昨日、臨床実習の学生の自殺の話題にあがっていましたね。教育者として、本当に残念な話です。また、学校名、病院名も出していましたので、個人情報保護の点では疑問になりましたね。ブログ、Facebookでは、学校の対応の問題、臨床実習指導者の問題を指摘していましたね。
ここで考えないといけないのは、「学生にとって臨床実習とはなにか?」ということです。
関西医療大学で強調しているのは、「臨床実習は学内教育の体験学習である」ということです。決して、全く知らないことを学ぶ機会ではなく、学内教育の内容を臨床実習で体験することでないと、養成校の存在意義なんてないと思います。
本学は、トップダウン評価で障害を評価します。私の授業では、1年生の最初の授業から患者さんの基本動作のビデオをみて、「どの実用性が低下しているか」、「その問題点はなにか」をディスカッションします。その問題点の抽出、いわゆる機能障害レベルの問題点の抽出をするときに、解剖学、生理学、運動学の知識が必要になるわけです。そのような教育を学内でおこない、臨床実習でもトップダウン評価でお願いしています。トップダウン評価が臨床において理学療法士と勤務する場合には重要であると感じているのでそのような指導をしているわけです。ボトムアップ評価にも多くの良い点があることは知っています。
大事な点は、養成校の教育内容と臨床実習の指導内容を一致させることです。
養成校にお願いしたいのは、良い理学療法士になる臨床実習のシステムは何かを考えて、学内教員で統一することです。同じ学校の教員、ある教員はトップダウン評価がよい、別の教員はボトムアップ評価がよいというような学内での不一致をなくすことが大切です。
指導方法もクラークシップ方式がよいのか、それ以外の方がよいのか、また、レポートを課題として作成させる方がよいか、課題にさせなくてもよいのか・・・などなど、養成校で一致させることが大切です。この一致した考え方を臨床実習指導者にお願いすることです。
「学生は臨床実習指導者のやり方にあわせますので、施設の指導方法でお願いします。」という話を聞きます。これが最もよくない。教員が責任を取っていないということになります。
また、昨日のニュースで、臨床実習指導者の責任があると言っている方もいますが、臨床実習指導者は患者さんの理学療法をしながら学生指導もするわけです。大変なことです。
私は、大学の附属診療所で理学療法士として勤務しながら、学生指導をする場合がありますが、大変気を使います。「臨床実習指導者の熱い感性をわかってついてこい」という気持ちはよくわかります。しかし、その時です。教員の対応が大切になります。最後まで行かせるのがよいわけではありません。実習生を臨床実習で落とす場合、学校として落とすことが大切です。本学は、実際に教員が指導して、学科長である私が合否を決定します。
どのような臨床実習の方法が良いか否かは別にして、養成校と臨床実習地の指導方法が同じであることが大切である。また、最後に言いたいのは、「臨床実習に行かせている学生は、臨床実習で合格できる学生であるという信念をもって、最大限にフォローする。しかし、どうしても駄目な学生は、再度、教員が判断して、合否を決定する。」です。私は教員ですので、どうしても教員の問題を考えてしまうわけです。
では・・・・
ここで考えないといけないのは、「学生にとって臨床実習とはなにか?」ということです。
関西医療大学で強調しているのは、「臨床実習は学内教育の体験学習である」ということです。決して、全く知らないことを学ぶ機会ではなく、学内教育の内容を臨床実習で体験することでないと、養成校の存在意義なんてないと思います。
本学は、トップダウン評価で障害を評価します。私の授業では、1年生の最初の授業から患者さんの基本動作のビデオをみて、「どの実用性が低下しているか」、「その問題点はなにか」をディスカッションします。その問題点の抽出、いわゆる機能障害レベルの問題点の抽出をするときに、解剖学、生理学、運動学の知識が必要になるわけです。そのような教育を学内でおこない、臨床実習でもトップダウン評価でお願いしています。トップダウン評価が臨床において理学療法士と勤務する場合には重要であると感じているのでそのような指導をしているわけです。ボトムアップ評価にも多くの良い点があることは知っています。
大事な点は、養成校の教育内容と臨床実習の指導内容を一致させることです。
養成校にお願いしたいのは、良い理学療法士になる臨床実習のシステムは何かを考えて、学内教員で統一することです。同じ学校の教員、ある教員はトップダウン評価がよい、別の教員はボトムアップ評価がよいというような学内での不一致をなくすことが大切です。
指導方法もクラークシップ方式がよいのか、それ以外の方がよいのか、また、レポートを課題として作成させる方がよいか、課題にさせなくてもよいのか・・・などなど、養成校で一致させることが大切です。この一致した考え方を臨床実習指導者にお願いすることです。
「学生は臨床実習指導者のやり方にあわせますので、施設の指導方法でお願いします。」という話を聞きます。これが最もよくない。教員が責任を取っていないということになります。
また、昨日のニュースで、臨床実習指導者の責任があると言っている方もいますが、臨床実習指導者は患者さんの理学療法をしながら学生指導もするわけです。大変なことです。
私は、大学の附属診療所で理学療法士として勤務しながら、学生指導をする場合がありますが、大変気を使います。「臨床実習指導者の熱い感性をわかってついてこい」という気持ちはよくわかります。しかし、その時です。教員の対応が大切になります。最後まで行かせるのがよいわけではありません。実習生を臨床実習で落とす場合、学校として落とすことが大切です。本学は、実際に教員が指導して、学科長である私が合否を決定します。
どのような臨床実習の方法が良いか否かは別にして、養成校と臨床実習地の指導方法が同じであることが大切である。また、最後に言いたいのは、「臨床実習に行かせている学生は、臨床実習で合格できる学生であるという信念をもって、最大限にフォローする。しかし、どうしても駄目な学生は、再度、教員が判断して、合否を決定する。」です。私は教員ですので、どうしても教員の問題を考えてしまうわけです。
では・・・・