猪突猛進 鈴木研究室へようこそ

関西医療大学大学院 教授である鈴木俊明研究室の紹介や鈴木が日頃考えている教育・臨床・研究への思いを熱く語ります。

失礼な講演依頼

2013-11-30 12:08:08 | 理学療法
先日、ある学術団体で講演をさせていただきました。私は昔から、依頼されたものにはきちんと答えることをモットーにしていました。

しかし、最近は、本当に営利だけを目的とした団体もあるような気がしています。しかし、一度お受けして、そのときのスタッフの熱い思いが伝わってきたら、お付き合いをさせていただこうと思っています。

その団体の講演会では、大変みなさん熱心で、良い団体であると思って帰りました。

しかし、昨日、そこからお手紙が、その内容は

1 鈴木の講演会を希望する参加者が多い、2 300名規模の会場でフォーラムを予定している、3 日程の候補は4日間である

都合を聞かせてほしい とのことでした。

私がなにに怒りを感じているかわかりますか???  どんなフォーラムをするのかも決めていないのに、まず、講師を確保し、大規模の会場で・・・・・要するに、営利だけですね。

寂しいことです。営利がなければ、いけないのはわかりますが、あからさまですよね。

その団体とのお付き合いは今後しないようにしたいと思います。

では・・・・





本学ヘルスプロモーション整復学科の学生の頑張りに感謝です。

2013-11-30 11:11:30 | 研究
先日、本学ヘルスプロモーション整復学科の3年生が日本接骨医学会で研究発表をしてきました。

これは、本学S助手の発案で、S助手が私の運動イメージの研究をしてくれておりますので、その先生について学生が研究をして、私が指導するとい計画で始まったことです。

4人の学生さんは、大変積極的で、明るく頑張り屋です。 学会には参加できませんでしたが、良い経験ができたと聞いています。 学生で学会発表とは凄いですよね。 

私は今後も、学科を越えた交流をしていきたいと思います。

彼らのことを 自称「裏 鈴木ゼミ」と呼んでいます。 来週火曜日には彼らと一緒に楽しく語る会を設けています。

彼らの柔道整復師としての将来の夢も聞けると思います。 楽しみです。

では

教員は研究・臨床をしなければいけない

2013-11-30 10:59:14 | 教育
先ほどの理学療法評価が未熟であるという点に関しても補足であるが・・・・数年前に、そのような発表をしたセラピストとゆっくり話したことがあります。

1 運動失調、痙縮が問題点にあがっていることに関しては、「養成校でそのように教わった」、「養成校で使用した教科書にそ
  のように書いてある」とのことでした。私は、馬鹿らしくてそんなことを確かめてはいませんが・・・・・・・
  「その養成校の教員は、臨床を知らないのではないか」と思ってしまいます。

2 養成校で使われている教科書にそのようなことが書かれているのであれば、その書籍の執筆者、監修者は責任がある。
  特に、シリーズで書かれている書籍がありますね。先日もおくられてきた書籍をみてびっくりです。

  うまく、15回シリーズで書かれています。1単位分ですね。面白いですね。でもその内容をみて、そのまま学生に教えても、
  「知識は身につきますが、臨床実習、卒後の仕事には使えないだろうな」という書籍です。

なにが言いたいかというと、世の中にだされた書籍をかえることは難しいですね。しかし、それを教える教員は、学生に噛み  くだき、臨床的な話題をしなければいけないと思います。そのためには、教員こそ、何とかして、「臨床」をするべきです。

沢山の症例はみれなくても、1症例1症例、症例報告を書くぐらいのつもりで、臨床経験をするわけです。

そうしたら、教科書の内容では説明できないいろんなことがわかります。

セラピストを育てるのは養成校の教員です。 養成校の教員が臨床を知らなければ(臨床ができなければ)、良い臨床家は育ちませんよね。

では・・・・


 








昨年、好評でした 1月塾 開催の予定です。

2013-11-30 10:42:49 | 理学療法
昨年、吉尾先生、大槻先生、松田先生、私で「これでいいのか理学療法士」という内容で1月塾を開催しました。
大変多くの方においでいただき感謝しております。また、月刊「スポーツメディスン」にも記事として掲載していただき感謝しております。

来年の1月5日(日)に大阪で1月塾を開催することが決まりそうです。正式に決まりましたら、再度ご連絡いたします。

多くの方のご来場をお待ち申し上げます。

熱くほえる会ですので、新年にはぴったり(??)と思います。




PTの症例報告をみて

2013-11-30 10:30:20 | 理学療法
セラピストの症例報告を読ませていただくことがあります。・・・といいますか、時期的にかなり多いです。

私が常に強調するところは、「症例紹介」から「理学療法評価」の妥当性、「理学療法評価」にもとずく「理学療法」、そして、その「考察」が明確にされているかという点です。

しかし、最近は、詳細な「理学療法評価」がなく、「理学療法」を展開している内容がおおいですね。
具体的には、「下肢の支持性低下」が問題点で「下肢への体重負荷練習」のような感じです。この程度のことであれば、セラピストの養成校を卒業しなくても、考えられそうなところです。

「下肢の支持性低下」は機能障害ではありません。なぜ、支持性低下の要因を考えなくてはいけません。

また、「運動失調」や「痙縮」が問題点にあがっている場合もあります。それは症状であり、セラピストはその症状からどのような障害がみられるかがわからないといけませんね。

しっかりしてほしいと思います。

このような内容は、決して、発表者ひとりで考えたわけではありません。その施設のなかでも、発表会をしていると思います。
そのときに誰かが指摘しないといけません。

私は教育者ですので、このような発言になるのかもしれませんが、学生には厳しく、職員には甘いのではないですか???

実習地訪問にいきますと、学生の評価で「問題点の関連性がわかりませんね」とか、「統合と解釈ができませんね」とかいう評価がありますが、セラピスト全体でそのような傾向があるのではないかと思います。

臨床実習指導者はその施設の代表的なセラピストですよね。学生に対して指導するくらいに、自らの部下の欠点を導きだしてほしいですね。

少し熱くなりました。学生を愛していますので・・・・また、患者さんが幸せになっていただきたいので・・・・・・