猪突猛進 鈴木研究室へようこそ

関西医療大学大学院 教授である鈴木俊明研究室の紹介や鈴木が日頃考えている教育・臨床・研究への思いを熱く語ります。

教育というのは自立させることである。

2013-12-29 14:51:34 | 教育
昨日の私のOSCEに関する記事には多くの方のご意見をいただき感謝しています。

本学教員は、私の教え子である。その教員から、素晴らしいアドバイスをいただきました。

先生は今も昔も基本的には同じですが、今は学生たちに愛を与えすぎです。昔は、「歩行の動作観察しなさい。そして、提出しなさい。添削してあげるから・・・」
でしたよね。わからないなかで、学生同士が話し合って作りあげました。その当時は、「どうしたらよいんだ??」と思っていましたが、考える習慣があるので、実習やその後の臨床で大変役立ちました。今の先生は、学生たちに、知識を与えすぎです。学生は、与えられて当然と思います。先生の価値がわかっていないのです。

なかなか グッとくる意見でしたね。また、以前に卒業生だけで食事会をした際も、「大変失礼ですが、卒業して改めて先生の愛情を感じました。ここまで、先生は我々学生のことをおもって行動してくれたんだと・・・」という意見をもらいました。

私の学生への愛情はなかなか学生には伝わっていないな と結論つけようと思いましたが・・・・・昨日の夜中に私の記事を読んでいるという人と話していますと

「先生の記事読みましたが、学生さんには先生の愛情は伝わってますよ。頑張ってください。」との暖かい言葉。正直、涙が出そうでした。


1年生での専門教育ではできるだけ教員の導きで獲得させ、2年生ではPTになるという自覚を持って自分での学習に変化させることが大切です。
3年生で自分で悩むこともできるようになり、臨床実習で飛躍する・・・そしてPTへ  

という感じですね。 では・・・・






残念ですが、降参してしまいました。

2013-12-28 16:43:34 | 教育
残念ですが、本当にノックダウンされました。

前回のOSCEの話の続きですが・・・・先日、OSCEの再試験をしました。
試験当日の朝にメールをひらきますと、沢山の「今日は体調不良で休ませてください」のメールです。
また、参加した学生も出来が良くない。 これは私の学生への思いと学生の思いが大きく違っていると判断しました。

そうなると、あきらめですね・・・・本学理学療法学科は、学内教育を充実させて、留年生をつくらない。留年生がでたときは、学生の努力が足りなかったわけですが、我々教育者の努力も足りないと考えています。

そのため、年度末の進級に関係するOSCEの前に、単元ごとにOSCEをして、学生と教員で力をあわせてOSCEを合格するという伝統があります。今は冬休みですが、冬休み返上で、学生にOSCEの練習、そして確認のOSCEをしているわけです。

他の科目もそのような方向で頑張っているために、いままでは留年生はほとんどいません。

今回の学年は、クラス全体が OSCEの練習をしない・・・でも試験を受けたがる・・・・そして不合格、という良くない傾向です。

そこで、「ちゃんとやるものだけがしたらよい」という方向に変更しました。

本当に、理学療法士になりたいのか?? 甘く見るなよ 我々の理学療法士を・・・・・

臨床実習や社会にでて、後悔すると思いますね。 少し、厳しく対応しようと思っています。

それが彼らへの私の優しさと考えています。







なにが私をノックダウンさせたのか?? OSCEでの一場面

2013-12-25 17:39:43 | 教育
OSCEでノックダウンした話を先ほど、お話しましたが、なにが私を怒らせたのか・・というと

OSCEにおける 1 学生の話し方、2 患者さん役の方の扱い方、3 検査器具の雑な取り扱い なんですね。

すべてに共通しているのが、「愛がない」のです。

友達と友達でおこなっている感じなんですね。

学生には、わからせないといけないところです。  頑張って熱く語ります。

では・・




はじめて OSCEでのノックダウンです。

2013-12-25 17:33:10 | 教育
はじめて OSCEでノックアウトされました。
というのも・・・・本学理学療法学科は冬休みにOSCEをおこないます。

先日、私のOSCEをしましたが・・・・多くの学生が基本的なことができずに途中で終了!!
練習をしていませんので、想像していた結果ですが・・・

OSCE中に私の心に怒りがこみ上げてきて、OSCE中に急に胃が痛くなりました。続行できずに、途中で休憩をさせてもらいました。

持っているすべての胃薬を飲み、リラックスしても一向になおりません。OSCEに該当していない学年の学生と楽しい話をしていると少しづつ落ちついてきました。

30分後に再開です。教員生活、はじめてのノックダウンです。

再OSCEが数日後にあります。OSCE前に、あらゆる準備をして望みたいと思います。

お願いしますよ  学生君たち・・・・・でも、学生教育で倒れるとは、教員の本望かもしれませんね。

では・・・





本当に寂しい 頑張れM君

2013-12-20 03:10:57 | 理学療法
本学の卒業生は理学療法士として頑張っていますが、卒業後に成長する学生もいます。私の教え子のM君は、学生時代は本当に大変でした。決して真面目ではなく、勉強もギリギリで進級するといった学生でした。しかし、卒業時に選んだ就職先は、「凄くがんばって、教育・研究をする施設」でした。ついていけるか大変心配でしたが、卒業後のM君はびっくりするほど頑張って学会での研究発表もしっかりできるようになりました。

そのM君が急に郷里に帰ることになりました。本人も残念ですが、周りの職員も残念な様子です。私は学生時代のことを知っているので、本当に寂しい 気持ちです。

昨日、M君の同級生と私で送別会を行いました。10名ほどの会でしたが、和やかでした。色紙に一言ということでしたので、かんがえて今の気持ちを書かせてもらいました。

「本当にさみしい   鈴木」  M君は私の気持ちがわかってくれるでしょうか? 郷里に帰っても今も高い志を忘れずに頑張ってほしいと思います。

頑張れ M君