猪突猛進 鈴木研究室へようこそ

関西医療大学大学院 教授である鈴木俊明研究室の紹介や鈴木が日頃考えている教育・臨床・研究への思いを熱く語ります。

今、学生に強調していることは・・・

2012-01-29 15:44:14 | 教育
現在、3年生は、臨床評価実習と理学療法臨床実習Ⅰという11週間の臨床実習を終了し、次の臨床実習である4月までの間に学内で再教育しています。そのなかで、臨床実習で良くつかう間違った表現に対して指摘しています。

例えば、

1 歩行の立脚期で体幹が崩れる。・・・「崩れる」という表現は運動学の表現ではありませんね。体幹側屈ですね。
2 体幹・骨盤周囲が不安定であるために、肩甲帯を挙上させて安定させる。・・・・・肩甲骨が挙上しても運動学的には体幹の安定になりません。
3 T字杖歩行で麻痺側足部の連合反応がみられる症例に連合反応だけで解釈していては解決になりません。・・・しっかり運動学で表現してほしいです。病的共同運動パターンも同じです。
4 私はよく理解してませんが、片麻痺患者の筋緊張異常で過緊張、高緊張のような表現を用います。・・・・セラピストだけがわかる表現はやめましょう。

臨床実習で教わった内容は学生にとって強烈なようです。教員は、臨床実習で学生が指導いただいた内容を点検する必要があります。臨床実習指導者の先生方はきちんと理解しており、学生に簡単にわからせるように表現しているものと思いますが、学生たちがそのところをわからせることも大切です。

でも、セラピストだけが通用する表現はそろそろやめたほうが良いと思いますよ。


本日と明日は大学入試 

2012-01-29 09:36:39 | 教育
本日、明日は、関西医療大学の入試です。昨年は、理学療法学科の受験者数は少し減りましたが、今年は大きく躍進し多くの受験生が受験してくださいます。感謝です。本学志望の方は是非、入学できますように祈っております。

頑張ってください。

まるで別世界でした。京都府丹後にいきました。

2012-01-28 15:34:51 | 理学療法
昨日夜より京都府丹後地方にいきました。目的は、本日午前中に丹後ふるさと病院の理学療法士・作業療法士のみなさんに症例を通して勉強会をするためです。昨日は大雪、私が住んでいる堺市とは別世界です。

雪景色はきれいですが、生活するには歩くのも大変だろうと思います。
患者さんが本当に来てくれるかと心配してましたが、予定通り来てくださいました。感謝です。

また、今年は私が指導している症例を病院のセラピストがまとめて学会発表する予定です。

頑張ってほしいと思います。でもきれいでしたよ。雪景色


若手研究者はがんばれ

2012-01-28 00:52:07 | 研究
私の教室の大学院生の論文の査読結果が返ってきました。様々なコメントがあり、私であれば燃えるのですが、彼はどうでしょうか?

以前、洋雑誌に投稿した際に、A4で20枚程度の英語でのコメントをいただきました。すごーーく、燃えた覚えがあります。

そして、雑誌になることで、本当にうれしく思うわけです。

頑張れ 若手研究者

少し嬉しい気持ちになりました。

2012-01-24 21:05:21 | 教育
本日、試験前でしたので、まとめをしました。動作分析学では、健常者の歩行の動作特徴を把握して、「その動作特徴があった場合に別の動作をしたらどうなりますか?」という質問をしました。学生たちは、皆で集まり、大変活発に意見を出してくれました。なかなかの意見が飛び交い、大変うれしく思いました。

本学は、「治せるセラピスト」を養成しています。「治せる」には患者様の動作分析が重要となります。
本学の学生が、動作の分析を様々な角度からおこなうことができるたことに教育者として幸せを感じました。

これからもがんばりたいと思います。