パナマ運河の殺人 | ||
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読了日 | 2001/9/13 |
著 者 | 平岩弓枝 | |
出版社 | 角川書店 | |
形 態 | 文庫 | |
ページ数 | 294 | |
発行日 | 1991/01/25 | |
ISBN | 4-04-163012-6 |
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ちょうど1年前に読んだ「葡萄街道(ワインロード)の殺人」(72.参照)に次ぐ、平岩ミステリー。
今作も、タイトルでわかるように海外が舞台である。アガサ・クリスティが夫君のマックス・マローワンの遺跡発掘の旅に同行して、その土地を舞台にしたミステリーを生み出したように、平岩女史のミステリーも海外旅行の副産物か?
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今回の主人公は、旅行会社のツアーコンダクターだ。
鶴賀百貨店はL.A.支店のオープン三周年を記念してL.A.からパナマ運河を越えフロリダに到る豪華クルーズを行うことになった。社長の関原英四夫妻・会長夫人も加わり三百人を上回る参加者の世話をするチーフコンダクターにM旅行社の牧野蘭子が指名された。
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著者は多くのテレビドラマの脚本を手がけているように、小説の世界でも、ごく自然に映像を思い浮かべることができる。
難しいトリックを駆使したり、密室殺人が出てくるわけでもないが、ミステリアスな人間ドラマが進行していく様が僕は一級品のミステリーだと思うのだ。
ということで、僕は次第に平岩ミステリーに惹かれて行く。
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