姪の車を使い、扇沢の無料駐車場に駐めました。一番近い無料駐車場は満車に近い状況でした。
室堂までの往復券(5日間有効)を購入し、トロリーバスで黒部ダムへ。扇沢では小雨でしたが、ダムサイトは曇りで雄大な展望が楽しめました。ケーブルカー、ロープウエイと乗り継いで再びトロリーバスで室堂ターミナルに着くとガスで何も見えません。雨具を着込んで歩き出しましたが、霧雨程度でそれほど濡れずに宿に着きました。
宿の雷鳥荘は夜中も入れる温泉があり、食事も美味しくて登山というより観光に来た気分になります。翌朝は天気も良かったのに朝風呂に入って出発が遅れました。
剱岳の頂上には一時的に雲がかかりることもありましたが、おおむね良い天気でした。剱御前小舎から山腹をトラバースするコースはまだ雪が残っており、何回か雪渓の上を歩きました。
この日の宿の剱山荘は比較的すいていて、4人にしては大きな部屋(別山)を独占できました。午後5時までですがシャワーを使えるのも有り難いことです。
3日目は剱岳を登ったあと、雷鳥荘まで戻るため早起きして5時出発としました。この日は朝のうちは素晴らしい天気でしたが、雲海も広がっており下界は曇りだったのでしょう。途中、ホシガラスがハイマツの実を取ってくわえて飛んでいくのが見られました。
登るにつれ、雲海が上昇してきて周辺の山々はかなり隠れて来ました。それでも近くの立山はしっかり見えており、遠くには薬師岳、そして頂上近くまで登ると立山の後ろに槍ヶ岳も見えてきました。当初の予定だった鹿島槍や五竜岳も頂上は出ていましたが、やがて雲の下になってしまいました。
周辺の山々が雲に隠れる中、剱岳山頂が雲に覆われなかったのは奇跡的に思えました。頂上で1時間もゆっくりしてから下るとやがてガスの中に入り、初めはミストみたいで気持ちよかったのですが、だんだん雨っぽくなりました。途中で2羽の雷鳥も見ました。
剱山荘に戻ってお昼にカレーを食べてから雨具を着込んで出ましたが、すぐに雨はあがり、剱御前小舎では剱岳が最後の姿を見せてくれました。
雷鳥荘には夕食が始まる6時過ぎに疲れきって到着しましたが、美味しい夕食と温泉で回復しました。この日は土曜だったので宿泊客も多く、賑やかでした。
最後の日も天気が良かったので、室堂周辺をゆっくり散策して、これまで行ったことの無かった玉殿岩屋も見ました。
すべて予想以上に順調でしたが、帰りの高速道路では日曜とあって、ひどい渋滞に会ってしまいました。

 

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