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1750.がん消滅の罠 完全寛解の謎

がん消滅の罠 完全寛解の謎
読了日 2017/06/22
著 者 岩木一麻
出版社 宝島社
形 態 単行本
ページ数 325
発行日 2017/01/26
ISBN 978-4-8002-6565-4

 

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回書いたように、6月21日(水)午前10時から太陽のしずく(社会福祉法人薄光会が運営する生活介護事業所の一つ)で、7月2日に行われる天羽支部会(太陽のしずくを利用する周辺地域の障害者と、ケアホーム入所者、それぞれの保護者の組織)の事前打ち合わせが役員4名、事業所側からはケアホームCOCO(これも太陽のしずく同様薄光会が運営するケアホーム6棟を管理する事業者である)の管理者・I氏と、太陽のしずくの施設長・I氏(どちらもI氏だが同じ姓ではない)が加わり6名の会合は、いろいろと支部会の女性役員から有意義な意見がたくさん出て、盛会裏に終わった。
保護者・家族の会は事業所ごとに五つの支部があるが、我が天羽支部会は他の支部会と差別化を図ることの一つに、毎回支部会報を発行しているが、今回で第9号を発行の運びとなった。
ところが支部会の立ち位置というか、その存在意義がこのところ多少あいまいになりつつあるので、今一度初心に帰って、その在り方を見直そうということになったのだ。
4月から新たに役員となった女性お二方は、積極的にそうしたかかわり方を見せて、支部長や僕の男性陣を圧倒する。そうした有効な意見を事業所あるいは本部に上げて、支部会をよくするだけでなく、薄光会の在り方まで正そうとする動きは、いや、本部が別に不都合を行っているという意味ではなく、より良い方向にもっていこうという意味だ。
社会福祉法人制度改革という、厚生労働省が打ち出した法制度の変換を機に、今まで以上に法を遵守してなおかつ、法人の発展に皆で努力をしようということなのだ。素晴らしいことではないか! と、自画自賛しておこう。

 

 

といった誠にいい話の他に、悪い話題もあるのだ。会合のあった前日、つまり6月20日のことだった。
カミさんと近くのショッピングセンター・イオンタウンに出掛けた時のこと。カミさんを店の中において、僕は駐車場に戻り入り口に近いところに車を移して、入り口前の歩道を店に向かって歩き出した途端左から来た軽乗用車に左手をはねられたのだ。サイドミラーに当たった手を抱えるようにして、僕はその場にしゃがみこんだ。
相手の車はすぐに止まって「すみません」といいながらドライバーが下りてきた。
しばらくはひどい痛みだったが、間もなく痛みが引いてきたので、僕は相手の名前を聞いて済まそうと思っていたら、僕と同じ年代―いや僕よりはいくらか若かったか―の男性は、あと面倒なことになると困るからと、警察や保険会社に電話していた。
困ったなと思いながら、買い物が終わったカミさんを車で待たせて、警察官が来るのを待った。少し待ってから来た警官に、「病院に行って、診断書をもらってきてください」と言われただけで、僕の方は被害者なのですぐ解放された。
帰宅して間もなく保険会社から電話があって、病院名と行く日にちを聞かれた。どこの病院でもよかったのだが、行きつけの病院がいいだろうと病院名を告げて電話を切った。ところが当日は午後が休診だったので、翌日は会合があったから、やはり午後になるなと思いながら翌日の用意をしていたら、手の腫れが引いて痛みもすっかり治まった。大したことがなく良かったが翌日の会合は、活発な会合となって午前中で終わる予定が少し伸びて午後1時半ごろになった。
急いで病院に向かったが少し待たされて、診察が終わったのが3時近かった。昼食前で腹が減ったが事故はいろいろと関係のない不都合まで招くものだ。まあ、手だけで済んだから、不幸中の幸いということにしておこう。

 

 

島社の「このミステリーがすごい!」大賞受賞作には、僕の好みの作品が多く(といっても中にはそうでないものもあるが・・・・)、できるだけ見逃さないようにしてはいるが、次々と出てくる新作を全部把握するのは容易ではない。
本書は2016年、第15回のこのミス大賞を受賞した作品で、僕のその存在を知ったときには、数十名の図書館予約者がいて、借りるまでにかなりの時間がかかった。前にも書いたように木更津市立図書館よりも、市原市立図書館の方がいくらか早く順番が回ってくるから、市原市立図書館へ予約しておいた。
このことについては、今月8日の「漱石先生、探偵ぞなもし」のところでも書いた。読み終わった同書を返しに行ったら、本書が来ているとのことだった。
もう少し早く借りられたかもしれないと思ったが、ここ1週間ばかり前回書いたように、僕は会報作りで忙しく読書に時間を取れなかったので、ちょうどいいタイミングだった。
こうした大賞への応募作の審査で、審査員たちが名作だと認定して、受賞に至った作品はおおむね売れ行きも好調だし、僕のように図書館利用者の間でも、順番待ちに長い時間を待つことになるくらいの人気作となるのは、やはりミステリーとして―いやミステリーとしてばかりでなく―傑作なのだろう。
しかし、村上春樹氏の例を挙げるまでもなく、日本の作品も海外で人気作となっている例も、多くなっていると聞くのに、なぜ日本のミステリーが海外で人気作とならないのだろうと、いつも不思議に思う。

 

 

その昔は英語圏の国に比較して、日本の文芸作品は翻訳の関係かどうかは知らないが、海外で評価を得るのは難しいとされていたこともあった。だから、僕などは古今のミステリーの傑作といえば、大方、英米の作品が占めるものという先入観があって、今でもその思いは変わらずに持ち続けている。
やはり英語で書かれたものの方がとっつきやすいのだろうが、しかしどこの国だって翻訳されて出版されるのだろうから、読みやすさは変わらないだろうと思うが、生活習慣などの違いが影響するのか? 僕がそんなことを嘆いてもどうにもならない。
確かアメリカ探偵作家クラブ賞だったと思うが、何年か前に東野圭吾氏の作品がノミネートされたと聞いて、いよいよ日本のミステリーも正当な評価を受けるようになったか! そんな気になって喜んだ。残念ながら受賞は逃したが、今後も日本の作品が海外の賞にノミネートされることが有りそうな気がして、日本のミステリー作家も力が入るのではないか、などと思ったが、まあそれほど海外での評価を気にしている作家は多くないか。
いずれにしても、世界が舞台となれば作品のスケールも大きくなって、読み応えのあるストーリーも生まれるだろうと思う。

我が国のミステリー作品も、物語の舞台を海外に取ったり、登場人物のすべてを外国人にしたりと、海外にも読者を求めているのか、と思われるようなものも少なくないから、いずれは海外のミステリー文学賞を総なめにしたりする作品が、近い将来現れるだろうと一人勝手な思いを抱いている。

本書はタイトルからもわかるように、メディカルミステリーだが、従来の作品と異なるのは本格ミステリーだということだろう。医学的な理論をもとにしながら、読者を納得させる推理でミステリーを解明するという点が、ミステリーのファンを魅了するところだと思う。
現在では画期的な治療法がまだ解明されていない、癌についての新薬の問題とか、治療法にかかわるミステリー作品も数多くあるが、衝撃的ともいえる題材を取り扱いながら、本格推理となっているところが素晴らしい。
と、同じようなことを書いてもつまらないが、ストーリーは面白い。 道理で順番を待つ読者が多いはずだ。しかし、こうした面白い作品は何かの拍子でどっと広まるものらしい。
僕も読み終わったから早く返して、一人でも多くの読者に読んでもらう努力をしなければ。

 

 

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