はじめてのマンドリン

ある日突然、マンドリンの音色に恋をした
初めて手にした時から、ささかやかな感動を綴っています

本「危険なビーナス」

2017-10-13 16:55:14 | 本・映画・ドラマ
東野圭吾さんの「危険なビーナス」を読みました。
感想など綴ってみたいと思います。

bookデータベースによると、
『弟が失踪した。彼の妻・楓は、明るくしたたかで魅力的な女性だった。
楓は夫の失踪の原因を探るため、資産家である弟の家族に近づく。
兄である伯朗は楓に頼まれ協力するが、時が経てば経つほど、彼女に惹かれていく。』

弟とはいえ、義弟であり、全くと言っていいほど交流がない弟だったので、
仕事は何をしているのか?どこに住んでいるのか?結婚したことさえ知らなかった。

主人公の伯郎さんは、今までの東野さんの作品に出てくる男性像とは少し違っていて、
やや軽薄(?)な感じが、私には、あまり好ましく思えず、魅力的な人間像では
なかったのが、ちょっと残念。
きっと、魅力的な人物像なら、もう少しこの本の印象も変わったんじゃ?なんて思えたり。

でも、そうか、、危険なビーナスに翻弄される主人公でなければいけないので、
そういう設定も仕方がないのかな。

今回は、誰が犯人なのか?最後まで見えない展開だったので、ぐいぐい先を読みたくなった。
予期しなかった(目立たない)人物が犯人で、驚きました。

東野さんの小説は、大抵、何か社会問題みたいなものをテーマにされていることが
多いような気がするのですが、今回は、、あまりそういうことも、強くは感じませんでした。

疎遠だった、義理の兄弟、従妹が、、、思ってたほど嫌なやつじゃないとわかりあえて、
仲良くなれたことが、よかったことなのかな。。なんて思いました。

伯郎さんの、新たな恋の予感も^^
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