青い風景画 | ||
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読 了 日 | 2005/10/10 | |
著 者 | 仁木悦子 | |
出 版 社 | 講談社 | |
形 態 | 文庫 | |
ページ数 | 272 | |
発 行 日 | 1988/07/15 | |
ISBN | 4-06-184250-1 |
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年に入ってから著者の本を積極的に読んでいる。本書で8冊目だ。この前、後に続くミステリー作家に多大な影響を与えている旨を書いたが、今回の短編集を読んで、ますますその意を強くした。
本書には私立探偵・三影潤の活躍する表題作と、まぼろしの夏、光った眼、偽りの石、遮断機の下りる時、の全5編が収録されており、それぞれ登場人物が違う作品で構成されている。そして、ある作品などは、現在活躍中の作家の作品だと思って読んでも、全くそうだと思えてしまうものもある。
5編すべてが良い作品だと思うが、中で特に好きな作品をあげれば、もうじき4歳になる娘の美加が拾った指輪が事件の発端となる、主婦・昭子の探偵振りを描く「偽りの石」と、鉄道自殺をしようとしたピアニストの青年が、目の前で同じく電車に向かって飛び込もうとした若い女性を助ける、ドラマにもなった「遮断機の下りる時」だ。
# | タイトル | 紙誌名 | 発行月・号 |
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1 | 青い風景画 (オセロは告げる 改題) |
小説推理 | 昭和57年5月号 |
2 | まぼろしの夏 | 小説現代 | 昭和58年10月号 |
3 | 光った眼 | 小説現代 | 昭和59年3月号 |
4 | 偽りの石 | 月刊カドカワ | 昭和59年9月号 |
5 | 遮断機の下りる時 | 小説現代 | 昭和59年10月号 |
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