隊長のブログ

元商社マン。趣味:ヒップホップダンス、ジャズダンス、日舞(新舞踊)、旅行、映画、スポーツ観戦。阪神タイガースのファン。

街歩き 第20回 『旧岩崎邸庭園と三菱資料館』

2014年06月24日 | まち歩き

=写真をクリック・タップすると拡大画像が表示されます=

 

隊長の地元:東京都文京区内や近隣を散策する「街歩き」シリーズの第20回は、『旧岩崎邸庭園と三菱資料館』をお送りします。

 

今日 (6月24日) は、隊長の誕生日です。今日の記事は、誕生日とは全く関係のない「街歩き」の記事です。

 

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今回は「湯島天神下交差点」を出発して『旧岩崎邸庭園』⇒『無縁坂』⇒『三菱資料館』まで歩きます。

 

『旧岩崎邸庭園』への最寄り駅は、東京メトロ千代田線「湯島駅」です。1番出口を出た場所が「湯島天神下交差点」です。

 

交差点の反対側には、和菓子のつる瀬 があります。

 

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1番出口から、春日通りを本郷三丁目方面に向かい ラーメン天神下大喜の先を右に曲がります。

 

その先の四つ角を左に曲がってしばらく歩くと、『旧岩崎邸庭園』の正門です。「湯島駅」1番出口より徒歩約3分の距離です。

 

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「旧岩崎邸庭園」は、9つある東京都立庭園の一つです。他は、「小石川後楽園」 、「浜離宮恩賜庭園」、「上野恩賜公園」 、「向島百花園」、「旧古河庭園」、「清澄庭園」、「殿ヶ谷戸庭園」、「旧芝離宮恩賜庭園」、「日比谷公園」、「六義園」、です。

 

当園は、1896年(明治29年)に岩崎彌太郎の長男で、三菱第3代社長の久彌の本邸として造てられました。往時は約1万5,000坪の敷地に、20棟もの建物が並んでいました。現在は3分の1の敷地となり、現存するのは「洋館」「和館」「撞球室」の3棟です。

 

正門から坂を登りきると「洋館」が見えて来ます。木造2階建・地下室付きの「洋館」は、鹿鳴館の建築家として有名な英国人 “ジョサイア・コンドル博士” の設計で近代日本住宅を代表する西洋木造建築です。

 

「隊長のブログ」で紹介した、コンドル博士及び関係者に関する記事の一覧は、こちらをご参照下さい

 

券売所で入場券 (一般:400円) を購入し「洋館」の正面玄関から入ります。

 

土足禁止ですので、脱いだ靴をビニール袋に入れて、館内を持ち歩いてください。

 

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「洋館」の1階には、ホール、大食堂、客室などがありますが、見どころは2階です。2階には貴重な “金唐革紙” の壁紙が貼られた客室があります。

 

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2階のホールは、外国人や賓客を招いてパーティを開いた往時の様子がうかがえます。

 

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「洋館」南側の列柱の並ぶベランダからは、大名庭園の形式を一部踏襲した「庭園」を眺めることができます。

 

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当時のままのトイレも興味深いです。ただし、このトイレは展示用で、入場者のトイレは別の場所にありますからご注意を(笑

 

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洋館と結合された「和館」は、書院造りを基調にしています。完成当時は建坪550坪に及び、洋館を遥かにしのぐ規模を誇っていました。現在は、洋館同様 冠婚葬祭などに使われた大広間の1棟だけが残っています。

 

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館内を巡ったあとは、「和館」1階の “お休み処” で休憩してはいかがでしょうか。

 

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隊長のお薦めは 「小岩井農場」 で作られたチーズケーキの “小岩井まきばチーズケーキセット” 。 濃厚なチーズケーキをコーヒーと一緒にいただきます。

 

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帰り際に見られるのが「撞球室 (ビリヤード場)」。コンドルさん設計の「撞球室」は、洋館から少し離れた位置に別棟として建っています。ジャコビアン様式の洋館とは異なり、当時の日本では非常に珍しいスイスの山小屋風の造りとなっています。

 

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尚、『旧岩崎邸庭園』の開園時間は午前9時~午後5時です。休館日は年末年始のみ。

 

次に向かったのが『無縁坂 (むえんざか )』。『旧岩崎邸庭園』の正門を出て、「湯島駅」と反対方向にしばらく歩き、左に曲がったところが『無縁坂』です。

 

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『無縁坂』は、“さだまさし” さん作詞・作曲の歌で有名になりましたが、もともとは、団子坂に住んだ、森鴎外の作品「雁」の主人公岡田青年の散歩道ということで、多くの人びとに親しまれる坂となりました。

 

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『無縁坂』を上りきったところを左に曲がると『三菱資料館』です。同資料館は、岩崎彌太郎にはじまる三菱の歴史を細かく展示する史料館です。各種の展示とともに、ロビーでのビデオの上映や小冊子の配布もあります。

 

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館内の写真撮影は禁止なので、館内の画像はありません。この日は、隊長以外の見学者はいませんでした。

 

開館時間が平日の午前10時~午後4時30分のみということが影響しているのか、同じ岩崎彌太郎に関係していて、入場無料にも関わらず、見学者は『旧岩崎邸庭園』の1割りにも満たないのではないでしょうか。

 

そういう意味でも、お薦めの場所です。尚、『三菱資料館』の住所は、東京都文京区湯島4-10-14。電話番号は、03-5802-8673です。

 

『三菱資料館』を見学して、まだお時間がある様でしたら、その先の 「鉄門」   から「東京大学本郷キャンパス」に入り、東大構内を散策しても良いでしょう。

 

構内には、コンドルさんの像  もありますよ。

 

 尚、『旧岩崎邸庭園』『無縁坂』『三菱資料館』を含む「隊長のブログ」で紹介した湯島・上野地区のお店・建物の地図は、こちらでご覧いただけます 。

 

 

==「街歩き」バックナンバー==
http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/c2c437caab6ac1e2be19246ef261eea9

第1回~5回  省略

第6回  2012/10/8 『京華通り・越中おわら』http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/d/20121008

第7回  2013/3/21 『伝通院』http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/d/20130321

第8回  2013/3/24 『東大の桜』http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/d/20130324

第9回  2013/3/30 『江戸川公園の桜』http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/d/20130330

第10回 2013/8/30 『迎賓館赤坂離宮』http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/d/20130830 

第11回 2013/9/10 『小石川寺町散歩』(その1) http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/d/20130911

第11回 2013/9/11 『小石川寺町散歩』(その2) http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/d/20130912

第12回 2013/9/28 『東大の門』(その1) http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/d/20130928

第12回 2013/9/29 『東大の門』(その2) http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/2839f0165062adf748ffb9c39d658fdd

第13回 2013/10/16『円乗寺“八百屋お七の墓”』http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/d/20131016

番外編 2013/10/14『湯島・上野の地図』http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/d/20131014

第14回 2014/1/8  『湯島聖堂』http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/d/20140108

第15回 2014/1/23 『ニコライ堂とお茶の水』http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/d/20140123

第16回 2014/2/13 『東大構内のコンドル博士像』http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/d/20140213

番外編 2014/2/27 『美和中国語学校クラス会』http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/d/20140227

第17回 2014/3/22 『湯島の坂と妻恋神社』http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/d/20140322

第18回 2014/4/4  『播磨坂桜並木と小石川植物園』http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/d/20140404

第19回 2014/6/15 『サッカーミュージアムへの道』http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/d/20140615

 


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