御宿かわせみ(上) | ||
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読了日 | 2002/8/14 |
著 者 | 平岩弓枝 | |
出版社 | 文藝春秋 | |
形 態 | 単行本 | |
ページ数 | 295 | |
発行日 | 1991/7/15 | |
ISBN | 4-16-362590-9 |
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本書は下巻とともに1980年に文藝春秋から刊行され、NHKでドラマ化されて、その年の10月から翌年3月まで、24週にわたって放送された。
ドラマは大方の好評を受けて、さらに翌82年10月から23週にかけてシリーズ第2弾が放送された。第1、第2シーズン合わせて46話がドラマ化されたことになる。好感の持てる俳優さんたちの好演で、僕も毎週楽しく視聴した。もう20年以上前のことだから、僕もまだ若く?主演の俳優さんたちも若かった。それから10年近くもたった頃、行きつけの本屋さんで、本書を見かけて、懐かしく思い購入した。そして、さらにまた10年が経過して、ようやく読んだ。
本書(上巻)には下記の通り17編が収録されているが、ドラマの脚本を担当した大西信之氏の脚色が割りと原作に忠実だったので、ドラマを思い浮かべながら、興味深く読んだ。
どこかの雑誌で読んだ著者の対談で、江戸の町並みを想定して、距離感を実感するために歩いて見るのだそうだ。江戸時代の話だから取材という訳には行かないだろうから、資料を調べるだけでも大変なことだろうと想像する。だが、驚くべきは、現在もまだ、このシリーズは書き続けられていることだ。いつかはこの長寿のシリーズを全作読んで見たいものだ。
# | タイトル |
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1 | 初春の客 |
2 | 花冷え |
3 | 卯の花匂う |
4 | 秋の蛍 |
5 | 倉の中 |
6 | 師走の客 |
7 | 江戸は雪 |
8 | 玉屋の紅 |
9 | 江戸の子守唄 |
10 | お役者松 |
11 | 迷子石 |
12 | 幼なじみ |
13 | 宵節句 |
14 | ほととぎす啼 |
15 | 七夕の客 |
16 | 王子の滝 |
17 | 秋の七福神 |
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